トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ゴールデンラグーンの秘密

2009-08-25 21:11:59 | トランスフォーマー・G1

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ごきげんようでござる!

前回は最新販売のバギーだったので、今宵は日本では最古となるバギー系トランスフォーマーの紹介でござる。

バギー系トランスフォーマーの起源は、1984年に米国でスタートした「TRANSFORMERS」の初期販売版オートボット・ミニコン(ミニボット)商品6体にはミニスパイと呼ばれる小型トランスフォーマー(4種×3色×2)がランダムで付属しており、そのうちの1体がバギー型(モーターライズドTFバギー、日本未販売)だったでござるな。

なお、ミニスパイには固有名称が無く、シークレットエンブレムによるサイバトロンデストロンの合計24種が存在するトランスフォーマーでは最初の販売促進アイテムとなるのでござるよな。

残念ながら日本での販売は行われていないでござるが、商品自体は「変形ミニ戦士」というトランスフォーマーとは関係ない商品として単品販売されているでござる。

ちゅー事で、1985年(日本販売は1986年)に販売されたサイバトロン・地質学者、ビーチコンバー(C-63、ビーチコンバー、500円)こそが、日本販売のバギー系トランスフォーマーということになるでござる。

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ビーチコンバーを含む、1985年販売のミニボットはミクロチェンジ商品の流用ではなく、新規に製作された商品で、同時製作されたミニボットの中では最も完成度の高い商品だと断言できる一品でござる!

なお、日本版パッケージは前期販売のヘッダー付BOX仕様と後期販売のブリスターパック仕様が存在し、ブリスターパック版ではカードが付属しないでござる。

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さて!本品は、戦車(ワーパス、500円+2PTS)やらA-10サンダーボルト(C-62、パワーグライド、500円)から比べれば、バギーは地味でござるが、一番精密にできている為に大味な造形も気に成らないのでござるよな。 (笑)

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商品ギミックとしては転がし走行しかできないでござるが、ロボットモードの変形方法は最も一般的な脚部の展開でござるが、両肩はスライドし、頭部は折畳み式を採用しているでござる。

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おかげで、ロボットモードのプロポーションは左右の足が独立しており、シースプレー(C-64、シースプレー、500円)やアダムス(アダムス、500円+2PTS)よりも、人型らしいプロポーションではあるが、面白味のないデザインでござるよな。 (笑)

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まあ、商品的には完成度が高いのでござるが、地味という欠点が辛いところでござる。

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なお、ビーチコンバーサイバトロン所属でござるが、非戦闘員の地質学者であるために、TVアニメの登場頻度は少ないでござるが、傑作と呼ばれる第31話「ゴールデンラグーンの秘密」では主演(?)を演じており、自然を愛する平和主義者の苦悩は、印象深いベストエピソードとなっているでござるな。

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G1トランスフォーマーが愛される理由は、地味なキャラクターにもスポットが当てられている事でござる。

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なお、商品は武器らしい武器は装備していないのでござるが・・・

設定上の武器は、高性能バギータイヤだそうでござる?

・・・う~む。

敵にタイヤを投げつける平和主義者らしい武器なのでござろうか。 (笑)

しかし、タイヤを投げつけちゃうと、ヴィークルモードで逃げられない捨て身の攻撃でござる。

なるほど! 故にリメイクされた変形×2版ビーチコンバー(C-18、ミニボットアタックチーム、2310円)には予備タイヤが装備されているのでござるよな! (笑)


髭男爵?

2009-08-24 15:52:06 | 劇場版・TFR

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ぼんじゅ~るでござる!

2009年販売の劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」商品は劇中に登場しない玩具オリジナルも多数存在するでござるが、劇中登場の車両が変形することにより、それらしい世界感を作っていたりするでござる。

特にオートボットと行動を共にする米軍の特殊部隊「NEST」は前作の「セクター7」以上に説得力が有る存在であり、NESTの車両であれば、オートボットが交ざっていても違和感がないのでござるよな?

ちゅー事で今宵はNEST所属の戦闘バギーに変形するオートボット戦士、デューンランナー(RA-16、デューンランナー、1260円)の紹介でござる!

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なにより本品が驚かされたのは、スカウトクラスの商品に関わらず、ガトリング砲の銃口に穴が開けられている造形でござるな。

拙者も、店頭にて造形の細かさに感心して即購入した次第でござる!

