鳥取県埋蔵文化財センターは22日、国史跡・青谷上寺地遺跡(同市青谷町)南西部の水田跡(225㎡)にある逆台形状の溝跡(長さ6m、幅4m、深さ0・9m)から約2000年前に中国で作られた青銅鏡「八禽鏡(はっきんきょう)」の半円形の破片1つ(縦8cm、横3cm)が見つかったと発表した。国内での八禽鏡の発見は9例目。
破片には丸い突起や鳥の尾羽部分の文様があったことから、八禽鏡の一部と見ている。完全体であれば、直径約10cmになるという。溝は破片などと一緒に出土した土器の種類から、約2000年前の弥生時代中期に作られたこともわかった。
同センターによると、八禽鏡は前漢末期(紀元前1~紀元1世紀頃)に作られ、権威の象徴や魔よけなどに使われたとみられる。4つの丸い突起と、4対の鳥の文様があるのが特徴。この地にあった集落が大陸などと盛んに交易していた証拠とする。
同遺跡では、八禽鏡の破片は今回の発見現場の北東約150m地点で1999年にも発見されているが、距離が離れていることなどから、別の鏡の破片である可能性が高いという。
現地説明会が24日午前11時~正午に開かれる。
[参考: 読売新聞]
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青谷上寺地遺跡
破片には丸い突起や鳥の尾羽部分の文様があったことから、八禽鏡の一部と見ている。完全体であれば、直径約10cmになるという。溝は破片などと一緒に出土した土器の種類から、約2000年前の弥生時代中期に作られたこともわかった。
同センターによると、八禽鏡は前漢末期(紀元前1~紀元1世紀頃)に作られ、権威の象徴や魔よけなどに使われたとみられる。4つの丸い突起と、4対の鳥の文様があるのが特徴。この地にあった集落が大陸などと盛んに交易していた証拠とする。
同遺跡では、八禽鏡の破片は今回の発見現場の北東約150m地点で1999年にも発見されているが、距離が離れていることなどから、別の鏡の破片である可能性が高いという。
現地説明会が24日午前11時~正午に開かれる。
[参考: 読売新聞]
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