利根輪太郎の競輪人間学「100円じゃダメだな」

2023年01月09日 21時52分04秒 | 未来予測研究会の掲示板

午後4時40分の取手駅行き取手競輪場送迎ばすは、満杯であった。
次は、4時50分であるが、古い競輪仲間の柏の北さんが「駅まで歩くか」と言うの付き合うことにした。
彼の奥さんは、東京でタクシーの運転手をしている。
「男は、ダメだな。金を使うばかりだ」彼は自嘲ぎみに冷笑した。
「そこへ、いくと女は堅実だな」
「その通り!」と利根輪太郎は応じた。
「100円じゃダメだな」

「そう、最低でも200円、300円は車券を買わないとね」

この日は、本命サイドの人気の車券が続いた。

前半には、500円、1000円単位での勝負だったのに、後半は負けが込み100円単位での車券買いを余儀なくされる。

9レース 2-7-4 1,340円(3番人気)

10レース 2-4-7 640円(1番人気)

11レース 7-1-4 1,230円(5番人気)

これでは、挽回の余地もないのだ。


信仰の現代中国:心のよりどころを求める人びとの暮らし

2023年01月09日 21時08分11秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
宗教と伝統行事を通して見えてくる中国社会の姿

 弾圧から緩和、引き締め、そして包摂へ―毛沢東以来、共産党支配下における政治と宗教の関係は常にある種の緊張状態にある。
本書は、この緊張状態の根源にあるものを掘り起こし、信仰と伝統行事のあり方を通して中国社会のもう一つの姿を描いたノンフィクションである。
 物質的な欲望と拝金主義にまみれ、もはや伝統的な信仰心など消えてしまったかのように見える中国社会だが、旧暦に基づく季節の行事や古くからのしきたりが今も脈々と息づいている。
いくら繁栄しても何かが足りない―その何かを求めて多くの人びとが信仰や伝統行事に目を向け実践するありさまを描くため、著者は約一年半、こうした活動に携わる家族や団体などと行動をともにしてきた。各種の行事を観察し、ときには自ら瞑想法・呼吸法の講習会に参加する。
登場するのは、妙峰山の参拝客を相手に香会を営む倪家、農村で道教の儀式や占いをする李家、地方都市で地下活動を続ける牧師など、さまざまなバックグラウンドを持つ人びとである。
 本書は二十四節気に沿った章立てで、季節の移り変わりとともにストーリーが立体的に展開する仕組みとなっている。海外の主要紙誌が絶賛した傑作だ。
 

著者について

イアン・ジョンソン Ian Johnson
1962年、カナダ・モントリオール生まれ。ベルリン自由大学で修士号を取得。
米外交問題評議会のシニアフェローを務め、『ニューヨーク・タイムズ』『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』などに定期的に寄稿。
また、中国についてメディアや一般向けに精力的に発言している。
2009年から中国に滞在するも、20年、米中関係悪化の影響で退去を余儀なくされた。
2001年、法輪功に関する報道でピュリツァー賞を受賞したほか受賞歴多数。
邦訳書『ワイルドグラス』(NHK出版)のほか、単書にA Mosque in Munich、共著書にOxford Illustrated History of Modern China、The Forbidden Cityなどがある。

秋元由紀(あきもと・ゆき)
翻訳家、米国弁護士。
著書にOpportunities and Pitfalls: Pre-paring for Burma's Economic Transition (Open Society Institute, 2006)、訳書にアリ・バーマン『投票権をわれらに』、マニング・マラブル『マルコムX(上下)』、コーネル・ウェストほか『コーネル・ウェストが語る ブラック・アメリカ』、ウェイド・デイヴィス『沈黙の山嶺(上下)』、タンミンウー『ビルマ・ハイウェイ』(第26回アジア・太平洋賞特別賞受賞)、ベネディクト・ロジャーズ『ビルマの独裁者 タンシュエ』(以上、白水社)がある。
 
 
 
