鳥取ツアーで、ふと入った倉吉市の喫茶店。
女性一人が経営されている小さな喫茶店です。
中に入ってみると、年配のおじいちゃま、おばあちゃま3名が、井戸端会議をされていました。
平均年齢75歳という感じでしょうか。
隣のポチが滑った転んだという何気ない会話でしたが、とっても人間的で温かみのある、ふれ合いを感じました。
BGMは米国のオールディーズ。
ビーチボーイズやスリードッグナイト・・・なかなか粋です。
地元の人々が常連の喫茶店のようです。
コーヒーは、何と280円。
しかも、このドリップコーヒー、コクがありとっても美味です。
お会計の時、カウンターに珈琲を飲んでいるおじいちゃまから声を掛けられました。
「どっから来られたん?」
そこから10分間、お話タイム・・・笑。
少子高齢化、人口減少が続く日本。
特に地方都市は、ますます深刻な状況になっていきます。
この喫茶店のように、地元のシニアが気楽に集まれる場所があれば、いいのになあと感じた次第です。
「最近、あのお爺ちゃんが来てないよね」といった会話から、消息確認が出来たりすることもあると思います。
行政からコーヒー一杯に100円補助といった制度があってもいいと思います。
病院の待合室が高齢者の集会場になっているという話も聞きますが、それよりははるかに健康的で前向きです。
年配層、シニア層には、「教養」と「教育」が必要だと作家の五木寛之さんは言います。
「今日、用があること」「今日、行く所があること」というキョーヨーとキョーイク。
こんな素敵な昭和の喫茶店が近所にあれば、気軽に行けるサードプレイスになると感じた次第です。
いつまでも続けていただきたい喫茶店です。