書店でたまたま見つけた経済入門本。
「日本経済の真実がよく分かる本」
三橋貴明著 PHP研究所 840円
パラパラ見て即購入しました。
何とこの本840円。
中身もある充実のプライスです。
著者の三橋貴明氏は、新進気鋭の経済評論家・エコノミスト。
略歴によると外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。
「増税のウソ」「本当はヤバイ!韓国経済」をなどがあります。
この本のどこが凄いかというと、スタンダードな正論で直球勝負しているところ。
財政破綻をあおったり、ハイパーインフレだ外貨・MMFだという人たちとは異なるアプローチ。
また、経済学者のような小難しい形而上の話もなく、実にシンプル。
客観的な数字とクールな分析で、世界経済、日本経済を巡る課題を喝破します。
「景気がよくても、不幸な人はいる」
「バブル崩壊の原因は民間企業にある」
「エコカー減税は景気にきく」
「日本では起こり得ないハイパーインフレーション」
「ギリシャと日本の決定的な違い」
「実質金利の高い国、日本」
「為替介入に対して国民は怒れ!」
「増税せずに復興財源は作れる」
「道路整備は地方活性化の要」
「日本は公共事業にもっと投資すべき」
「電力自由化=善の誤りを正す」
「日本のアキレス腱は資源のみ」
「TPPは日本にとって損」・・・
爽快感のある主張に気持ち良くなりました。
ページの片面は図解。
プレッシャーなく読み進めます。
わたしとしては、文字びっちりで情報量を増やしていただきたかったのですが・・・。
混乱真っただ中のどこかの政党の方にも、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。