能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

25年ぶりにピラミッドトークを購入 昭和の目覚まし時計 SEIKOブランドのロングセラー

2012年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

とうとう目覚まし時計が故障。

20年以上使っていた愛用のSEIKOキュービットトーク

文字通り立方体の形をした、音声発生型の時計です。

女性の声で毎朝「午前5時30分です」と知らせてくれた恩人です。


仕方なく、新しい目覚まし時計を買おうと近くの電機量販店に行ったところ、SEIKOピラミッドトークを発見。


この音声時計は、キュービックトークの前に使っていたピラミッドトークの2代目。

大学生の頃です。

1984年に初代発売とのことですので実に25年ぶりの発売。

新型ピラミッドトークも、やはりピラミッド型をした音声型の目覚まし時計。

ただ今回は電波時計の機能や、温度・湿度計測機能が付いており、青色のLEDが渋く光ります。


値段も標準小売価格10,500円とお高め。

家電量販店では、8,400円×10%引で購入しました。

同じような時計が3,000円代にも関わらずもこのお値段。

私のようなオールドファン、リピーターを期待しての値付けです。

しっかりと騙されて(笑)買ってしまいました。


明日からピラミッドパワー(古い!)をいただきながらの1日のスタートにしたいと考えています。

 

SEIKOクロックさんへ

アラームを完全に止めるために、裏ぶたのスイッチを切るというのは、とても不便。

せめて、頂点を2~3回程度押すとアラームが止まる仕様にして欲しかったです。

使い勝手の悪さから言うと商品の点数は55点(100点満点)。

また、ナツメロ的2匹目のドジョウではなく、21世紀仕様のSEIKOデザインは出なかったのでしょうか?

現在使用している腕時計もニッポンの誇りSEIKO。

タグホイヤーよりも使用頻度が高いSEIKOファンです。

次なる製品に期待しています。


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NHK大河ドラマ「平清盛」第1回放映日、広島・厳島神社を参拝・・・宮島への観光客が増えそうです