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しかし! いざ購入して、調べてみると・・・ はめ込みの悪さや、パーツの簡素化など、さほど細かい造形じゃないのでござるよな。

当たり前でござるが。 (笑)

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しかし、大雑把ながらハンドルは造形されており、内側に折りたたんだデユーンランナーの左手がハンドルを保持して見える面白い設計なのでござるよな。

しかも、NESTとオートボットのエンブレムを組み合わせた部隊マークも、なかなかに遊び心があるでござるよな。

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なお、車体にマーキングされている、0318のナンバーは劇中に登場したものかまでは確認がとれていないでござる。

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しかしまあ、商品的には悪くないのでござるが、同じ戦闘用バギーであればランドマイン(MA-19、ランドマイン、2625円)を劇中に登場させて再販したほうが良かったのではないでござるかな? (笑)

ちゅーか・・・ 折角GMとのタイアップなのでござるから、NESTの使用車両もハマーを採用するなどして応援してやればいいものを・・・

結局、ラチェット(RA-08、デザートラッカーラチェット、3999円)と同じくGMからも映画制作側からも見放されていた訳でござるな・・・

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さてさて、本品のロボットモードの変形は複雑そうでござるが、部品数が少なく気軽に変形が楽しめる商品なのでござるよな。

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更に、何と言ってもロボットモードのデザインが良いのでござるよ!

手持ち武器が無いのが残念でござるが、劇場版商品らしく4本指であり、両肩のバルカン砲や、少々メタボ風な胴回りと戦闘車両でありながら、どこか気品のある顔・・・

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そう! デューンランナーの顔の造形はカイゼル髭(八の字髭)にゴーグルという昔の軍人とか貴族ぽい・・・ 否!貴族が道楽で探検をするような感じのデザインなのでござるよな。 (笑)

まあ、髭じゃなく、フェイスガードとか動力パイプなのかもしれないでござるが、一度髭と認識してしまうと髭にしか見えないのでござるよ。 (笑)

そう! トランスフォーマーには髭付きが数人存在するので、髭付きのデザインも十分に有りなのでござる!

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まあ、拙者はデューンランナーの事を、見た目のイメージで髭男爵と呼んでいるでござるが・・・ 

デューンランナーの設定では地位と低い為に貴族ではないでござる。 (笑)

まあ、自称貴族ということにするでござるかな?

「るねっさ~んす!」

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なお、公式の設定では、デューンランナーは、地球に来て初めて砂漠を経験したことにより、今のヴィークルモードは気に入っている訳でもないが、砂漠や山岳に潜むディセプティコンを探すのに適したヴィークルモードであることは認めているようでござる。

・・・なるほど、高級車たるハマーの方が良かったのでござるかな? (笑)

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深読みすればするほど、面白くなるキャラクターの1人でござるな。

因みに、デユーンランナーの場合はドッシリとしたイメージからガニマタの方が似合いそうなのでござるが・・・

以外にもジョジョ立ちも似合っていたりするから不思議なのでござるよ。 (笑)


我が道を行く歴戦の戦士

2009-08-23 23:19:52 | トランスフォーマー スーパーリンク

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーには既存の現在する車両に変形するものもいれば、動物型それ以外のSF風・地球外メカニックに変形するでござるが、ヴィークルモードは本人の任意により定められる場合が多く、たたたま近くに合ったものを選ぶ場合や、自分の趣味に合わせたヴィークルモードを選択するようでござるが、中にはトンデモないセンスの持ち主や、何を考えてヴィークルモードを選んだのか疑問をいだく人たちもいるのでござるよな。 (笑)

今宵は2004年度の「トランスフォーマー スーパーリンク」商品として販売されたサイバトロン・チームロディマス所属のトラフィックガード、ランドマイン(SC-15、ランドマイン、3980円)の紹介でござる!

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本品はランドマイン本体が変形した武装トラック(?)と支援車両(?)のランドクレーンからなるコマンドクラス(ウルトラサイズ)の商品でござるが、日本販売版は電子音ギミックが削除されていたりするでござる。

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さて、ランドマインのヴィークルモードは地球製の現用車両をスキャニングしたとは思えず、ドチラかといえば・・・ 某「マッドマックス」とかの荒廃した未来作品に登場するトラックや建設車両を改造した武装車両ぽいデザインなのでござるよな?

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まあ、TVアニメ本編ではランドマインは、地球に来た事は無かったようなので、地球製車両のデーターを取り込む必要性が無かったのでござろうな?

