幸せになる勇気

2023年02月03日 20時11分43秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 岸見 一郎  (著), 古賀 史健  (著)
 
"3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。
それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。
アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。
アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か<? BR> 貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!"
 
「ある程度の仕事はできるけど、ほんとうにやりたいと思っているすごい仕事をする能力や才能が自分にあるのだろうか」と 古賀 史健さんは悩んでいたそうだ。
そこには「君にお足りないのは才能ではなくて、勇気だ」という言葉(アンドラ―心理学)の指摘に衝撃を受けたそうだ。
 
内容(「BOOK」データベースより)
人は幸せになるために生きているのに、なぜ「幸福な人間」は少ないのか?アドラー心理学の新しい古典『嫌われる勇気』の続編である本書のテーマは、ほんとうの「自立」とほんとうの「愛」。そして、どうすれば人は幸せになれるか。あなたの生き方を変える劇薬の哲学問答が、ふたたび幕を開ける!!
 
著者について
"岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。世界各国でベストセラーとなり、アドラー心理学の新しい古典となった前作『嫌われる勇気』執筆後は、アドラーが生前そうであったように、世界をより善いところとするため、国内外で多くの〝青年〟に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う。訳書にアドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』、著書に『アドラー心理学入門』など。本書では原案を担当。

古賀史健(こが・ふみたけ)
株式会社バトンズ代表。ライター。1973年福岡生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションの分野で数多くのベストセラーを手掛ける。2014年、「ビジネス書ライターという存在に光を当て、その地位を大きく向上させた」として、ビジネス書大賞2014・審査員特別賞受賞。前作『嫌われる勇気』刊行後、アドラー心理学の理論と実践の間で思い悩み、ふたたび京都の岸見一郎氏を訪ねる。数十時間にわたる議論を重ねた後、「勇気の二部作」完結編としての本書をまとめ上げた。単著に『20歳の自分に受けさせたい文章講義』。"

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岸見/一郎
哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。国内外で多くの“青年”に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う

古賀/史健
株式会社バトンズ代表。ライター。1973年福岡生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションの分野で数多くのベストセラーを手掛ける。2014年、「ビジネス書ライターという存在に光を当て、その地位を大きく向上させた」として、ビジネス書大賞2014・審査員特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
前作にもレビューしたのですが私自身も教える側に立ったことがあったのと、
青年の言い分と現実に強く共感しながら、しかし哲人のお話を聞けば聞く程考えも変わってきて、
確かにその通りとしか言いようが…となってます。

前作から3年経った設定で青年と哲人の対談が行われますが…、
青年の口の汚さのボキャブラリーは凄いなあと変なところで感心しました。
こんな強い言葉を叩きつけた後で普通に話せるというのは…ある意味この本の中にある信頼とも言えるのかなあ?
少なくとも哲人側は青年への信頼から始まってますしね。

話戻して、他人に対する「尊敬」って結局何なのだろう?
と言う点には私自身が正に疑問視してたところなので今回の内容も刺さりました、
私自身一人っ子でもあるからそこから選んだライフスタイルは正に本の中にある通り。
そして「勇気」とは…。
いやはやこれは何度か読み返さないといけないなあと感じてます。

対談途中の青年の言う通り「理想論」「机上の空論」「書斎にと言う狭い世界から全部を判断しようとしてるあなたには分からない」
等々の言い分もよく分かりますが、哲人の言いたい事もまたよく分かりました。
アドラー心理学とは凄まじい鋭さを持つ考え方をするものですね改めて。
批判が非常に多かったと言われていたのもまた納得。故に心に刺さりました。

前作も含め、理解と実行までは全然程遠いものですが少なくとも…、
自分の中にあったたくさんの、人生や人間社会に対する疑問が解け始めているのは確かですし、
結局のところ人間ってどういうもので、どうなりたいものなのって言うのも納得でしたし、
今までの人生の中で買ってきた本の中で最速で読み上げましたしで…、
少しずつ実行できるものからして行きたいです。
 