2012年01月09日 | 旅行記

大河ドラマ50周年の記念すべき年。

平清盛がテーマ。

1972年の大河ドラマ「新平家物語」は仲代達矢さんが清盛役。

40年後の今年、松山ケンイチさんが主役を務めます(今日の新聞にはお子さんが生まれたことが出ていました。重ねておめでとうございます。)。

今年は、平清盛や松ケンが大ブレークすることでしょう。


ということで、宮島・厳島神社を訪れました。


宮島と言えば、大鳥居。高さ16メートル。

現在の鳥居は、明治8年に再建されたもので、平安時代から数えて8代目にあたるものとのこと。

対岸の地御前神社(厳島神社の外宮)を参拝、舟で大鳥居をくぐり本殿に向かうというのが正式な参拝方法ということでした。


それにしても美しい本殿です。

寝殿造の朱色が海のブルーに映えます。

平清盛がベースを作り上げた厳島神社。

そのスケール、構想力、バランス感覚、美的感覚・・・素晴らしいの一言です。

厳島神社は、7世紀推古天皇の時代の創られ、3人の女性の神が本殿に、入口付近の客神社(まろうどじんじゃ)には5名の男性の神が祭られています。

まさに、パワースポットです。

1996年には、原爆ドームとともにユネスコ世界文化遺産に登録。松島、天橋立とともに日本三景の一つでもあります。

034 

海上に立つ大鳥居

035 

客神社と塔の丘の五重塔

052 

大鳥居に大接近・・・

053 

珍しいアングルで大鳥居を撮影


この鳥居をくぐると幸運に恵まれると言われています。

京都の神社群、世界遺産の素晴らしさも本当に魅力的です。

しかしながら、京の都は広い。歩いて歩いて歩き回る・・・。

そこがまた良いとも言えるのですが・・・。

実は、京都にも厳島神社があります。

京都御苑を散策している中で厳島神社を発見、たいへん驚きました。

京都御苑の中に平清盛の母も祀られた神社が池の中に浮かんでいます。

珍しい形の鳥居が有名です。

ちなみに京の厳島神社には、年老いた主(ぬし)のような猫ちゃんが2匹、のんびりと日向ぼっこをしています。

宮島は、厳島神社を始めとする五重塔、豊臣秀吉が400年前に建立した千畳敷、多宝塔、大願寺、清盛神社などメインとなる建造物が徒歩10分以内にあります。

京都をぐっと縮小したイメージです。

高齢者や年配の方も安心して歩いて回れるのです。


わたしも宮島の箱庭的な魅力に魅了され、宮島の歴史や文化について趣味としての研究をしています。

廿日市商工会所で実施しているご当地検定「宮島検定」にも合格(ゴールド認定)。

宮島オタクになっています。


また、宮島の最大の魅力は、伊藤博文総理大臣が言うように弥山(みせん)という山にあります。

535メートルの山頂からの眺望は、まさに絶景。

瀬戸内海の島々が宝石のように浮かび上がります。

宮島の森は、まさに原生林。

そこを紅葉谷川などの清流が流れています。

そこを登りきると空海が修行したお寺、消えずの火、恋人たちのスポット等見どころも盛りだくさん。

途中までロープウェイで上がれるため、お勧めです。

山頂には、ストーンサークルのような花崗岩の奇石が多数存在し不思議なオーラを放っています。

ここに来ると巨石からものすごいパワーをいただくことがきます。

まさに、パワースポットです。

039

048_3一日で回るのであれば、午前中に厳島神社、午後からロープウェイを使って弥山を堪能するというルートがイチオシです。

平清盛ツアーであれば、平清盛が採掘したと言われる呉・音戸の瀬戸見学、呉駅直結の大和ミュージアム(戦艦大和の1/10模型が圧巻)、鉄のくじら館(本物の潜水艦が陸上展示)、広島市内に宿泊、翌日宮島。

世界遺産ツアーであれば、一日目に原爆ドーム、平和公園、広島城、縮景園、広島市内に宿泊、翌日宮島というルートが良いと思います。


また、広島風お好み焼き、焼き牡蠣、焼き立てのもみじ饅頭、アナゴ飯(JR宮島口駅そばの上野屋のあなご飯弁当は究極の一品。駅弁グランプリでは常にトップ3)、地酒と絡める小鰯の刺身、カキ飯などなどB級グルメにとっては感涙のエリアです。


大河ドラマ「平清盛」がブレークする今年。

宮島がスポットライトを浴び続ける1年になると思います。


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会計の美学 経営数字の世界の遊ぶ・・・会計・財務は、ナイフで切ったような爽快感があります

