ごきげんようでござる!
デストロン軍団ビルドロン部隊4体目はミキサー車に変形する偽装兵、ミックスマスター(34、ミックスマスター、980円)でござる!
本品は1985年に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」商品として単品販売と6体合体セットの2種類が販売されたでござるが、付属の説明書や本体仕様は共通でござる。
なお、商品的には1984年販売のダイアクロン商品の建設車ロボ(No,6、ミキサー車、980円)後期販売版の成型色変更で、シークレットエンブレムなどのシールが貼付された商品でござる。 (写真は付属シールを貼っていない状態)
さてさて本品のヴィークルモードはミキサー車でござるが、造形は大味で、ヴィークルモードのギミックは転がし走行とミキシングドラムが手動で回転するくらいしか特長がないでござる。
まあ、元はダイアクロン商品の流用なので、むりやり貼付したシークレットエンブレムが目立つのが御愛嬌でござるよな。
しかし、本品はビルドロン部隊では唯一本体にミサイル発射ギミックが仕込まれており、6体合体時はデバスターの左足を担当し、武器パーツが付属するでござる。
なお、武器パーツである太陽エネルギー・ビームライフル(ビルドレーサー砲)と、ミックスマスターの手持ち武器であるレーザーピストル(ビームボンバー)を取り付ける事によりアタックモードであるビッグバズーカミキサーが完成するでござる。
うむ、完全な余剰パーツ対策なアタックモードでござるが・・・
ヴィークルモードではミサイル発射ギミックが使用できないのでミサイルパーツ(×2)が余剰パーツとなるのでござるよな。 (笑)
まあ、ミサイルパーツ(予備含む)は余剰パーツに含まない数え方もあるので、コレはコレで正解なのかもしれないでござる・・・
が!
ロボットモードでは両足が繋がったままなので完成度はイマイチなのでござるよな。 (笑)
まあ、脚部はデバスターの脚部も兼ねているので、変形は少々複雑で、このような造形になったのでござろうか?
プロポーションを台無しにした代償がミサイル発射ギミックで穴埋めしているのかもしれないでござるな。 (笑)
ミサイルはスプリング式発射方法で海外版のようにスプリングが弱められている事はなく、ミサイルパーツは双発と単発の2種が発射可能でござる。
設定に有る8000℃の熱線砲とは双発ミサイルの方でござろうか?
と、なると単発ミサイルは・・・ 物が歪んで見える射光機ということになるのでござるかな?
そう! 玩具設定の偽装兵は敵を撹乱するための、さまざまな工作を行う偽装なのでござるが、TVアニメの影響により偽装の意味が変わってしまったのでござるよな?
アニメ本編では様々なものをミキシングして、溶解液やクイックセメントに鉄骨などなどを精製してしまう錬金術士のような役割を行ってしまったので、偽造兵の意味とはイメージが異なるのでござるよな。
なお、ミックスマスターの性格は、あらゆる物を「生きたロボット(?)にでき」地球の支配を望んでいるというのが玩具設定でござるが、アニメ本編では野望は描かれていないでござる。
なお、本品はデバスターの武器も保持可能で、銃撃戦に特化しているようでござる。
まあ、コレが本来の偽装兵で、射光機により敵から自分の身を隠して攻撃する本来の意味だったのでござろうな?