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う~む・・・ 武装トラックである必要性は感じられないのでござるが・・・

これこそ、趣味なヴィークルモードぽいのでござるよな?

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なお、トラック部分の本体にはギミックが無いのでござるが、牽引(?)するランドクレーンにはギミック満載なのでござる。

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クローラーはダミーでござるが、車輪による転がし走行は可能で、クレーンブームは半旋回と、グレイブフックの巻き取りギミックを備えているでござる。

また、フォトングレネードからミサイル(一発)を発射可能でござる!

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なお、海外販売版(ENERGON)ではランドクレーンに電子音ギミックが組み込まれていたのでござるが、日本では電子音ギミックが不評なのと販売コスト削減の為に廃止されており、スピーカー部の溝(?)やスイッチ部、電池BOXのフタのネジ穴は埋められているようでござる。

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まあ、確かに不必要なギミックでも、最初から付いているギミックを削除されてしまうのは残念でござるな。 (笑)

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そう! 電子音ギミックに拘らなければ十分日本版でも問題が無い商品でござる。

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なお、合体したヴィークルモードはヴィークルスーパーモード表記で、多用途目的の特殊車両と見るのが正解だと思うのでござるが・・・

本形体を土掘り車両(?)と紹介されていたりもするでござる。

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まあ、見えなくもないでござるが・・・ もっと素直なヴィークル名でもいいような気がするでござるよ。

そう、見たままのイメージだと、ガラクタ惑星の住人ジャンキオン系のトランスフォーマーの方が似合いそうなのでござるが、ランドマインと云う名前は、G1トランスフォーマーではプリテンダーであるランダー(C-200、ランダー、1600円)の海外名なのでござるよな。

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そう! ランダーのヴィークルモードも何だか分からない、全天候型探検ヴィークルといい、所謂日本人がイメージするドリル(円錐螺旋のドリル)ではないドリルウェーブガンとクラッシャーブレードを装備したキャタピラではないデザインの地底戦車(?)なのでござるよな?

デザイン的には全く似ていなくとも、機能(性能的共通点)は似ているという、外見よりも中身を重視する米国らしいネーミングは感心できたりするでござる。

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6体合体戦士隊長

2009-08-22 17:21:36 | 合体大作戦

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1992年展開の日本版トランスフォーマーは前シリーズに続き、サイバトロン・マイクロトランスフォーマー中心であるが、好評だったシックスライナー(C-370、シックスライナー、2500円)の路線を引き継ぎ、マイクロトランスフォーマーの合体戦士を前面に押し出した「合体大作戦」とシリーズ名を変更し、商品番号もTF表記に変更されたでござる!

ちゅー事で今宵は6体の建設車両型マイクロトランスフォーマーが合体する、サイバトロン6体合体戦士隊長、シックスビルダー(TF-01、シックスビルダー、2500円)の紹介でござる!

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本品は6体のマイクロトランスフォーマーと合体用パーツで構成された合体セット商品で、単体販売は行われていないでござる。

商品構成はデバスター(37、デバスター、5800円)を意識したリメイク的な商品でござるが、デザインはバランスの良いヒーロー的(勇者ロボ風)なモノであり、当時は日本限定販売だったでござる。

なお、「合体大作戦」はアニメ等は製作されておらず、児童雑誌(テレビマガジン)にのみ掲載されたシリーズであるがゆえに、多くの資料がないでござるが、一応シックスビルダーは本シリーズにおける主役的な立場なのでござろうな?

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さて、拙者の保有する「合体大作戦」の資料は少なくて全貌が掴めていないのでござるが、6体合体時には胸部を担当し、シックスビルダーチーム(ビルドチーム)のリーダーと思われるのがバケットローダーに変形するグランアームでござる。

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商品はバケットアームが可動するものの、大味な造形と露出した頭部と腕パーツ等などでイマイチ完成度は良くないでござるよな。

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ロボットモードも大雑把で、バケットローダーの前輪が腕の前に配置されているために、腕の可動の邪魔にしかならないデザインは頂けないでござるよな・・・

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なお、本品にはグランアームの性格や能力は記載されていないでござるが、2003年に再販売されたマイクロマスター版(6体合体騎士、シックスビルダー、全12種格300円)のグランアーム(④、グランアーム、300円)では、チームのお笑い担当で、チーム1の防御力を誇そうでござる。

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続いて2体目は、6体合体時は腰部を担当し、ブルドーザーに変形するクラッシュブルでござる!