2012年01月08日 | マネジメント

昔から苦手だった財務・会計。

それが、長い職業生活や日々のニュース、新聞、経営の勉強の中で、ごく自然に見ることができるようになりました。

簿記はできなくとも、財務諸表は読めます。

BS、PL、キャッシュフロー計算書、場合によっては連結財務諸表も面白おかしく読めるようになりました。

減価償却費が不自然、棚卸資産と売上の関係がおかしい・・・思えば遠くに来たものです。


法学部法律学科だったため、簿記や会計は縁遠く、はじめて勉強したのが、中小企業診断士の一次試験の時。

当時は、旧試験「財務管理」。

BS、PL等の静的なものではなく、資本コストの計算、企業価値などのファイナンス関係が半分以上出題されていました。

最低クリアできる40点を目指し、いやいや勉強したのを覚えています。

大原簿記の入門講座に通ってみたり、家族旅行で訪れた沖縄のビーチで財務管理の本を一日読み続け家族にヒンシュクをかったり・・・。

でも、経営に必須の知識として、学習を継続したのです。


それからウン十年・・・。


経営の持つ数字の美しさ。

さっぱり感、爽快感があり、素敵だと思います。


これが、人事・労務関係であれば教科書上は美しくても現場でのかなりのドロドロ感。

マーケティング関係であれば横文字系でカッコよくても現場での不全感。

経営戦略関係であれば総論的、絵に描いた餅的、誰でも語れる一般論としての専門性不在感。


でも会計・財務は、ナイフで切ったような爽快感があります。

ゲーテが簿記の原理を称賛したというエピソードが簿記3級の本に載っていますが、泥臭い人間がいない、ビュアに数字で客観化される世界には、悩みや苦労はなさそうです。

友人の会計士に言わせると、習熟すると数字の行間に人間が見えてくるとのことですが・・・。


私の友人で趣味が、刑法総論の読書という男がいます。

帰宅しウイスキーを飲みながら、ゆっくりと刑法の本を読むとのこと。

実体法である刑法、浮世の世間をつかの間離れて、その哲学的な世界に遊ぶということも何となくわかるような気がします。

財務・会計の世界も人間嫌いには居心地の良い世界なのかもしれません。


そういえば、経理部のスタッフとのコミュニケーションは、どことなく妙な感じがします。

う感じるのは私だけでしょうか?(笑)


IFARS、コンバージョンなどアングロサクソンの匂いが漂い始めました。

今回の欧州信用危機で多少の後退はあるような気はしますが、いずれは国際標準の会計制度が席巻すると思います。

自分的には、ニッポンローカルの会計制度が、頑固な職人の香りがして大好きなのですが・・・。


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はじめてタバコを吸った頃・・・勇気と希望とわずかなお金 スモーカーの自己弁護

2012年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム

はじめてタバコをくわえたのが、大学1年の頃。

覚えたてのマージャンがきっかけでした。

友人の住む高円寺の小汚い(失礼!)の六畳一間のマージャン下宿で、見よう見まねで吸ったセブンスター。

最初は、火の付け方も分からず着火できない状態。

その後、「金魚」と称する紫煙を肺に入れない口内だけにケムリがある状態。

そして、いつの間にか肺に入った煙にムセたことを覚えています。


老婆心ながら、未成年者はもちろん大学生もタバコを吸わない方が良いと考えています。

身体に悪いし、お金もかかるし、火事の危険もあるからです。


が、オヤジがこんなことを言わなくても、今の20歳代~30歳代はタバコを吸いません。

わたしのいる職場でも喫煙者は私一人。

小さな会議室に空気清浄機を入れ、後ろめたく吸っている、ほとんど校舎の裏状態です(笑)。

タバコを吸っていると、嫌な顔をされるし、とりあえず上司だからということで黙認しているのでしょう。

心の中は・・・だと思います。


20歳代後半~30歳代の彼彼女たちは、真面目で悪いことが大嫌い。

小さくまとまっているというか、とても「良い子」なのです。

普通の子ではなく、良い子なのです。

わたし自身、「良い子」を演じ続けるととても疲れることを知っているので、彼彼女たちも大変なんだろうなあと感じています。

環境問題にもボランティアにも強い関心があり、仕事回りの勉強もする、何に関しても平均点以上を叩きだす・・・そういう世代なのです。

リアルな充実(「リア充」)を目指しストイックな日々も耐え忍びます。

クルマは買わない、マンションも買わない、ブランド品も買わない(これじゃー、日本経済の明日は厳しいです)・・・。

バブル経済を経験したオヤジ世代から見ると超倹約家。

といいながらも20万円の自転車を平気で買っちゃいます。


だから、彼彼女たちは、タバコが嫌いなのです。


スモーカー、タバコ吸いは、基本的に「良い子」ではない。

もっというと悪にカッコ良さを求めているところがあります。

ジェームス・ディーンでもオーソン・ウェルズでも紫煙をくゆらせる時のカッコよさは、やっぱりカッコいい。

タバコをくわえれば大人になれるという幻想があるのです。


タバコ会社も男っぽいカウボーイを演出したり、車レースのF1カーのスポンサーをしたりと成人年齢前後への広告訴求を続けてきました。

マルボロは、男イクオールたばこというイメージを定着させましたし、キャメル、シルクカット、JPSなどの洋モク(古いことばです-笑-)も自動車レースで認知度を高めました。