帯に惹かれて購入。常に国家ありきの宗教であることが分かります。
中国の信仰状態が具体的に良く分かる一冊。
無宗教の方がマジョリティ
でありますが、宗教に携わるのは数億人と規模が違い過ぎます。
やはりモノやカネだけでは手に入らない「何か」を代償してくれる存在として必要不可欠であるのかもしれません。
弾圧されても監視配下に置かれても地下に潜ってでも止めないし継承されるので人類に普遍的なパッションを感じました。
中国の宗教を通して中国社会の背景や歴史を知ることが出来ます。
道教、仏教、キリスト教と都会や田舎などで地域差があり風習も違くスタイルも生活に根差していて興味深く拝見させて頂きました。
国家的な結びつきが深く混然一体となっておるのも特徴的です。
本の虫なので本からしか情報が分からない達ですが、中国の宗教の「今」をルポ形式で現場を知りたい方にはオススメです。
先達の教えは重要であることを再認識しました。マスタークラスなら尚更です。
個人的には中国で何故、村上春樹が大人気なのかなどの類のものも追加して頂きたかったです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

真実は割り切れない、複雑のものの中にある

2023年01月09日 20時21分42秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼インプットする情報が多いほど、思考が深まるわけではない。

人の考えをうのみにするのではなく、そこからじっくり自分なりの思考を深めるには、最短の道ではなく、むしろ無駄と思えるような寄り道や余白の時間を必要となるのではないか。

▼心の奥底にある言葉を聞くまでにはどうしても時間がかかる。

▼物事を単純な善悪に、そして白黒に分けることは、簡単であり、時間もかからないことかもしれない。

しかし、真実は割り切れない、複雑のものの中にある。

▼誠実に君の時間を利用せよ!

何かを理解しようと思ったら、遠くを探すな。

生き生きと、青春を生きる人間のど偉大な人間はいない。

強いものはない!

自分の生涯の終末をその発端と結びつけることができる人は、一番幸福な人間である―ゲーテ

 

 


将棋 決断力 

2023年01月09日 19時56分19秒 | 社会・文化・政治・経済

[羽生 善治]の決断力 (角川新書)

羽生 善治  (著)

52歳の永世7冠の羽生善治9段が20歳の藤井聡太王将に挑戦している。

AIを活用。AIの指し方をそのまま取り入れるのではなく、「発想の幅を広げるとか、アイデアの引き出しを増やすような使い方をしていることが多い」と言う。

「10年とか、20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている」

「やっても、やっても結果が出ないと諦めてしまうと、そこからの進歩は絶対にない。

決断するときは、たとえ危険でも単純で、簡単な方法を選ぶ」

勝負の分かれ目にある集中力と決断力。勝負師はいかにして直感力を磨いているのか?

 「決断とリスクはワンセットである」「欠点は裏返すと長所でもある」「直感の七割は正しい」「ミスには面白い法則がある」「情報は“選ぶ”より“いかに捨てるか”」など、数多くの勝負のドラマを実体験してきた天才棋士が「決断力」の極意を大公開!

 「勝つ頭脳」は、こうして決断する。

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

天才棋士が初めて大公開!「決断力」「集中力」の極意!「勝つ頭脳」は、こうして決断する。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

羽生/善治
1970年、埼玉県生まれ。棋士。小学6年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。
奨励会の6級から三段までを3年間でスピード通過。
中学3年生で四段。中学生のプロ棋士は加藤一二三、谷川浩司以来。
89年、19歳で初タイトルの竜王位を獲得する。その後、破竹の勢いでタイトル戦を勝ち抜き、94年、九段に昇段する。
96年、王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせて「七大タイトル」全てを独占。「将棋界始まって以来の七冠達成」として日本中の話題となる。
タイトル戦登場75回、タイトル獲得合計60期。
棋風はオールラウンドで幅広い戦法を使いこなし、終盤に繰り出す妙手は「羽生マジック」と呼ばれ多くのファンを魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
 
 
 
半年前に組織のリーダーになり、決断を迫られることが多くなってきたので、この本に手が伸びた。
将棋をやったことはないが、業界の第一線で活躍されているので、普段考えてることを知りたくなりこの本を買った。
印象に残ったのは下記の点。

・経験を積み重ねると視野が広がり決断力が上がる。やはり、ある程度は経験することで対応力は上がる。
・直感の七割は正しい。直感の裏には、それまでに経験したことが、脳の無意識の領域に詰まっており、それが浮かび上がるもの。偶然の思いついてるわけではない。
直感=経験則が占める割合が大きい
・ギリギリの勝負で力を発揮する決め手は「大局観」と「感性」。
大局観は全体を見る力、本質を見極める力。
感性はいろいろな経験で培われるもの。読書、音楽、人との出会いで、研ぎ澄まされるもの。
この大局観も感性を磨くことで養われる。
・センスや生まれ持った能力よりも、情熱を傾け続けられることを①番の才能。

