毎年楽しみにしている働きがいのある会社ランキング。
今年も1位は、予想どおりグーグル社。
GPTW社が開発した「働きがい」の定義は、①社員と経営との信頼(信用・尊敬・構成)、②仕事の誇り、そして③他の社員との連帯感の関係性の中で点数化されるとのこと。正社員比率、女性管理職比率、研修時間、能力開発予算等も加味されているようです。年間研修時間が100時間を超える会社があったり、能力開発予算が一人40万円を超える会社もあったりと、驚きの数字が見られます。
「働きがいのある会社」は、逆にいえばハードワークの会社。おんぶにダッコに肩車、ぶら下がり感覚では、絶対に入社できない会社と言えます。
自分自身の志や信念に基づき、専門性を高めつつ、最前線で活き活きと働く・・・。ワークライフパランスというよりは、自由と自立と責任の中で自分の可能性を追及していける会社だと思います。そして、会社としてダイバーシティマネジメント、モチベーションマネジメントに力点を置きつつ社員をエンパワメントしていくという傾向があると思います。
同誌の記事では、正社員比率の高い良品計画、育児支援に積極的なディスコやアサヒビール、社員研修を充実させている日本イーライリリー社、野村総研・・・。どの企業も日本を代表するエクセレントカンパニーです。
今回は、中小企業部門も入っており、外資系のみならず、NPOや税理士法人もランキングに入っています。シューカツに励む学生さんにも見ていただきたい特集です。ただし、やる気とアンビションを持つ人限定です。
1位 グーグル
2位 ワークスアプリケーションズ
3位 プラン・ドゥ・シー
4位 サンバーエージェント
5位 アメックス
6位 日本マイクロソフト
7位 ディスコ
8位 トレンドマイクロ
9位 モルガンスタンレー
10位 アサヒビール →ガンバレ!ニッポンの老舗企業
12位 三井住友銀行
17位 ブラザー工業
もう一度、20歳代に戻り、シューカツするとすれば、ターゲットになる企業群だと思った次第です。自由と自己責任のセルフマネジメント、プロセス&結果両方重視、生涯を通じた専門性開発といった自営業者的なスタンスと行動力が必要だと思います。
記事の中にあったグーグル社の人材担当マネジャーの言葉。
「日頃から自分の業務が社会を変革しているという実感があるからではないか!?」
この視点こそ、最も「働きがい」の開発に繋がるのではないかと感じた次第です。