大河ドラマ50周年の記念すべき年。
平清盛がテーマ。
1972年の大河ドラマ「新平家物語」は仲代達矢さんが清盛役。
40年後の今年、松山ケンイチさんが主役を務めます(今日の新聞にはお子さんが生まれたことが出ていました。重ねておめでとうございます。)。
今年は、平清盛や松ケンが大ブレークすることでしょう。
ということで、宮島・厳島神社を訪れました。
宮島と言えば、大鳥居。高さ16メートル。
現在の鳥居は、明治8年に再建されたもので、平安時代から数えて8代目にあたるものとのこと。
対岸の地御前神社(厳島神社の外宮)を参拝、舟で大鳥居をくぐり本殿に向かうというのが正式な参拝方法ということでした。
それにしても美しい本殿です。
寝殿造の朱色が海のブルーに映えます。
平清盛がベースを作り上げた厳島神社。
そのスケール、構想力、バランス感覚、美的感覚・・・素晴らしいの一言です。
厳島神社は、7世紀推古天皇の時代の創られ、3人の女性の神が本殿に、入口付近の客神社(まろうどじんじゃ)には5名の男性の神が祭られています。
まさに、パワースポットです。
1996年には、原爆ドームとともにユネスコ世界文化遺産に登録。松島、天橋立とともに日本三景の一つでもあります。
珍しいアングルで大鳥居を撮影
この鳥居をくぐると幸運に恵まれると言われています。
京都の神社群、世界遺産の素晴らしさも本当に魅力的です。
しかしながら、京の都は広い。歩いて歩いて歩き回る・・・。
そこがまた良いとも言えるのですが・・・。
実は、京都にも厳島神社があります。
京都御苑を散策している中で厳島神社を発見、たいへん驚きました。
京都御苑の中に平清盛の母も祀られた神社が池の中に浮かんでいます。
珍しい形の鳥居が有名です。
ちなみに京の厳島神社には、年老いた主(ぬし)のような猫ちゃんが2匹、のんびりと日向ぼっこをしています。
宮島は、厳島神社を始めとする五重塔、豊臣秀吉が400年前に建立した千畳敷、多宝塔、大願寺、清盛神社などメインとなる建造物が徒歩10分以内にあります。
京都をぐっと縮小したイメージです。
高齢者や年配の方も安心して歩いて回れるのです。
わたしも宮島の箱庭的な魅力に魅了され、宮島の歴史や文化について趣味としての研究をしています。
廿日市商工会所で実施しているご当地検定「宮島検定」にも合格(ゴールド認定)。
宮島オタクになっています。
また、宮島の最大の魅力は、伊藤博文総理大臣が言うように弥山(みせん)という山にあります。
535メートルの山頂からの眺望は、まさに絶景。
瀬戸内海の島々が宝石のように浮かび上がります。
宮島の森は、まさに原生林。
そこを紅葉谷川などの清流が流れています。
そこを登りきると空海が修行したお寺、消えずの火、恋人たちのスポット等見どころも盛りだくさん。
途中までロープウェイで上がれるため、お勧めです。
山頂には、ストーンサークルのような花崗岩の奇石が多数存在し不思議なオーラを放っています。
ここに来ると巨石からものすごいパワーをいただくことがきます。
まさに、パワースポットです。
一日で回るのであれば、午前中に厳島神社、午後からロープウェイを使って弥山を堪能するというルートがイチオシです。
平清盛ツアーであれば、平清盛が採掘したと言われる呉・音戸の瀬戸見学、呉駅直結の大和ミュージアム(戦艦大和の1/10模型が圧巻)、鉄のくじら館(本物の潜水艦が陸上展示)、広島市内に宿泊、翌日宮島。
世界遺産ツアーであれば、一日目に原爆ドーム、平和公園、広島城、縮景園、広島市内に宿泊、翌日宮島というルートが良いと思います。
また、広島風お好み焼き、焼き牡蠣、焼き立てのもみじ饅頭、アナゴ飯(JR宮島口駅そばの上野屋のあなご飯弁当は究極の一品。駅弁グランプリでは常にトップ3)、地酒と絡める小鰯の刺身、カキ飯などなどB級グルメにとっては感涙のエリアです。
大河ドラマ「平清盛」がブレークする今年。
宮島がスポットライトを浴び続ける1年になると思います。