トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

有りそうで無かった灰色のミキサー車

2009-08-07 16:39:27 | 劇場版・TFR

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ごきげんようでござる!

建設車両系トランスフォーマーの代表格であるビルドロン部隊(37、デバスター、5800円)はチームカラーを黄緑色デストロンのイメージカラーである紫色に身を包んだ事により、以後デストロンでは系、サイバトロンでは黄色系のイメージが出来上がり、たまに赤色などなども登場するのでござるが・・・

以外や以外、灰色のコンクリートミキサー車に変形する商品は販売されていないのでござるよ?

そう!2009年販売の「トランスフォーマー / リベンジ」版ディセプティコン兵士、ミックスマスター(RD-12、ディセプティコンミックスマスター、3990円)が拙者が知る限りでは初めてなのでござるよな?

まあ、ミキシングドラム部分が灰色である商品はあるものの、車体全体が灰色なのは、マシンロボやその他の変形玩具でも見たことがないのでござる。

現実車両でも灰色の建設車両は見るはずなのに今まで商品化されなかったことが不思議なのでござるよな?

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さて、本品は映画「トランスフォーマー / リベンジ」本編にも登場したディセプティコン所属のコンストラティコンの一員で、印象深いヴィークルモードだったりするのでござるが、商品では劇中のディセプティコンのシンボルは造形されておらず、マーキング処理を含め、フロントバンパーやサイドミラーがライトグレーである為に安っぽくなっているでござる。

う~む・・・ メッキ処理は無理でも銀色の成型色に出来なかったのでござろうか?

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まあ、確かに全体の造形の高さで誤魔化されているでござるが、本品はミキシングドラムが回転しないのでござるよな。

この大きさで回転ギミックは無いのは如何かと思うでござるが、ロボットモードの処理を考えれば仕方がないでござるかな?

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しかし、本品にはコンクリート注ぎ口が折りたためる構造であり、映画本編登場にも関わらず、ミキシングドラムにはデカデカとディセプティコンのエンブレムが描かれているのでござるよな。 (英断に拍手!)

更に本品は梯子やサイドミラーなどに軟質素材を使用しており、見た目にもソンをしているようでござるが・・・

コレは如何やら破損防止用の安全対策のようでござるな?

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そう! 本品は一見変形しそうな商品にはみえず、説明書無には何処から変形させていいものか分からないのでござるよ。

ロボットモードへの変形は可也複雑で、下手をすればサイドミラーや梯子は破損する恐れが多いに有る部分で、本品の対象年齢は5歳以上とあるでござるが、5歳児には変形させららないでござろうな?

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さあ、とりあえず悪戦苦闘で変形させたロボットモードでござるが・・・

何か違う・・・

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劇中に一瞬だけ登場(?)したロボットモードとはイメージが違うのでござるよな?

しかも、このロボットモードの体型は・・・

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某TVアニメ「機動戦士Z〇ンダム」に登場するMSのバ〇アランにイメージが似ているのでござるよな。 (笑)

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しかし、一見するとG1版初代ミックスマスター(34、ミックスマスター、980円)とヴィークルモードがミキサー車であること意外、全く似ていないのでござるが・・・

ヴィークルモードでは窓ガラス部分にクリアパープルを使用し、頭上にミサイル発射ギミックと両腕に後輪を配置する共通点があるので、ドチラかと云うと・・・ 通向きの商品でござるな?

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なお、ミックスマスターの設定は、化学・爆発物のエキスパートで何千種もの爆薬・毒薬・毒ガス等を身近な材料から作り出す出す事が出来、武器の生産・改造には重宝する存在で中なのディセプティコンからは頼りにされている存在だそうでござる。

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さて・・・

本品はリベンジ商品の特徴であるメックアライブらしきギミックが盛り込まれているのでござるが・・・

分かりにくい位置に有り気が付かないのでござるよな。 (笑)

その代わりに目立つギミックがトリプリチェンジであるバトルモードでござる!

如何やらバトルモードこそが劇中登場の奇怪なロボットモードのようでござるな?

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・・・あれ?

何か違うでござる?

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確かデザイン画を見たときは逆立ちしているようなデザインだったでござるが・・・

分かり辛い説明書を参考に変形させて、コレ?

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ヤドカリでござるかな~?

う~む・・・ バトルモードと呼ぶには機動性を犠牲にしているでござるよな?

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まあ、アレでござるか某TVアニメ「超時空要塞〇クロス」のSDF-1と同じで変形しないと主砲が発射出来ないのと同じ理由で変形(逆立ち)するのでござろうか?

しかし・・・ 本品はロボットモードでもミサイルは射出可能なので意味はないでござるよな?

となると・・・ 精密射撃の砲台モードと呼ぶべきでござろうか?

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う~む・・・ 詳細は不明でござるが、おそらく本品は途中で設計変更が行われたのでござろうな?

考えられる原因の一つは、安全対策で両腕の爪を軟質パーツに変更した事により逆立ち出来なくなった事が最大の原因でござろうな。 (笑)

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なお、本品は劇中のミックスマスター同様デバステーター(RD-16、デバステーター、15750円)に合体する事は出来ない商品でござる。

コレで合体ギミックを持たせれば大いに称賛できたのでござるが、合体できないのにのイロイロと大人の事情はあるようでござるな。

まあ、拙者的には盲点である灰色のミキサー車の商品化には称賛したいでござるよ。

が、初心者には進められない商品でござるよな。

しかし、本設計こそ玩具事情を知らない映画側デザイナーの賜物であり、今後の玩具展開にも活かしてもらいたいでござるな。