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本品のカラーリングは完全なビルドロン調なのが気になるでござるが、小さいなりにモールドは細かく、ブレードアームの可動やキャタピラもダミーでござるが転がしも走行可能でござる。

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ロボットモードのデザインは取り立てて目新しさはなく、ブルドーザー系キャタピラ装備型のトランスフォーマーでは一般的なキャタピラの処理でござるが、バランスは良いでござる。

が・・・ 可動範囲が狭いのが難点でござるな。

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本品ではクラッシュブルの設定が記載されていないでござるが、マイクロマスター版(①、クラッシュブル、300円)ではビルドチームのリーダーとして記載されており、設計士であり、物事を計画的に進めるが、人情に厚く涙もろい性格(計算高い江戸っ子気質?)のようでござる。

なお、マイクロマスター版は別次元のシックスビルダーとも考えられる為に、リーダー表記や体色などが異なっているのでござるが、マイクロマスター版は「合体大作戦」以前の物語であるとも考えられたりするのでござるよな?

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続いて、6体合体時には右腕を担当し、ショベルカーに変形するのがディッガーでござる!

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ヴィークルモードでもショベルアームの旋回や可動・折畳みが可能でござる。

なお、窓部分はシール処理になっているので、安っぽい感じはあるでござるよな。

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ロボットモードは頭上に後輪を配置した、簡易変形であるマイクロトランスフォーマーらしいデザインで、背中に装備したショベルアームの自重により倒れる事は無いバランスは保っていたりするでござる。

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こちらも、デッッガーの設定は描かれていないので、マイクロマスター版(②、ディッガー、300円)の性格を紹介しておくでござる・・・

パワー自慢のムードメーカーで、レクリエーション時の名司会には定評があるそうで、グランアームと共にTV出演したこともあるそうでござる。

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続き4体目は6体合体時に左手を担当する、アイアンリフトはクレーン車に変形するでござる!

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合体巨大兵士 デバスター

2009-08-20 20:00:30 | トランスフォーマー・G1

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーでは初の合体兵士となり、以後の作品でも合体兵士の代名詞となったのは、建設車両6台から編成されるデストロン軍団ビルドロン部隊が合体し完成する、デバスター(37、デバスター、5800円)でござる!

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本品は1985年に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」商品として、6体合体セットとバラ売りの単品販売版が販売されたでござるが、本体仕様や付属の説明書は共通だったでござる。 拙者は単品版で揃えてみたでござる!

なお、商品自体は1984年に「ダイアクロン」商品として販売された建設車ロボ(ダイアクロン / 建設車ロボ、5800円)の合体構造を改良した後期販売版の一部金型を改修した成型色変更品にシークレットエンブレムを貼付した商品でござる。

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商品仕様は建設車両に変形するビルドロン6体と、デバスター合体時に使用する合体用パーツからなり、それぞれの合体用パーツを取り付けたヴィークルモードがアタックモードとなるでござる。

なお、合体ロボットのオヤクソクとしてはリーダーが存在するのでござるが、ビルドロン部隊にはリーダーが設定されていないのでござるよな?

初期トランスフォーマーのキャラクター設定は米国側が中心だった為に、日本流のキャラクター設定が出来なかったことが原因でござろうな?

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部隊編成は商品番号順に、ダンプトラックに変形する輸送兵のロングハウル(31、ロングハウル、980円)

アタックモードではバトルミサイルタンクとなり、6体合体ではデバスターの腰部を担当するでござる。

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続いて、ショベルドーザーに変形する建築兵のスクラッパー(32、スクラッパー、980円)

アタックモードではジェットウィングドーザーとなり、6体合体ではデバスターの右足を担当し、合体パーツ(ブレストパネル)は胸部に取り付けられるでござる。

なお、TVアニメではビルドロン部隊のリーダー格のような描写が多いために、スクラッパーを実質上のリーダーであるとする意見も多いでござる。

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続いて3体目はクレーン車に変形する衛生兵のグレン(33、グレン、980円)

アタックモードではダブルキャノンクレーンとなり、デバスターの頭部パーツ保有しながら胸部を担当するのでござるが・・・ 

日本的な合体ロボットの設定論とは異なる為に、リーダーとして設定されていない存在でござる?

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お次がミキサー車に変形する偽装兵のミックスマスター(34、ミックスマスター、980円)でござる!

