午後4時40分の取手駅行き取手競輪場送迎ばすは、満杯であった。
次は、4時50分であるが、古い競輪仲間の柏の北さんが「駅まで歩くか」と言うの付き合うことにした。
彼の奥さんは、東京でタクシーの運転手をしている。
「男は、ダメだな。金を使うばかりだ」彼は自嘲ぎみに冷笑した。
「そこへ、いくと女は堅実だな」
「その通り!」と利根輪太郎は応じた。
「100円じゃダメだな」
「そう、最低でも200円、300円は車券を買わないとね」
この日は、本命サイドの人気の車券が続いた。
前半には、500円、1000円単位での勝負だったのに、後半は負けが込み100円単位での車券買いを余儀なくされる。
9レース 2-7-4 1,340円(3番人気)
10レース 2-4-7 640円(1番人気)
11レース 7-1-4 1,230円(5番人気)
これでは、挽回の余地もないのだ。
内藤先生の本を読み、死に対するイメージが、ころっと変わりました。
死は、淋しい、辛い、悲しい、だけでなかったんですね。
やがて必ず訪れる自分の死に対して、暗いだけでなく、豊かなイメージをえがけるようになりました。
そして、人生の終わりである死を考えるということは、イコール、日々の生き方に繋がっていくと思います。
少しでも多くの方にお読み頂きたいと、心から願います。