祈りは、人間だけの行為である。
祈りは、信じる力に比例するものだ。
自身の可能性を信じるか信じないかに帰着する。
「信」が深まれば、歓喜がみなぎるだろう。
祈りとは、宗教によって意味が異なるが、世界の安寧や、他者への想いを願い込めること。
祈りは利他の精神である。
自分の中の神と繋がること。
神など神格化されたものに対して、何かの実現を願うこと。
神の定理は各宗教による。
祈りは祈祷、祈願ともいう。
「21世紀の宗教」に必要な条件―カール・ドブラー・国際宗教社会学元会長
1)共同体に基盤を置き、それを再活性化させ、人間同士の結合を成し遂げられる宗教かどうか。
2)生きる活力を与え、躍動の力を生み出すものであるかどうか。
3)単に個人の次元にとどまらずい、社会への働きを強く行うかどうか。
4)(利己的な)個人主義を規制し、社会的な責任感を強調するものかどうか。
5)寛容の立場に立つ宗教かどうか。
6)自分たちの社会の発展だけでを願うのではなく、地球的規模での世界共同体を目指す宗教であるかどうか。
コロナ渦で人間関係の希薄化が指摘されている。
1)人間同士の結合
「誰一人、置き去りにしない」との理念で、多くの人々と心を通わせ励ましのネットワークを築くことが期待されている。
2)生きる活力となる
3)社会貢献
地域・社会はもとより、地球的諸課題の克服のために、他者に尽くす「利他」の生き方を対話によって広げながら、人間の尊厳が輝く社会の構築へ、挑戦を貫く。
4)社会的責任
現実社会で価値の創造に知恵を発揮しようと努める。
5)寛容の精神
地域・社会で多彩に活躍し、人種や民族の垣根を越えて、信頼と友情のスクラムを築く。
6)世界の共同体
一人一人が世界の平和と安穏を祈りながら、具体的な行動を起こす。