ごきげんようでござる!
さあ今宵は、クレーン車に変形するビルドマスター4体目!
火山王 ビルドサイクロン (C-021、ビルドサイクロン、1280円)でござる!
本品は2000年に「トランスフォーマー カーロボット」商品としてブリスターパック仕様の単品販売と4体合体セット(C-22、ビルドキング、4800円)の2種が販売されており、本体仕様及び説明書は共通でござるが、付属のカードが異なるでござる。
拙者は合体セットでの購入でござるから、ビルドサイクロン単体のカードは所持していないでござる。
本品のヴィークルモードの造形は、ビルドタイフーン(C-020、ビルドタイフーン、1280円)と対を成すでござるから、構造デザインが似ており、造形的には部分的には細かいものの・・・ 全体では細かいとも大味ともいえず中途半端な感じはあるでござるが、ビルドタイフーンとの差別化を図る工夫や各種の装備品は雰囲気が良いでござるよな。
ただ・・・ クレーン車の特長であるクレーンアームの造形は少々不満の残るものでござる。
そう! 本品のクレーンアームは3~4段階に収縮するクレーンアームの様なデザインでござるが、本品には再現されておらず、クレーン車玩具としては魅力に欠けるのでござるよな。
う~む・・・ 海外名であるハイタワー(日本未販売)の名前が泣くでござるよな。
因みに海外仕様のハイタワーは2001年に販売されており、サイバトロンのエンブレムや塗装が追加されているでござる。
しかし、本品はクレーン車玩具では再現される事の少ない車体固定用のジャッキがフロントバンパー部に折りたたまれており、運転席内部には操縦者ならぬハンドガン(クレーンマグナム)が収納されているのが無駄に細かい設計なのでござるよな。
更に本品のギミックモードは、クレーンアームのフックを折りたたむ事に連動して銃身(クレーンキャノン)が起き上がり攻撃形態となるのでござるよな。
奇しくも戦車ぽいシルエットとなるでござるが、ギミックモードでは一番説得力のある商品かもしれないでござる。 (笑)
ロボットモードの変形方法は基本的にはビルドタイフーンと同じでござるが、ブルドサイクロンの頭部は背中に背負ったクレーン部分に収納されている為に変形時には一度取り外す事になるので、他の3人とは少々趣が異なるでござる。
更に本品の脚部は説明書では踵を収納したままでござるが、背中のクレーンユニットが重いので踵部を展開したほうが自立させやすいでござる。
まあ、カラーリングは赤で派手でござるが、顔は地味なデザインでござる。
しかし、体格と合間って無口で肉体派のキャラクターの様にも見えるでござるよな。
更に本品は銃器系武器が付属しており、小型のハンドガンが良いアクセントなのでござるよな。
更に背中のクレーンキャノンを展開できるので、ビルドマスターでは遠距離戦に特化した存在でござる。
本品の可動と銃器を構えたポージングが実に似合う商品なのでござるよな。
無論クレーンキャノンは背中に装備するよりも手持ちにすることで、更に魅力があがるのでござるよな。
マッチョな男にはゴッイ武器が似合うのと同じで絵になるのでござるよ。
うむ、ロングライフルとクレーン車の組み合わせは間違っていない訳でござる。
本品を見ていると殆ど動かないマクレーン(建設合体1、マクレーン、1980円)が不憫で 、リメイクしてもらいたいものでござるよな。
さて、ビルドサイクロンの設定は、ビルドマスターの知恵袋的な存在らしく、元々は火薬倉庫の管理者とかセイバートロン星のコンピューター・ベクタープライムの警護係を務めた事がある経歴をもっているそうでござる?
元々は軍人だか民間企業に転職したトランスフォーマーという訳でござるかな?
まあ、拙者はTVアニメ本編を見ていないので、ビルドサイクロンの描写が如何に描かれていたのかは分からないでござる。
更に役職名の火山王も、意味不明なのでござるが・・・
某TVアニメにて火山火口に下降するために、クレーンが使われていたでござるが・・・
それは、まったく関係なく赤ボディからくるイメージなので、火炎王でもよさそうでござるが、炎の司令官ファイヤーコンボイ(C-001、4980円)とキャラが被りそうなので火山王なのでござろうな?
因みに今回の写真数が多いのは拙者の趣味であり、クレーン車としてのヴィークルモードよりもロボットモードでの遊び勝手の良い商品で、カーロボット商品ではお気に入りの一品なのでござるよな。
更に本品はクレーンキャノンを逆手で保持する事も可能なのでポージングの幅が広がるのでござ!
さあ! 次回はビルドマスター4体によるトルネード合体でござる!