教育のことに紙面が割かれていますが、私は教育者ではないので、正直響きませんでした。
嫌われる勇気を読んだときのような感動はありませんでした。
 
ご存じ、100万部も売れた「嫌われる勇気」の続編です。
内容には概ね納得ですが、ただ1つ、気になるところがあります。
それはアドラー心理学では、誉めることも叱ることも推奨していない点です。
相手と縦の関係ではなく、横の関係を築くべきだから、というのがその理由なのですが
別に誉めてもいいんじゃないかと私は思うんですよね。
誉めても横の関係は築けるものだと思いますし、
例えば親子ならどうでしょう?
子供が小さいうちは、縦の関係にならざるを得ないのではないでしょうか。
誉めも叱りもしないなんて、子育てにおいてはあり得ないのでは?
その点においてのみ納得しかねていますが、他は前作同様面白く読ませていただきました。

 
 
 
 
 

 

 

嫌われる勇気

2023年02月03日 20時03分59秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力
 
岸見 一郎  (著), 古賀 史健  (著)
 
"「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】

世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
 

出版社からのコメント

フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう―。

著者について

"岸見一郎 哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の西洋古代哲学、特にプラトン哲学と並行して、アドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。著書『アドラー心理学入門』など。

古賀史健 ライター/編集者。1973年福岡生まれ。1998年、出版社勤務を経てフリーに。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。20代の終わりに『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)に大きな感銘を受け、10年越しで本企画を実現。"

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岸見/一郎
哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの“青年”のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問

古賀/史健
フリーランスライター。1973年生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛ける。インタビュー原稿にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 
他者を意識し続ける自分は自己中心的
まさにここで話している青年は自分の現身に感じました.
自分は自分,他者は他者,当たり前ですが言われて自覚でき自分自身の無意識を知覚できる良書でした.
行動指針としてすぐに変えることは難しい部分もありますが,無自覚にこれまで動いていた部分を知覚して切り分け,納得できることで次の行動に移すことができ自由度が上がったと感じています.
一部の指摘されている内
 
 
 
本書を読み納得しました。

自分自身の生立ちの虐待の被害者という考えから、長年先に進めないでいた自分が本書の中の青年または哲人と同じだった事に気づけました。

過去の事実は事実でしかなく、未来を決める原因にはならないし関係ない。

本書を読んで理解をしても、複雑性PTSDに罹患しているような人が未来に進もうとすると症状が出て進めないのなら、それは思想や勇気の欠如ではなく疾患なのだからしっかりトラウマ治療をすればいいと思います。

メディア媒体の変化、コロナ禍や戦禍の中、今までの価値観や常識が通用しない出来事があまりに多く起こるこの数年の間に、発行部数が世界累計で1000万部を超えましたし、時代がアドラーの思想に追いつくような気がしています。
容を自覚するとこれまで無自覚だった部分も顕在化していくので,定期的に読み返して自覚できる範囲を広くしていきたくなる本です.
 
 
 

アドラー心理学 幸せが1時間でわかる本

2023年02月03日 19時49分38秒 | 社会・文化・政治・経済

中野 明  (著)

「君に足りないのは、才能ではなく勇気だ」

素晴らしい成果を上げ続ける人を見ると、「あの人は途出した能力がったから」と思うのは人間の常だ。

だが、困難な課題を克服する際に、背中を押すのは、できないと思う心の壁を突破する気持ちではないか。

内容(「BOOK」データベースより)

「人生の意味」とは何か?「幸せ」に正解はあるのか?心理学の巨人、アルフレッド・アドラーが描いた「幸福の構造」をシンプルかつ大胆に図解化。アドラー以後に発達した「3つの心理学」を参照しつつ、自己啓発の核心「幸福」の謎を解き明かす。

著者について

1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。ノンフィクション作家、同志社大学非常勤講師。著書に『超図解 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』ほか多数。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中野/明
ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学非常勤講師。
「情報通信」「経済経営」「歴史民俗」の3分野をテーマに執筆活動を展開。人文科学・自然科学を問わず、難解複雑な事象を図解化し明快に説く手腕には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 

平易な文章と、分かりやすい図がふんだんに用いられ、読みやすく書かれていました。
しかし! 「1時間でわかる」のはとても困難だと思います。
如何せん内容が、アドラーの「共同体感覚」から得る幸せという壮大な概念なので、
“読みやすく”はあっても、それを“理解しながら読み進める”のに時間がかかるのです
(読むのも遅いですが)。
ビジネス書のような体裁ですが、一般向けと言うより、
大学で心理学を専攻したか、それに近い基礎知識が必要かなと感じます。