タバコのブランドは、吸い始めた時のブランドがその後も長く続くということで、ブランドチェンジがあまり行わなれない世界。

だから、はじめてタバコを吸う層に訴求するのです。


タバコを吸うオヤジたちとタバコを吸わない20歳代~30歳代。

バブルに踊り高級車やマンションを買ったオヤジたちと貯金重視で車ももたず賃借で暮らす20歳代~30歳代。

昇進昇格を目指し会社一筋人間で頑張るオヤジたちと管理職になりたくはなく専門職や仕事プロを目指す20歳代~30歳代。

どことなく相関関係があるような気がします。


かって喜劇王チャリー・チャップリンが言ったとされる言葉。

人生に必要なもの。

それは「勇気と希望とわずかなお金」。

最後のサムマネーというのが、リアルで説得力があります。


これはあくまで、超主観なのですが、オヤジたちは若き頃、ビンボーでしたが勇気と希望を持っていました。

そして、そこには必ず悪友とタバコがあったのです。


多くの人が肩を落としうつむいて歩く時代。

せめて、勇気と希望を持って、坂の上の雲を目指して一歩ずつ歩んでいきたいと考えています。

クラーク博士が残した「ボーイス・ビー・アンビシャス」という言葉。

大志というより野心を持っていれば険しい崖でも登頂できるかもしれません。

くわえタバコで、少し悪い子を演じながら・・・。


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タバコと能率 人はストレスで死ぬ?スモーカーへの迫害は、想定以上のレベルに達しています・・・涙

2012年01月05日 | 社会・経済

身体に悪いと分かっていても、

値上げされても、

家族に反対されても、

職場から疎外されても、

新幹線ホームの端っこに追いやられても・・・吸い続けているタバコ。


先日利用したシェラトンホテルなどは全館禁煙です。

そうです。

グゼクティブは、タバコを吸わないのです。


能率学者の上野陽一(1883年~1957年)もタバコの害を百年前に指摘しています。

酒であれば百薬の長という逃げ道がありますが、タバコは天敵。

スモーカーは、江戸時代のキリシタン並の迫害を受けています。

スモーキングルームがあれば最恵国待遇、屋根があるスモーキングエリアであればややOK、寒いこの時期は、ホントーに身体によくないです。

ホタル族の私も喫煙用のジャケットを準備し耐寒、遠くのマンションのベランダに仲間のホテルの点滅を見ると強い絆を感じる今日この頃です。


昨年、福岡博多に出張した時、ビル内は全て禁煙。

十階からエレベータで一階まで降りビル外へ。

しかしあいにくの雨。タバコスペースに屋根はありません。

ふと見ると、臨時の傘立てがありビニール傘が四~五本。

ご自由にお使いください」のフレーズに思わず微笑んでしまいました。

このビルにはタバコ吸いの仲間がいると感じたものです。


わたしの尊敬する大学の先輩に、「僕は、珈琲とタバコと本があれば、それで十分」という人がいます。

アルコールを一滴も飲まないその先輩は、思索にはタバコは必要不可欠とのこと。

考え事や思索が直線的でない以上、あっちに行ったりこっちに来たりという心の動きは、紫煙をくゆらせることと似ていると思います。

わたしの好きな植草甚一や哲学者のカントもタバコを吸っていたことが心の支えです。


ひと箱、欧州並みの価格になってもタバコ税を払おうと思います。

人さまに迷惑をかけないように日陰で吸います。

自分自身、タバコと文化、リベラルアーツは切っても切れないものなのです。

タバコの吸えないカフェからは議論は生まれないし、今は天然記念物になった学生街の喫茶店でも熱い若者の姿を見かけることがなくなりました。

タバコを追いやれば追いやるほど、迫害をすればするほど、書籍の販売は減少し、万年筆の生産は落ち込み、考えない文化が蔓延していくように思います。


タバコはアナログ。

人間の弱さと密接に結びついています。

ゆえに、ヒューマニズムを保持するためにもを残しておくべきだと思います。

毎日テレビで流され続けるパラエティ番組、クイズ番組の方が余程有害のように思います(大きな論理飛躍!?)。


スモーカーの生存領域が、日々縮小されています。


でも、それには負けません。

レジスタンスとして、隠れスモーカーとして洞窟や地下室にこもります。

昭和の時代のように、オヤジの威厳は、タバコとともにありました。

レストランでも駅でも職場の机の上でも、いつでもどこでもオヤジたちは堂々と紫煙をくゆらせていました。


人はタバコでは死にません。ストレスで死ぬのです。


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残念なサービス 残念なホテル in 宮島 「真実の瞬間」で天と地の違い 食中毒を出したホテルの前兆・・・

