ごきげんようでござる!
前回は大型のマシンロボ商品だったので今宵は小型商品で、600シリーズのクレーンロボ(MR-24、クレーンロボ、600円)の紹介でござる。
本品は1983年にバンダイより販売されたマシンロボ・600シリーズの一品で、少々SFチックなデザインが特長のマシンロボでござる。
さて、クレーン車系変形ロボット玩具といえば、タカラのダイアクロン・カーロボット(NO,20、クレーン車、1800円)も同時期の販売になるのでござるが、説者の資料では販売年までは分かるのでござるが、販売月までは判別できないのでドチラが先に販売されたのか不明なのでござるが、クレーンロボは最初からクレーン車として設計されているだけに、「元祖」と呼べるものではないでござろうか?
本品のギミック的にはクレーンアームの収縮及び旋回が可能でござるので、クレーン車玩具としてみれば、クレーンアームの旋回ができないカーロボット・クレーン車よりも機能的には優れているかも知れないでござる・・・?
が!
肝心のロボットモードではクレーンアームが余剰パーツとなるのでござるよな。 (笑)
まあ、ロボットモードのデザインは作業用ロボット然とした無駄の無いデザインでござるが・・・
ここが、タカラとバンダイのクレーンアームの処理方が違うポイントでござる。
タカラの場合は背中に背負うなどして前から見れば隠れ、横から見ると見栄えは悪いでござるが、クレーン車系変形ロボであることをアピールしている点は評価したいでござる。
そう! クレーンロボはロボットモードでの見栄えを良くしたぶん、クレーンアームが無いと何に変形するロボットなのか分からない欠点があるのでござるよな。 (笑)
まあ、変形合体思想は個人の好みの問題もあるでござるが、拙者的にはタカラ派でござるよな。
本品の箱は、販売次期により異なっているでござるが、拙者の保有品は1986年ごろにブリスターパック仕様で販売された商品で、付属のシールは貼っていない状態でござる。
更に、1983年当時には、ダイキャスト部部が赤く塗装された白いボディーのクレーンロボがセット販売(マシンロボベスト5・コンストラクトシリーズ、3000円)が販売されているでござるな。
なお・・・ 本品は一応、ロボットモードでクレーンアームの取り付けも可能なのでござるが・・・
なんだか釣り人のようでござるよな。 (笑)
まあ、コレはこれで需要がありそうでござるが、何故か「マシンロボ クロノスの大逆襲」仕様で販売されなかったマシンロボでござる。