歴歩

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篠山市・ヤケヤノ坪遺跡 弥生時代中後期頃の方形周溝墓7基、鉄斧も見つかる

2011年09月09日 | Weblog
 県立考古博物館(播磨町)は7日、篠山市西岡屋のヤケヤノ坪遺跡で、弥生時代中期後半から後期(1世紀ごろ)の方形周溝墓7基以上が見つかったと発表した。
 一辺4~10m前後の溝から、県内の丹波地域で最も古い鉄斧(長さ約7cm)や死者の供養のために置かれたとされる壺や甕などの土器のかけらが数百点入っており、同館は装飾的な模様から土器の一部を瀬戸内産および播磨産とみている。

 また、同遺跡から南約100mの西岡屋遺跡では、奈良時代後半(8世紀)と鎌倉時代前半(12世紀ごろ)の建物跡計8棟の柱穴が出土した。 このうち奈良時代の5棟は、柱穴の並び方が整然としていることや、馬の形をした祭祀用の人形「土馬」が見つかっていることから、行政機関の倉庫として使われていた可能性があるという。
 両遺跡とも、奈良時代に多紀郡郡衙があったとされる場所に近い。
 現地説明会は、9月10日(土)午後1時半から開かれる。 同市西岡屋の岡野文化会館に集合。
[参考:神戸新聞、朝日新聞]


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