2012年01月04日 | 旅行記

今から3年ほど前、あるホテルでとても残念なサービスに遭遇しました。


高校の同窓会で世界文化遺産宮島(広島県廿日市市)を訪れた時のこと。


一泊二日の同窓会ツアーは、総勢30名。

広島で会社経営や支店長をしている同期の3名が企画、1日目は、世界文化遺産の原爆ドームからスタート。

平和記念公園、縮景園を見学。

お好み村で広島焼を堪能しました。


二日目は、宮島。宮島口からJRのフェリーで宮島に到着。

厳島神社を参拝、大願寺、紅葉谷公園、宮島ロープウェイで獅子岩を経て弥山(みせん・535㍍)山頂へ。

伊藤博文総理大臣も感動した瀬戸内海365度パノラマビューに魅了されました。


事件は、その帰路に起こりました。


ロープウェイを降り、フェリー乗場に向かう途中、若いお母さんと泣いている小学校1年生くらいの男の子。

困っている様子だったので聞いたところ、その子どもさんがトイレに行きたいとのこと。

緊急を要する状態だったため、周りを見回したところトイレらしきものはありません。

目の前には、立派な作りのホテルが・・・。

私がその子を連れてホテルのロビーに入ったところ、黒服を着たマネジャーらしき人。


私「すいません。この子にトイレを貸してやっていただけませんか?」


黒服「公衆トイレは、この前の道を100メートル言ったところにあるので、そこを利用してください。」

 

目が点になりました。

緊急を要する状態だったため、その子を連れて隣のホテルへ。

隣のホテルの方は、すぐに状況を察しトイレまで速やかに案内。

事なきを得ました。

その子もそのお母さんは何度も何度も、そのホテルの方にお礼を言われていました。

そのホテルは、今でも覚えています。

「旅館宮島館」という小ぶりながら人間味あふれるホテルです。

本当にお世話になりました。


トイレ一つの対応で、多くのお客さんを得るか、お客さんの支持を失うかが決まります。

あの黒服のマネジャーが速やかにトイレに誘導し、帰りに飴玉やガムの一つでも子どもさんに渡し、笑顔で見送れば、ファンになったに違いありません。

次に宮島を訪れるときは、そのホテルを選択するに違いありません。

まさに、「真実の瞬間」だったのです。


また、われわれ団体客も宮島での楽しい思い出の最後に、悲しい汚点を付けることになったのです。


年末に広島に住む友人に聞いたところでは、トイレを使わせてもらえなかったホテルは食中毒を出し営業停止になったとのこと。

あの時遭遇した黒服の対応と食中毒事件は、全く関係がないとは言えないのではないかと語っていました。

3年たっても話題になる残念なサービス。

本当に恐ろしい話です。


サービスの伝説を作るためには長年の時間が必要です。

しかしながら、悪評を立てるのは一瞬なのです。

マーケティング的にいくら広告宣伝をしたって価格を落としたとしても、もうそれだけでは客数は増えない時代。

むしろ口コミや評判の方がお客さんの背中を押します。


少なくともお客さま視点で、現在できることで最善のことをアタマを使って提供していくことが求められていると思います。


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シェラトンホテル広島 心を動かす感動のサービス ホテルウーマンの機転の利く素敵なホスピタリティ