本書の目的は、こんな感じだと思います。
 アドラーの共同体感覚は、究極的には宇宙まで広がる深遠なもので、
 素晴らしい理想ではあるが、あまり現実的ではない
  ↓
 実生活に落とし込むべく、より具体的な理論と融合させよう
  ①マズローの自己実現論
  ②ポジティブ心理学の持続的幸福論
  ③フロー体験論
 
それぞれの理論を解説しながら、最終的にはすべてを融合させ、
なおかつシンプルに収れんさせた展開は、実に見事でした。
(しかしこちらにまとめを書けるほどには、消化できていません)

★-1にしたのは、そのこととも関係しますが、
日常生活に活用するには、やはり観念的すぎるように感じるためです。

ちなみに③のところで、フロー体験(俗に言う「ゾーンに入る」)を得る可能性を
高めるためのポイントなども要約されています。
以前チクセントミハイの『フロー体験』を本屋さんでチラッとめくったとき、
私には読めそうもない…と棚に戻したことがあったので、
本書で分かりやすく解説してもらえておトクでした。

「身近で具体的なアドラーの教えを知りたい」という方には不向きかもしれませんが、
「もっと共同体感覚を深めたい」「他者貢献について知りたい」という方にとっては、
非常に含蓄に富む内容だと思います。

利根輪太郎の競輪人間学 3番の目が絡む日であった

2023年02月03日 17時55分24秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 奈良競輪 開設72周年記念 春日賞争覇戦

2日目(2月3日)

4レース 9-3-1 4,060円(8番人気)

5レース 3-9-2 900円(2番人気)

6レース 3-9-8 470円(1番人気)

7レース 9-2-4 11,570円(37番人気)

8レース 3-9-1 2,090円(5番人気)

9レース 3-4-5 55,270円(97番人気)

10レース 3-1-6 43,190円(71番人気)

11レース 7-1-3 700円(1番人気)

12レース?

並び予想 2-7-4 8-1 3-9 5(単騎)6(単騎)

レース評

古性が格の違いを見せつけ強烈に決める。地元三谷がマーク本線。嘉永−塚本の豪快弾に警戒が必要だし、照井利す阿部も圏内

 

1番人気 2-7(1・6倍)

1番人気は買わない信条の利根輪太郎なので2-7は無視。

あくまでも、出目作戦で、この日、強い3番絡みの車券を買う。

 

利根輪太郎は、出目作戦から、3-2 2-3 3-1 1-3 3-7で勝負した。

結果 

3-1 8,570円(15番人気)

3-1-5 6万2,550円(71番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 3 嘉永 泰斗   9.8   HS捲って
2 1 阿部 拓真 4車身 10.0   切替急追し
3 5 佐藤 龍二 4車身 10.2     落車避繰上
4 9 塚本 大樹 1車身1/2 10.2     嘉永追掬れ
  5 6 八谷 誠賢 1車輪 10.2     後方落車避
6 7 三谷 将太 大差       阻まれ接触
  7 4 伊代野 貴照 大差       3半で追突
  8 8 照井 拓成 大差       古性嵌接触
2 古性 優作       SB カマシ斜行

