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和歌山市・井辺遺跡 古墳時代前期の水田跡や集落跡

2014年02月07日 | Weblog
 和歌山市文化スポーツ振興財団埋蔵文化財センターの津秦地区の井辺(いんべ)遺跡の発掘調査で、古墳時代前期(約1700~1800年前)の水田跡や集落跡などが見つかった。 同時代の水田跡が県内で発掘されるのは珍しいという。
 水田跡は、一辺4~5mで10枚近く見つかった。当時の水田は小規模のものが網目状に幾つも集まっていたとされる。
 また、縄文時代晩期(約2500~2600年前)の土器棺墓が出土した。 これまでの調査では、当時、海だったと想定されていたが、人々が生活していた可能性が生じた。
 現地説明会は9日(日)午後1時半から開かれる。 和歌山電鉄貴志川線・神前(こうざき)駅下車、北東に徒歩約10分。
[参考:産経新聞]

過去の関連遺跡
2012.9.29現地説明会
墳丘墓3基と墳丘墓前の竪穴建物棟が出土
遺跡の中央や東側は、弥生時代末~古墳時代初頭の集落遺跡として知られる。今回の調査地は、遺跡の東部に位置し、近隣の調査では、古墳時代初頭の竪穴建物が計9棟みつかっている。今回の調査で、竪穴建物に加えて墳丘墓が3基検出され、古墳時代初頭の短期間に集落域から墓域へ土地利用の変化を確認した。[参考:現地説明会資料]

2011.6.4井辺遺跡(西側) 約1800年前の集落に伴う溝を発見



キーワード: 忌部、斎部、伊部、井辺、員弁
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