県教委は20日、塩津港遺跡(西浅井町、平安時代後期)の調査で、小型の神殿の部材15点を確認したと発表した。
県立安土城考古博物館が調査し、多数の建築部材などが出土した。欄干の下部の部材は長さ84cm、組み立てた状態の高さは推定10cm程度。屋根の破風に取り付ける装飾の懸魚(げぎょ)は、高さ13.5cm、幅12.4cmで五角形の木製板で通常より小さい。ほかに金銅製垂木先金具などが出土した。いずれも本殿に使用されるものより小さく装飾性が高いため、県教委は本殿とは別の小型神殿の部材と推定。一辺約70cmの方形の祠(ほこら)の可能性が高いとしている。
神社建築研究の第一級の資料になるとする。
出土した遺物は23日、県立安土城考古博物館で一般公開される。
[参考:時事通信、毎日新聞、産経新聞]
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塩津港遺跡
県立安土城考古博物館が調査し、多数の建築部材などが出土した。欄干の下部の部材は長さ84cm、組み立てた状態の高さは推定10cm程度。屋根の破風に取り付ける装飾の懸魚(げぎょ)は、高さ13.5cm、幅12.4cmで五角形の木製板で通常より小さい。ほかに金銅製垂木先金具などが出土した。いずれも本殿に使用されるものより小さく装飾性が高いため、県教委は本殿とは別の小型神殿の部材と推定。一辺約70cmの方形の祠(ほこら)の可能性が高いとしている。
神社建築研究の第一級の資料になるとする。
出土した遺物は23日、県立安土城考古博物館で一般公開される。
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