生駒山地西麓に広がる東大阪市池島町の池島・福万寺遺跡で、弥生時代前期~中期初め(紀元前4~1世紀)の大規模な洪水跡が大阪府文化財センターの発掘調査で見つかっていたことが分かった。この一帯は、平安~江戸時代の洪水の跡が発見されているほか、昭和47年7月に大阪府大東市を中心に発生した「大東水害」でも被害を受けており、さらに平成11年8月11日の大雨では、整備中の調整池に雨水が流れ込み、同遺跡がすべて水没する被害も出た。古代から洪水に悩まされ続けた実態が明らかになった。
地表から約5m掘り下げたところ、高さ約1mにわたって弥生時代の堆積土を検出。そのうち、粘土層にはさまれた厚さ50cm以上の砂の層が確認され、大規模な洪水に伴って砂が一気に流されて堆積した痕跡と分かった。
同遺跡一帯は当時、大阪平野の形成以前に存在した「河内湖」岸に位置し、当時は海抜数mしかなかったとみられる。
[参考:産経新聞]
地表から約5m掘り下げたところ、高さ約1mにわたって弥生時代の堆積土を検出。そのうち、粘土層にはさまれた厚さ50cm以上の砂の層が確認され、大規模な洪水に伴って砂が一気に流されて堆積した痕跡と分かった。
同遺跡一帯は当時、大阪平野の形成以前に存在した「河内湖」岸に位置し、当時は海抜数mしかなかったとみられる。
[参考:産経新聞]
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