1/16号の日経ビジネス。
発展を続ける中国の特集を興味深く読みました。
為替の関係もありますが、あと5~8年で日本の賃金ベースに追いつきそうなこと、日本企業からより良い処遇を求めて飛び出す中国人が多いこと、一人っ子政策を主因とする労働力不足など、新たな情報を得ることができました。
特に、藻谷兄弟の中国現場リポートは面白く、「中国の島根県化」「豊かさなき人口減少」といったキーワードは、なるほどと思わせる内容てした。
藻谷兄弟のお兄さん俊介氏は人気アナリスト、弟さん浩介氏はベストセラー「デフレの正体」の著者です。
中国は、日本のように、あるいはかっての英国のように、豊かさを手に入れた後に少子高齢化等を原因として緩やかな衰退、低成長をむかえるのではないという指摘には驚きました。
低水準の豊かさで労働力減少をむかえる世界最初の国になるということです。
いよいよ日本企業のアジアシフトも、中国、ベトナムをパスして、インドネシアやミャンマー、インドへ力点を移す時期に移行したと言えます。
EUショック等を受けて平成の鎖国に入るのか?アジアに新天地を求めてチャレンジするのか?マネジメントのターニングポイントに来ていると思います。