ごきげんようでござる!
ビルドマスター3体目は大型ダンプカーに変形する・・・
砂漠王 ビルドタイフーン (C-020、ビルドタイフーン、1280円)でござる。
本品は2000年に「トランスフォーマー カーロボット」サイバトロン商品として、ブリスターパック仕様の単品販売と4体合体セット(C-022、ビルドキング、4800円)の2種が販売されているでござるが、本体の仕様及び説明書は共通で、付属のカードが異なるくらいでござる。
なお、本品のヴィークルモードは大型ダンプカーでござるが、全体的なシルエットは良好なものの運転席周りの造形にはイマイチな不満があるでござる。
しかし、転がし走行や荷台は可動するのでダンプカー玩具としての威厳は保っているでござる。
更に本品に搭載されているギミックモードはダンプカーらしからぬ噛み付き攻撃ギミックなのでござるよな。 (笑)
その名も・・・
「ガブットバケット!」
荷台を前方に回して噛み付くというギミックは、ブルドーザーならまだしも、ダンプカーとしての機能は間違っているでござるな。
まあ、それこそバケット(荷台)は鍵鋏(トラバサミ)状に可動するので、ビルドタイフーン(海外名、ヘビーロード、日本未販売)の海外名はグリムロック(日本名、C-019、ビルドハリケーン、1280円)でも良かったのではないでござるかな?
因みに海外仕様のヘビーロードは、サイバトロンのエンブレム及び塗装(汚し塗装?)が追加されているので、ちょっぴり豪華かもしれないでござる。 (笑)
さあ! ロボットモードはゴッイ体型で、背中に背負った荷台が如何にもダンプカー系変形ロボらしいデザインでござる。
更に頭部は地味なデザインでござるが、ニヒルな表情で造形されているために、嫌が上でも個性の強そうなデザインでござる。
ビルドハリケーンの設定はビルドマスターの参謀格にあたり、優れたパワーと装甲は攻守に優れており、敵を翻弄する話術も心得ているようでござる?
なお、本品の脚部は大きく接地性も高いのでござるが、踵部分(?)を展開させることにより、更に接地面積が増えるので片足立ちも可能でござる。
背中のガブットバケット(荷台)は取り外して盾とし保持が可能であり、そのまま攻撃にも使用できるでござる。
銃火器系の武器がないビルドタイフーンでござるが、そのぶん格闘戦に優れているようでござる。
なお、銃火器を持たないところが民間仕様ぽいデザインでござるが、米国では一般市民も銃器の所持が許されているので銃火器が無いから民間人ちゅー考えは通用しないでござるよな。 (笑)
ならば、なぜにビルドタイフーンは銃火器系の武器を所持していないのでござろうか?
答えは簡単でござる。 米国式に云うならば・・・
「銃器所持は持つのも持たないのも自己責任!」
「自分の身は自分で守れ!」
即ち、個性でござる!
個人の尊重と尊厳を守る米国だからこそ個性ですまされるのでござるよな。 (笑)
まあ、それは置いておくとして、ビルドタイフーンの役職名である砂漠王とは如何な存在でござろうか?
砂漠で大型ダンプカーが無いとは言わないでござるが、いまいちイメージしにくい組み合わせでござるよな?
せめて、砕石王だったら何となくイメージできるのでござるが?
なお、サイバトロン所属のダンプカー系トランスフォーマーのカラーリングは黄色かオレンジ色がイメージカラーになっているので、黄色いダンプカーを見ればなんとなく、正義側のイメージが強いでござるよな。
無論、緑色の建設車両でもサイバトロンには在籍できるでござるが、カラーリングによる識別は重要だったりするのでござるよな。
なお、本品は2006年に「UNIVERSE」商品として成型色を変更し、デストロン・コンストラクション部隊ロングホール(ロングホール&ハイタワー、日本未販売)の名前で販売されたのでござるが、デストロン商品でも色さえ変われば全く違和感が無いのでござる。 (笑)