松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

五嶋みどりさん

2012-09-23 22:56:43 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
BS朝日、21時~ 

「五嶋みどりがバッハを弾いた夏 2012」

という番組を見た。

天才少女と言われていた頃、一度は生演奏を聴きたいと思いながら

30年が過ぎたということ

 

デビュー30周年
特別プロジェクト
復興・平和への願いを込めて
全国ツアー

驚いた。感動した。共感した。

ツアー中、洗濯物は自らコインランドリーへ、

宿泊はビジネスホテル、

移動は公共交通機関、

そして、同じ服を二度着るということも、

すべて周囲からは受け入れられなかった。

ヴァイオリニストは高級レストランで食事したり、華やかな衣装を身につけ、荷物は人に持ってもらい等々・・・

といったイメージや認識を 今でもどうしても理解できないと語る。

ヴァイオリニストとして、周囲と自分とのギャップを感じ、一時はうつ病?拒食症で悩んだ。(20代)

ふっきることができ、自分のありかたでヴァイオリニストでいこう!!と決断したのが27歳の時。



7月15日~8月2日 の全国ツアー
天主堂、復興地では入場料 無料。

衣装は一着だけ。

化粧なしの素顔。

普段着は華美でなく、質素。



現在、40歳、南カルフォルニア大学ソートン音楽学校教授(2004~)

教育環境が行き届かない都市部の公立校に通う生徒を対象に音楽の楽しさを伝える

非営利団体「みどり教育財団」をアメリカで設立。

後に、特定非営利活動法人「ミュージック・シェアリング」として

新たに日本法人を発足。

また米国では「パートナーズ・イン・パフォーマンス」という団体を設立。

芸術と接する機会が少ない人々の生活に音楽をもたらし

開発途上国での社会貢献型の演奏活動として

若手演奏者たちと共に、無料のコンサートを開催している。


2007年9月より 日本人として初めて国連ピース・メッセンジャーに就任。



何が起きても動揺しない。

(タングルウッド音楽祭で、演奏中E弦が2度も切れたにもかかわらず、楽団員と楽器を交換して演奏を続けたのは14歳の出来事)

不動の音楽家、天才どころか天才以上のヴァイオリニストなどと、云われている。


ふと ”音楽界のマザーテレサ”   と、思った。


そして、華麗な衣装を身につけ、グロスで濡れたような唇を半開きにした顔をカメラに向け
さらに身をよじりながら演奏する自己陶酔型ヴァイオリニストが思い浮かんだ。




コメント
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