その他は天才の考える脳、思考に私が追いつかず、理解しきれない箇所も多々あった。
 
 
 
羽生氏が将棋を指す上でどのように意思決定をしているかを知れる本。中でも興味深かったのは、直感の7割は正しいという話。これが一番いいだろうと閃いた手の7割は正しい手を指しているとのこと。逆に何時間も迷っている時は迷走している可能性が高いと羽生氏は述べている。
これは経営の意思決定でも同様ではないか。直感的にいいなまずいなと思ったことはそれがそのまま意思決定の成果に反映されていると感じる。
 
 
 
こうやって1つの分野で偉大な成果を残している方の思考や考え方を本として読めるのは本当にありがたいです。

本書は著者が経験から学んだ事柄を1つ1つ短いエッセイのように書いているので、ちょっとした隙間時間でも読み進められます。

それに読んだ時の状況や心境によってピンとくる箇所も異なると思います。

私自身初読時にピンときたのは(以下は正確な引用ではないです)
「集中力はスキンダイビングと同じで一気に深く潜ろうとすると押し返されるので、ゆっくりと潜った方がより深い所まで行ける」
「1局(2日)の勝負で毎回2〜3キロ体重が落ちる」
「頭の疲労は休めばすぐ回復するが精神的な疲労は回復に時間がかかる」
「集中力は興味がある時だけに発揮される」
「直感の7割は正しい」
ということなどです。

また、著者ほどの頭脳を持ってしても記憶力は年齢ととにかく明確に衰えること、年齢とともに勉強法を変えること、という話は興味深かったです。

本書は将棋を全く知らない人が読んでも参考になると思いますし、将棋に限らず何らかのスポーツや勝負事をしている人なら読んでおいて損はないと思います。

精神力とは何なのか、知識とは何なのか、
直感とはどこから来るのか、集中力はどこから得られるのか。
それらを統合した上にある「決断力」はどのように発せられるのか。。。を語った本ですが、
ノウハウ的なところも、論理的な分析もないです。
悪く言えばまとまりなく、たらりたらりと名人の教えを聞いてまわるような本です。
この本を読んだからと言って、決断力はつきません。
集中力も精神力もつきません。

いろいろな側面で天才の思考に触れることができるので多くの発見があります。
どう生かすかは自分次第ではないでしょうか。
 
 
 
タイトルの”決断力”というよりも,人生における学びのようなものが,もっと広義的な話が多く記述されている.
筆者自身の体験だけでなく,一般に人にもわかりやすいように,学者やスポーツ選手など,様々な立場からの例え話が多く記述されているのが印象的であった.
できる限りわかりやすく書いてくれてはいるが,勝負師ならではの話もあり,読み手がその全てを理解し,真似をし,習慣化させるのは容易ではなさそう.
プロの作家ではないので,少々厳しめの評価だが,筆者を知るものであれば一読の価値はあると思う.

いのちの不思議な物語

2023年01月09日 19時37分49秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
30年間在宅ホスピス医として患者さんに寄り添い、人生の最期を支え見つめ続けてきた著者が、「いのちの不思議」を感じた看取りの情景を通して、〝家族の絆〟や〝いのちの尊さ〟を問いかける一冊です。
「自宅は患者さんにとって、自分を取り戻し、恐れを乗り越え、安らぎを得て、人生の最期にふさわしい、魂が許し合える場所であることを読者の方々に感じ、知っていただきたいのです」と著者は話します。
自宅で家族に囲まれて最期を迎えた患者さんたちは、皆、それぞれの「幸せ」をかみしめながら天国へ旅立っていかれます。〝幸福な死〟を迎えるための13話のエピソードは読者の心に強く響くと感じます。
また、巻末に永六輔氏との対談(死に方修行のすすめ)を収録しています。
「死に方を変えると、生き方が変わり、生き方が変わった先には、大往生がある」という前向きなメッセージは、末期がんや闘病生活をされている患者さんへ〝最期まで自分らしく生きるためのヒント〟が満載の内容になっています。

