能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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日本経済の真実がよくわかる本 実務家>経済学者 日本のアキレス腱は資源のみ TPPは日本にとって損 !

2012年01月21日 | 本と雑誌

書店でたまたま見つけた経済入門本。


「日本経済の真実がよく分かる本」 

三橋貴明著 PHP研究所 840円


パラパラ見て即購入しました。

何とこの本840円。

中身もある充実のプライスです。


著者の三橋貴明氏は、新進気鋭の経済評論家・エコノミスト。

略歴によると外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。

「増税のウソ」「本当はヤバイ!韓国経済」をなどがあります。


この本のどこが凄いかというと、スタンダードな正論で直球勝負しているところ。

財政破綻をあおったり、ハイパーインフレだ外貨・MMFだという人たちとは異なるアプローチ。

また、経済学者のような小難しい形而上の話もなく、実にシンプル。

客観的な数字とクールな分析で、世界経済、日本経済を巡る課題を喝破します。


「景気がよくても、不幸な人はいる」


「バブル崩壊の原因は民間企業にある」


「エコカー減税は景気にきく」


「日本では起こり得ないハイパーインフレーション」


「ギリシャと日本の決定的な違い」


「実質金利の高い国、日本」


「為替介入に対して国民は怒れ!」


「増税せずに復興財源は作れる」


「道路整備は地方活性化の要」


「日本は公共事業にもっと投資すべき」


「電力自由化=善の誤りを正す」


「日本のアキレス腱は資源のみ」


「TPPは日本にとって損」・・・


爽快感のある主張に気持ち良くなりました。

ページの片面は図解。

プレッシャーなく読み進めます。

わたしとしては、文字びっちりで情報量を増やしていただきたかったのですが・・・。

混乱真っただ中のどこかの政党の方にも、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。


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