世の中には、ソーシャルな課題を解決するために、行動を起こす若き実践者がたくさんいます。
そんな人たちを見ていると、資本主義社会の次にあるものを垣間見ることができます。
ニコタマの蔦屋家電で購入した一冊。
新しい公共空間のつくりかた
馬場正尊+OpenA著 学芸出版社刊 1800円+税
著者は、建築家、東北芸術工科大学准教授。
6名の実践者を取り上げ、その新しい取り組みを紹介していきます。
その人たちの特徴・・・
甘い夢を見ないリアリストによる行動
自分が欲するものから率直に始める
現状の枠組みの上に小さな変革を起こす
キーワードは、実践、行動、リアリズム・・・。
机上のアイデアだけでは、何も変わらないことです。
目次
新しいパプリックをデザインするために 馬場正尊
Chapter1 行政に頼らず、まちを経営する 木下斉(早稲田商店会)
Chapter2 子どももまちも豊かにする保育園 松本理寿輝(まちの保育園)
Chapter3 新しい関係性をつくるプロジェクトデザイン 古田秘馬(丸の内朝大学・六本木農園)
Chapter4 気持ちを投資する21世紀の資本主義 小松真美(ミュージックセキュリティーズ)
Chapter5 自由を形に変えるクリエイティブファーム 田中陽明(Co-lab)
Chapter6 行政は最大のサービス産業である 樋渡武雄市長
著者は、これからの時代のパブリックデザインには7つのキーワードがある述べます。
コンセプト・・・求心力
マネジメント・・・経営
オペレーション・・・運営
コンセンサス・・・合意形成
プランニング・・・企画設計
マネタイズ・・・収益化
プロモーション・・・情報発信
MBAのプログラム、カリキュラムとは少し違う点に、「パブリック」の持つ特性が出ています。
ソーシャルな視点満載の同書からは、インスパイアされます。
特に、若い人たちに読んでいただきたい一冊です。