2012年01月03日 | 旅行記

ホテルを利用して、久々の感動。


それは、シェラトンホテル広島で受けたサービスでした。

リッツカールトン東京六本木や大阪以上のレベルでの心温まる出来事でした。


家内の父親(80歳)が広島市の老人介護施設にいる関係で、今年の正月は、昨年オープンしたシェラトンホテル広島でおせち料理を食べようと企画。

家内の兄夫婦や子供とともに、車椅子の父親同伴の計7名で予約、7階の和食店「雅庭(みやびてい)」を訪れました。

ロビーでは、車椅子に乗られた品の良いお婆さんもおられ、このホテルがハンディキャップのある人にも優しいホテルであることを印象づけました。

若いホテルのスタッフもテキパキと動き、躍動感があふれています。

全員で7名ということもあり個室を用意していただきました。

個室といっても少し高めのパーテションで仕切ってあるもので、開放感のあるアメニティ空間です。

おせち御膳を食べ終えた頃、家内のケータイに電話。

家内の父親の弟からの電話でした。

老人介護施設に行ったところ80歳の兄が外出中とのことで電話したとのこと。

昨年末ナイジェリアからドバイを経て広島に来た父親の弟は、ぜひとも兄である父親に会いたいとの申し出。

子ども夫婦や孫など総勢8名。

シェラトンホテル広島の6階のティーラウンジも既に満席でした。


ダメもとで、シェラトンホテルのウエイトレスさんに、

「親戚8名が、ここに来たいといっている。合計15名でここでコーヒーを飲ませていただけませんか?」

と聞いたところ・・・。


それが「真実の瞬間」でした。


「いいですよ。」

と雅庭の20歳代前半の和服を着た笑顔の素敵な女性が即答。

マネジャーに相談するわけでもなく、その場でこちらの事情を察して、瞬間的に判断。

笑顔で回答されたのです。

これには、こちらも恐縮。


シェラトンの持つ伝統がそのまま、この若き女性に伝承されていることに感動。

複数のスタッフが、重い椅子を運び込み、すぐに15の席が用意され美味しい珈琲が配膳されました。


このウエイトレスさんは、そのあとフロアマネジャーから何か言われたかも知れません。

でも、その時の彼女の対応は、われわれ15人の心に温かいホスピタリティの心を投げかけました。

車椅子の80歳の家内の父親は、いつになく多弁になり、小食ながらも出していただいた料理を美味しそうに全て食しました。

親戚や子ども、孫に囲まれていたのが余程嬉しかったのだと思います。

家内の兄も、このウエイトレスさんの対応には関心していました。

彼は、国土交通省の観光振興課長やフランスパリ駐在5年も経験した観光通で、シェラトンホテルの素晴らしさを広島で経験して満足そうでした。


一流のホテルは、こうした伝説のサービスを積み重ねることで、多くのリピーターを累積していくのだと思います。

サービスの教科書では、リッツカールトンの伝説、ディズニーランドの伝説、グルーミングデールの伝説・・・などが取り上げられます。

教科書的には、「サービスの語源は、神の見ている前で相手に最善の施しをすること」「テニスのサーブと同じで、サービスとは、まずこちらから打つこと」等が言われます。

が、教科書レベルでの対応では、感動や共感はほとんどないのではないかと思います。

平均点や標準レベルでは、お客さんに訴求することはできないと思うのです。


そういった中での今回の出来事。

シェラトンホテル広島の若きホテルウーマンに厚く御礼申し上げます。

あなたのような人が、シェラトンの歴史と伝説を引き継いでいくのだと思います。

その場に立ち会った15名は、広島、東京、京都などでの宿泊やウェディング、バンケット、セレモニーでは必ずシェラトンを選択するでしょうし、また、友人知人にもシェラトンホテルを一押しすると思います。

シェラトンの伝説をありがとう!


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平成24年 明るく平和な年でありますように みなさんに幸せが訪れますように・・・

2012年01月01日 | 日記・エッセイ・コラム

新年を無事むかえることができました。

感謝!

今年こそは、すべての人々が平穏で平和に過ごせるように祈念しています。

旧年は、3.11の大震災、和歌山の台風等の大災害に見舞われ、日本にとっては大変厳しい1年でした。

歴史的な円高、欧州金融不安、米国経済など経済面でも大きなインパクトを受けました。

今年は、幾多の試練を乗り越えてきた日本人の持つ復元力・復活力が試される年だと思います。

アジア市場に代表される新興国の勃興、復興景気など追い風もあります。


ウサギから辰へ。登り竜の気持ちで今年をスタートしたいと考えています。


今から神社に初もうでにいってきます。

去年の正月、初詣の帰途、息子が破魔矢を真っ二つに折るという大ハプニング。

帰ってセロテープでつなぎ合わせるという大修復作業を行いました(笑)。

バチが当たると息子に言っていたのでが、幸い我が家は大過なく過ごすことができました。

修復した破魔矢を返納させていただくとともに、1年無事過ごせたことに御礼をしてきたいと考えています。


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