向日市物集女町南条にある南条3号墳(円墳、5世紀中頃)は「木棺直葬」だったことが、市教委の7月1日からの発掘調査で分かった。
南条3号墳は1970年代以降の調査で、直径23・5m、高さ3・5mの円墳で葺石や埴輪を伴っていることが分かったが、埋葬施設は見つかっていなかった。今回の調査の結果、古墳中央部に木が腐食したとみられる土が長さ2・2m、幅1・4mの長方形に分布し、木棺を直接納めたことが分かった。すでに盗掘されており、埋め戻された土から、5世紀中頃の円筒形埴輪や須恵器、鉄刀などが見つかった。
木棺直葬は多くの古墳でみられる一般的な埋葬法だが、古墳規模などを踏まえ、向日市域の首長の階層を明らかにする基礎資料になるという。
現地説明会が10日午前11時から行われる。
南条3号墳は1970年代以降の調査で、直径23・5m、高さ3・5mの円墳で葺石や埴輪を伴っていることが分かったが、埋葬施設は見つかっていなかった。今回の調査の結果、古墳中央部に木が腐食したとみられる土が長さ2・2m、幅1・4mの長方形に分布し、木棺を直接納めたことが分かった。すでに盗掘されており、埋め戻された土から、5世紀中頃の円筒形埴輪や須恵器、鉄刀などが見つかった。
木棺直葬は多くの古墳でみられる一般的な埋葬法だが、古墳規模などを踏まえ、向日市域の首長の階層を明らかにする基礎資料になるという。
現地説明会が10日午前11時から行われる。