松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

大仙院 枯山水庭園

2009-09-15 10:05:02 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
京都市北区紫野。

京都でも有数の規模を有する禅宗寺院である「大徳寺」(臨済宗大徳寺派大本山)。

その大徳寺境内には仏殿、法堂をはじめとする中心伽藍のほか、20ヶ寺を超える塔頭寺院(たっちゅうじいん、本山寺院の境内周辺にある関連寺院)の一つである「大仙院」

茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与えつづけてきた寺院。


室町時代の代表的な枯山水庭園及び方丈建築(禅宗において、住職が座禅したり居住する建物のこと)を有している。

大仙院歴代中、三世古溪和尚は、千利休の首を加茂の河原から持ち帰ったことで、七世沢庵和尚は宮本武蔵との関係で有名である。

利休と秀吉が茶の湯を愉しんだ?会談した?といわれる茶の間(とても狭い)や、沢庵和尚の書などあり、大変闊達ユニークなお坊さん?の楽しい解説を見聞きした。


方丈を囲む360度に枯山水が施されている。

蓬莱山(古代中国で東の海上にある仙人が住むと云われている山)から滝が流れ落

ちる。石橋の下をくぐった水は一旦堰を落ちて大河となり、石の宝船が浮かび小亀

の泳ぐ景色を見せて遂に方丈南側の大海に至る。

同じ蓬莱山の滝の水が亀島の前を通って西行すれば方丈北の中海に至る。

表現としては、白砂を敷いて水流を表現。
石を立てて滝の音を現す。

写真
火灯窓(花頭窓)~禅寺に釣鐘はないから(この窓の形は皆釣鐘を表していると勘違いするとのこと)実は、ろうそくの炎をかたどっているとのお話。

火灯窓下に宝船、その左横の小さい石が亀を表している。


(結婚34周年になるこの9月に、京都一泊二日の小旅行をした次第
コメント (4)
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