目次

はじめに

第一話 富士山での綱引き
第二話 父帰る──クリスマスローズの庭へ
第三話 生命の水は美味いよ
第四話 もう、あそこに行くだけです
第五話 大切な人との「仲良し時間」
第六話 少し早めのクリスマスツリー
第七話 ホスピスは子育てに似ている
第八話 笑顔でさよならを
第九話 〝本物の夫婦〟になれた気がします
第十話 準備がすべて整いました
第十一話 女の一生
第十二話 娘の行く末を願って
第十三話 今日もいい日だ。前向きに行く

永六輔・内藤いづみ対談 「死に方修行のすすめ」
 

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、在宅で亡くなられた患者さんとご家族とのドラマを核に、「いのちの不思議」を感じた13の物語になっています。「死に方修行のすすめ」永六輔×内藤いづみ対談収録。
 
著者について内藤/いづみ
 
1956年、山梨県市川三郷町(旧・六郷町)に生まれる。
福島県立医大卒業後、東京女子医科大内科等に勤務。
1986年から英国プリンス・オブ・ウェールズ・ホスピスで研修を受け、1955年、甲府にふじ内科クリニック設立、院長となる。

「死にゆく人の前で、人は自分の中の真実の声に気づくのです」
送り出す側に、そして亡くなる本人も最期は本心をさらけ出すしかない。だから、物語は生まれる。
これからもますます自宅でのみとりは増えていく。
最期を豊にするのは「潔いよさ」であろうか?
自分はこうして生きてきた、と自らの軌跡を肯定する。
 
 
 
父が亡くなってから出会った本です。
なんだか深く考えてしまいました。良い本です。
 
 

貧乏であれ、金持ちであれ、どんな人間でも必ず公平に訪れる死というものを、前向きに豊かに考えさせてくれる、大変素晴らしい本だと思います。

内藤先生の本を読み、死に対するイメージが、ころっと変わりました。

死は、淋しい、辛い、悲しい、だけでなかったんですね。

やがて必ず訪れる自分の死に対して、暗いだけでなく、豊かなイメージをえがけるようになりました。

そして、人生の終わりである死を考えるということは、イコール、日々の生き方に繋がっていくと思います。

少しでも多くの方にお読み頂きたいと、心から願います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 

映画 グッドナイト&グッドラック

2023年01月09日 07時40分37秒 | 社会・文化・政治・経済

1月9日、午前6時からCSテレビのザ・シネマで観た。

グッドナイト&グッドラック
 

概要[編集]

赤狩り」の猛威が吹き荒れる1950年代アメリカを舞台に、実在したニュースキャスターであるエドワード・R・マローCBSの番組スタッフが、真実の報道のために「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描いたノンフィクションドラマ

製作会社はワーナー・インディペンデントで、監督・脚本・出演はジョージ・クルーニー。主演はデヴィッド・ストラザーン。全編モノクロである。なお、タイトルは「See it Now」エンディングでのマローの挨拶「Everybody, good night and good luck」(皆さん、おやすみなさい、幸運を。)にちなむ。

第62回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品、男優賞(デヴィッド・ストラザーン)と脚本賞を受賞。2006年の第78回アカデミー賞では6部門(作品賞監督賞主演男優賞脚本賞撮影賞美術賞)でノミネートされた。またサウンドトラックダイアン・リーヴスが第48回グラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル賞を受賞した。

日本公開は2006年4月29日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズで先行ロードショー、5月13日より全国のTOHOシネマズ他にて拡大公開された。

ストーリー[編集]

1958年10月15日、シカゴ。テレビ、ラジオの報道担当者協会(RTNDA)年次総会に集まった報道番組の責任者たちを前にジャーナリストであるエドワード・R・マローの記念講演がはじまる。舞台は過去へ遡る。

1950年代冷戦下のアメリカ。

ジョセフ・マッカーシー上院議員が中心になって推し進める赤狩り(「マッカーシズム」)が吹き荒れるなか、法的な手続きを無視して「共産主義者」の排除を推し進めようとするだけでなく、自分の意にそぐわないものを「共産主義者」と決めつけ攻撃するマッカーシーの手法に対して疑問をもつ良識的なアメリカ人も多かったが、誰もが自分自身が標的にされることを恐れ、マッカーシーの手法を表面だって批判する者はいなかった。

