1992年展開の日本版トランスフォーマーは前シリーズに続き、サイバトロン・マイクロトランスフォーマー中心であるが、好評だったシックスライナー(C-370、シックスライナー、2500円)の路線を引き継ぎ、マイクロトランスフォーマーの合体戦士を前面に押し出した「合体大作戦」とシリーズ名を変更し、商品番号もTF表記に変更されたでござる!
ちゅー事で今宵は6体の建設車両型マイクロトランスフォーマーが合体する、サイバトロン6体合体戦士隊長、シックスビルダー(TF-01、シックスビルダー、2500円)の紹介でござる!
本品は6体のマイクロトランスフォーマーと合体用パーツで構成された合体セット商品で、単体販売は行われていないでござる。
商品構成はデバスター(37、デバスター、5800円)を意識したリメイク的な商品でござるが、デザインはバランスの良いヒーロー的(勇者ロボ風)なモノであり、当時は日本限定販売だったでござる。
なお、「合体大作戦」はアニメ等は製作されておらず、児童雑誌(テレビマガジン)にのみ掲載されたシリーズであるがゆえに、多くの資料がないでござるが、一応シックスビルダーは本シリーズにおける主役的な立場なのでござろうな?
さて、拙者の保有する「合体大作戦」の資料は少なくて全貌が掴めていないのでござるが、6体合体時には胸部を担当し、シックスビルダーチーム(ビルドチーム)のリーダーと思われるのがバケットローダーに変形するグランアームでござる。
商品はバケットアームが可動するものの、大味な造形と露出した頭部と腕パーツ等などでイマイチ完成度は良くないでござるよな。
ロボットモードも大雑把で、バケットローダーの前輪が腕の前に配置されているために、腕の可動の邪魔にしかならないデザインは頂けないでござるよな・・・
なお、本品にはグランアームの性格や能力は記載されていないでござるが、2003年に再販売されたマイクロマスター版(6体合体騎士、シックスビルダー、全12種格300円)のグランアーム(④、グランアーム、300円)では、チームのお笑い担当で、チーム1の防御力を誇そうでござる。
続いて2体目は、6体合体時は腰部を担当し、ブルドーザーに変形するクラッシュブルでござる!
本品のカラーリングは完全なビルドロン調なのが気になるでござるが、小さいなりにモールドは細かく、ブレードアームの可動やキャタピラもダミーでござるが転がしも走行可能でござる。
ロボットモードのデザインは取り立てて目新しさはなく、ブルドーザー系キャタピラ装備型のトランスフォーマーでは一般的なキャタピラの処理でござるが、バランスは良いでござる。
が・・・ 可動範囲が狭いのが難点でござるな。
本品ではクラッシュブルの設定が記載されていないでござるが、マイクロマスター版(①、クラッシュブル、300円)ではビルドチームのリーダーとして記載されており、設計士であり、物事を計画的に進めるが、人情に厚く涙もろい性格(計算高い江戸っ子気質?)のようでござる。
なお、マイクロマスター版は別次元のシックスビルダーとも考えられる為に、リーダー表記や体色などが異なっているのでござるが、マイクロマスター版は「合体大作戦」以前の物語であるとも考えられたりするのでござるよな?
続いて、6体合体時には右腕を担当し、ショベルカーに変形するのがディッガーでござる!
ヴィークルモードでもショベルアームの旋回や可動・折畳みが可能でござる。
なお、窓部分はシール処理になっているので、安っぽい感じはあるでござるよな。
ロボットモードは頭上に後輪を配置した、簡易変形であるマイクロトランスフォーマーらしいデザインで、背中に装備したショベルアームの自重により倒れる事は無いバランスは保っていたりするでござる。
こちらも、デッッガーの設定は描かれていないので、マイクロマスター版(②、ディッガー、300円)の性格を紹介しておくでござる・・・
パワー自慢のムードメーカーで、レクリエーション時の名司会には定評があるそうで、グランアームと共にTV出演したこともあるそうでござる。
続き4体目は6体合体時に左手を担当する、アイアンリフトはクレーン車に変形するでござる!