広島県呉市の下蒲刈町の海辺に建つ西洋館風の建物。
港のすぐ横にあります。
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実業家の名士が建てた海上の邸宅。
橋のなかった当時は、対岸から船で乗り着けたんでしょうね。
1935年に建てられたこの建物「観瀾閣(かんらんかく)」という素敵な名前が付けられています。
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木造2階建で,外壁をタイル張り。
大量のコンクリートを流し込み、その上に建てたアーキテクト。
80年以上たっても、ビクともしません。
国登録有形文化財とのこと。
今は使われていないようで、ちょっともったいないと思います。
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満州で土木工事業で成功した榊谷仙次郎さんが、この土地に別荘を建てたそうです。
彼は、白洲次郎さんとも交流があったとのこと。
そういえば、白洲さんも東京町田に「武相荘(ぶあいそう)」という別荘を持たれていました。
「観瀾閣(かんらんかく)」・・・明治の男の気概を感じさせる粋な建物でした。