しかしそのような風潮の中で、エドワード・R・マローとそのスタッフ達は、マロー自らがホストを務める「See it Now」の番組中で、ミシガン州空軍予備役のマイロ・ラドゥロヴィッチ中尉が、「父親と妹が共産主義者だという内部告発があった」というだけの理由で、空軍からの除隊勧告を受けたことに対し異議を申し立てる。

さらに次々とマッカーシー上院議員を批判する材料を取り上げる一同に対し、新聞記事もその姿勢に賛否両論を示す。

政府やスポンサー、視聴率の問題など、経営者側は政治的・時事的な番組制作に懸念を持つが、番組は1954年のマッカーシー上院議員に対する議会の譴責決議採択の引き金となった。

最後は再び1958年に場面が戻る。後々まで語り継がれる有名なスピーチを、マローはテレビを配線と真空管の詰まった箱にしてはいけないと結び、グッドナイト&グッドラック、でスピーチを終える。

グッドナイト&グッドラック
Good Night, and Good Luck
監督 ジョージ・クルーニー
脚本 ジョージ・クルーニー
グラント・ヘスロヴ
製作 グラント・ヘスロヴ
製作総指揮 マーク・バダン
スティーヴン・ソダーバーグ
出演者 デヴィッド・ストラザーン
ジョージ・クルーニー
ロバート・ダウニー・Jr
パトリシア・クラークソン
レイ・ワイズ
撮影 ロバート・エルスウィット
編集 スティーヴン・ミリオン
製作会社 ワーナー・インディペンデント・ピクチャーズ
2929エンターテインメント
パーティシパント・メディア
セクション・エイト・プロダクションズ
配給  ワーナー・インディペンデント・ピクチャーズ

公開  2005年10月7日
 2006年5月13日
上映時間 93分
製作国  アメリカ合衆国

第62回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品、男優賞(デヴィッド・ストラザーン)と脚本賞を受賞。2006年の第78回アカデミー賞では6部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞・撮影賞・美術賞)でノミネートされた。またサウンドトラックでダイアン・リーヴスが第48回グラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル賞を受賞した。

受賞歴
第78回 アカデミー賞(2006年)
ノミネート 
作品賞  
監督賞 ジョージ・クルーニー
主演男優賞 デビッド・ストラザーン
脚本賞 ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロフ
撮影賞 ロバート・エルスウィット
美術賞  
第63回 ゴールデングローブ賞(2006年)
ノミネート 
最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) デビッド・ストラザーン
最優秀監督賞 ジョージ・クルーニー
最優秀脚本賞 ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロフ

第62回 ベネチア国際映画祭(2005年)
受賞 
金のオゼッラ賞(最優秀脚本賞) ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロフ
ボルピ杯(最優秀男優賞) デビッド・ストラザーン

 
グッドナイト&グッドラック
 
解説

“赤狩り”の猛威が吹き荒れた50年代のアメリカで、不当な権力と戦ったニュースキャスター、エド・マローと番組スタッフの実話に基づく物語を、緊迫感溢れるモノクロ映像で描く。

ストーリー

1953年、米ソの冷戦が続くアメリカ国内では、マッカーシー上院議員による、共産主義者の徹底した排除活動が行われていた。標的はもはやその域を越え、政府に楯突く全ての者へと及び、一般市民ならずマスコミまでもがその恐怖の前に沈黙していた。

そんな中、CBSの人気キャスター、エド・マローと番組スタッフだけが、自らの人生を賭け、番組内でマッカーシーの不当な権力と真の姿を報じるのだった。

出演

※(声優)は吹き替え版作品が放送される場合の情報です。
字幕版、吹き替え版については、放送日時横のアイコンでご確認ください。

デヴィッド・ストラザーン (小林清志)
ジョージ・クルーニー (小山力也)
ロバート・ダウニー・Jr (宮内敦士)
パトリシア・クラークソン (林佳代子)
ジェフ・ダニエルズ (谷昌樹)

 

GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 2005年 / アメリカ / 93分 / ドラマ

ジョージ・クルーニー渾身の監督第2作。“テレビ・ジャーナリストの父”エド・マローの実話に基づく物語