アタックモードはデバスター用の武器パーツ(ビルドレーザー砲)を装備したビッグバスーカーミキサーで、6体合体では左足を担当するでござる。

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さあ5体目はパワーショベルに変形する採掘兵のスカベンジャー(35、スカベンジャー、980円)でござる。

アタックモードはデバスターのアームブロック(右)を装着する事により、ドリルミサイルショベルとなり、6体合体では右腕を担当するでござる!

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そして最後の6人目はブルドーザーに変形する破壊兵、ボーンクラッシャー(36、ボーンクラッシャー、980円)でござる。

アタックモードはデバスターのアームブロック(左)を装着したドリルミサイルドーザーで、6体合体では左腕を担当するでござる。

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ではビルドロン部隊合体でござる!

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フェーズワン

フェーズトゥー!

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デバスターーーー

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パワーと機動力を兼ね備えた合体巨大兵士デバスターは、サイバトロンを壊滅するべく製作されたデストロンの新戦力であり、設定上ビルドロン部隊は本来であれば合体機能は無いようでござる。

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そう、もともとセイバートロン星の建設業務に就いていたビルドロンは、メガトロン(16、メガトロン、2300円)のロボスマッシャーによりデストロン陣営に下った以後、合体機能を追加されたようでござる。

うむ、合体用パーツを必然性を上手く表現した設定だと思うでござるな。

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なお、設定上デバスターの性格は6体のビルドロン全員の意思(脳波)を電気神経網に総合した集合知性体なのでござるが、精神の統合が図れず、知能は低下し破壊と殺戮の本能のみに支配され本来の力を十分に発揮できないものでいるそうでござる。

しかし、TVアニメ登場当初はデバスターの圧倒的な攻撃力には対抗できないサイバトロンは、自軍に引き入れようと画策したでござる。

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なお、日本と米国における合体ロボの考えかたは異なっており、日本における合体ロボは協力・友情などの強調的シンボルなのでござるが、米国では合体は必要なし・・・ 最初から合体しておけば、めんどくさい必然性がいらないシンプルなもので、日本の様式美が理解できない上に、合体による個人個人の意志が奪われることと、強い者の手足にされ利用されるマイナスイメージが先行しており、チームワークを象徴する日本の合体ロボの様式美とは異なるのでござるよな。

故に、日本設定の場合ではチーム全員の意志が統一する事により、スペック以上のパワーを発揮するものでござるが、米国設定だと、精神統一が完全ではないために、本来の力が発揮できないという設定になるのでござるよな?

まあ、お国柄の精神論は宗教事情により異なるので、どちらが正しいとは言えないでござる。

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さて、本品のデザインは如何にも無理やり合体させた左右非対称は逸品であり、明らかに正義側とも思えない無骨な体型とカラーリングはトランスフォーマー商品ととして転生した事は大正解でござるよな。

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デバスター登場以前にも黄緑色の建設車両は存在していたはずでござるが、デバスターの登場により、黄緑色の建設車両を見るたびにデバスターあるいはビルドロンカラーと認識してしまうほどの影響力を与えられたでござるよ。 (笑)

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しかし、本品は統一された合体ジョイントは無いために、可動や合体バリエーション、左肩ジョイントの保持能力不足などなどの、欠点もあるのでござるが、両腕のパンチ射出ギミックはドリルミサイルとの交換は可能であり、日本版はスプリングが弱められていないので射出も可能でござる。

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元はダイアクロン商品だけに、ドリルの魅力が偉観なく発揮されているのでござるが、米国人にはドリルの魅力が分からないようで、TVアニメ本編ではドリルを振り回す描写が無いのでござるよな・・・ (残念!)

しかし! 

完全日本製作の「トランスフォーマーZ」に登場した技術将軍デバスター(未販売)は右肩にドリルが装備されていたりするのでござるよな! 流石は日本製でござる。

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なお、デバスターと云うか、ビルドロンの出生は謎の部分が多く、元々はセイバートロン星出身で、オメガスプリーム(TFアンコール09、オメガスプリーム、10500円)とは旧知の仲であり現在では敵味方というのが定説でござるが・・・

メガトロン様自信が地球で完成させたとか、メガトロン様を製作した技術者の1人だとか、基地建設から雑用・探査・戦闘と扱使われていたりするので、実像が分からないのでござるよな?

そこで、拙者が思うにビルドロンは6人だけではなく、同型のビルドロンが多数存在するのではないでござるかな?

そう考えるとG2版(日本未販売)が2種存在していたり、合体のできないEU版ビルドロン(日本未販売)が存在するのも、なんとなく理解できたりするのでござるよな。 (笑)