音戸の瀬戸に行ってきました。
広島県呉市の音戸の瀬戸(おんどのせと)・・・。
本州と倉橋島を結ぶ、わずか90メートルの海峡。
二本の橋がかかっています。
一日700隻の船が通過する交通の要所でもあります。

音戸大橋・・・第一音戸大橋と渋滞解消のために建設された第二音戸大橋があります。
シンボルの赤色が、映えます。


平清盛(たいらのきよもり)、ゆかりの地です。
京の都、福原と厳島神社、九州をつなぐ瀬戸内海の要所・・・音戸(おんど)の瀬戸の掘削工事。
ここを船が航行できる海路を造ることにより、時間を大幅に短縮することができます。
遅れる工事を推進するために、「日招きの扇」で、お日様・太陽を戻したと伝えられています。
おそらく、ものすごい突貫工事だったのだと思います。

貴族政治の藤原氏を倒し、武家社会の社会を築いた平清盛。
NHKの大河ドラマでも、2回取り上げられました。
仲代達矢さん、そして、平成24年は松山ケンジさんが清盛役でした・・・。

清盛塚
音戸の瀬戸の海の上にあります。



平清盛、ゆかりの地です。
瀬戸内海の水軍(パイレーツですね)を制圧。
海路をおさえた海運物流、ロジスティクスを確立します。
そして、日宋貿易・・・グローバルなお金を産むシステムを構築。
先見性、革新性に富む平清盛のマネジメントです。
京の都東山・六波羅探題で栄華を極めた平家一門。
宮島の厳島神社(世界遺産)も造営。
武家社会の土台を築き上げました。

貴族藤原氏を倒し、武家社会の社会を築いた平清盛。
その権力、実力を、シンボリックに表しています。
それまで、人柱として生身の人間を虐殺した為政者とは異なり、清盛は、人の名前を書いた石を海に投げ込むことにより、人柱という政ごとを回避していたようです。

清盛塚。
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、
諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり、
沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、
盛者必衰(しょうじゃひっすい)の理(ことわり)を顕(あらわ)す。
驕(おご)れる者久しからず。
ただ春の夜の夢のごとし。
猛き人も遂には滅びぬ。
偏(ひとえ)に風の前の塵(ちり)に同じ。
高校時代に覚えた「平家物語」の冒頭を、口ずさんでしまいました。
(今では、齢を重ね、その意味合いも一層分かってきたような気がします)
瀬戸の温泉・・・。


「汐音」・・・「しおん」という日帰りの温泉施設。
なかなか、素敵なネーミングです。
ゴールデンウィーク料金ということですが、800円でオーシャンビューの露天風呂やジェットバス、スチームサウナ、炭酸風呂などを楽しめます。


クルーズ船「銀河」もクールズ中・・・。
この船のパーティに参加したことがあります。
懐かしいなあ。

オーシャンビューの温泉「汐音(しおん)」からは、音戸の瀬戸を通行する船を見ることができます。

音戸観光文化会館うずしお。
売店やレストラン、ギャラリー、ホールを持つ複合施設です。







ちょっと遅めのランチ・・・。
瀬戸内の海の幸を満喫しました・・・。

店員さんも、とてもフレンドリー。
さらに美味しく、いただきました。



ゴールデンウィークも後半戦。
今日からは、広島市内で広島フラワーフェスティバル。
3日間で160万人の人たちが、市民手作りの祭りを楽しみます。
そして、東京ドームでは、ジャィアンツvs.カープの3連戦。
またまた、ビール三昧の三日間になりそうです・・・笑。