米国民は誤解をするだろう

2019年07月03日 07時07分50秒 | 社会・文化・政治・経済

日米安全保障条約に関するトランプ米大統領の発言が、再び波紋を広げている。
米国民は誤解をするだろう。
「米国が一方的に日本防衛義務を負うのは不公平」
この発言に抜け落ちているのが、以下の事実である。
1)1952年発効の日米安保条約は、戦後日本の安全保障を米国に委ねるという選択だった。
1960年の安保改定で米国の対日防衛義務が明記され、現在まで続く日米同盟の基本形が成立した。
2)日本の基地提供義務が、米軍の東アジア戦略戦略にとって不可欠。
3)しかも日本は在日米軍の駐留経費について米国の他の同盟国よりも巨額の負担をしている。