歴歩

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奈良市・新薬師寺 金堂前から奈良時代の八角形の柱が出土

2009年08月09日 | Weblog
 奈良教育大が7日、構内にある新薬師寺旧境内の金堂跡の前から、奈良時代8世紀の橋脚とみられる八角形の掘っ立て柱2本が見つかったと発表した。
 柱は金堂跡の南約60mから出土。直径約30cmのヒノキ製で、金堂の中軸線をまたぎ、東西に約3mの間隔で並んでいた。高さは東側が約80cm分、西側が約20cm分残っていた。東側は刃物で削った形跡があった。
 柱穴は一辺約90cmの方形で、柱を支える直径15~30cm大の石が底に詰め込まれていた。
 穴の形が平城京内の寺院建築などで一般的だった方形であることや、柱の直径、穴の大きさ、柱間の距離がいずれも奈良時代に使われていた尺(約30cm)の単位で割り切れることから、時代を判断した。
 奈良時代の寺院では例のない園庭があったことも考えられるとしている。
[参考:共同通信]

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