戦い終わって

戦い終わって写真

 ここもアクシデント発生。東北勢が先行態勢に入ったが、古性優作が鐘前1半から早めにスパートし、東北勢を叩き切る。三谷将太が離れ気味の所を阿部拓真が牽制し、照井拓成が嵌る。鐘4角から嘉永泰斗が鋭く仕掛け、バックでは古性を捉え、1着ゴール。バックで嘉永に切り替える形で阿部が2着。古性は3角で落車の原因を作った事で3着失格となった。
 痛烈捲りを披露した嘉永は「車番が悪かったし、後ろから、一旦押さえてペースに入れようと思った。行かれた後は古性さんがカカっていたけど、感じ良く踏み出せたと思う。3番手までできつかったが、その後に踏み直しが出来ました。初日からセッティングを少し変えて良くなった」。
 飛び付く形で2着の阿部は「初手は中団からで、照井君が先行基本に駆ける作戦。古性さんが思いの外、早く来たけど、三谷さんが離れ気味だったので、申し訳ないと思ったが牽制して照井君を迎い入れた。その後は嘉永君がスピード良く来たし、照井君も一杯になっていると思い、前に踏んだ。落車があって素直には喜べないですね。連日、疲れからかピリッとしないけど、気持ちでカバーします。状態は日毎に上向くと思う」。
 3着に繰り上がった佐藤は「最終ホームでは先手ラインにいたかった。赤板過ぎに緩んだし、行ける所までと思い、内へ。俺が邪魔になれば、ごちゃつくと。嘉永君の後ろを上手く取れたが、三谷さんに強烈なブロックを貰って…。けど、あれがなければ落車に巻き込まれていたかも。連日、落車に巻き込まれていないし、ラッキー。ここまで来たら、準決は深く考えずに」。

 

 

 


最大の壁は自分自身の心にこそある

2023年02月03日 11時02分40秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼民衆はすべて、共通の堂々とした、すばらし何かを―空よりも広く、大地よりも大きく、星座よりも輝いて、海よりも洋々としたものを持っている。

それは人間の精神ですーホセ・マルティ

マルティの信念こそ、新しい人類社会の前進にあたり、人々の心を潤す文化と英知の源となる。

ホセ・フリアン・マルティ・ペレスは、キューバの著作家、革命家。

19世紀後半のキューバ独立革命に参加し、キューバ史における英雄としてだけでなく、ラテンアメリカにおけるモデルニスモ(文学運動)の先駆者としても名高い。

▼世界が分断へと進む今、立ち返るべきはホセ・マルティの「対話の精神」である。

▼人を敬い、一人一人の生命の可能性を呼び覚ますことだ。

▼山に挑むその意味は、登頂の達成感よりも、自分と向き合う中で培われる喜びや成長にある。

最大の壁は自分自身の心にこそある。

▼人生の岐路に立たされた時の決断は、その人にとって大きな冒険―冒険家・植村直己

▼冒険は遠い世界だけでなく、日々の生活の中にもある。

新たな人生の山に登ろうと決断、自分の限界を越えようとする挑戦、それもまた冒険に値するといえるだろう。

▼人間は放っておくと小さく固まろうとする―思想家・内村鑑三

同じ戦うなら、勇んで戦うことである。

はつらつと戦えば、いつも若々しい。

生命が鍛えられ、強くなる。

▼強い人は、いっさいを善知識として、勝利と成長の糧にしていける。

わが人生を深く味わい、感謝していける。

善知識とは、「善き友」「真の友人」、仏教の正しい道理を教え、利益を与えて導いてくれる人を指していう。


歴史を創ることに参加することだ

2023年02月03日 10時41分20秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼現代社会では、強い相互扶助のコミュニティー(利害をともにする共同社会)と地域のつながりが弱くなっている。

▼歴史を読むのは楽しみだ。

だが、それよりももって心を引き、興味があるのは、歴史を創ることに参加することだ。

▼インドの独立闘争に身を投じたネール初代首相―正しい道を歩んでいるにも関わらず投獄される。

そんな逆境、そんな不条理の極みにあっても、なお毅然と前へ進む。

気高い志に、胸を打たれる。

▼自分が一番、苦労してみせる!と覚悟を決めることだ。

同時に、自分が、一番楽しんで見せると、朗らかに、悠々と生き抜き、闘い抜くことだ。

その人は無敵である。

命の底かわ湧き上がる楽しみの中で、闘うのである。

▼一人でも信頼できる人がいると<幸福感>が増進する。

 


宗教のタブー性や、リテラシー(情報を読みよく力)のい低さ

2023年02月03日 08時25分05秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼ゴールへ向かって走るのだ。

転んでも、また起き上がり、走るのだ。

人が笑おうが、けなそうが、邪魔しようが、負けずに走るのだ。

▼自分の全てをかけて、自身の可能性を信じ、実践することが重要だ。

▼人類が願ってやまなかった「生命の尊厳」「人間主義」の思想。

「幸福」と「平和」を創り開きながら、多彩な人間の花を咲かし輝かせ、広げていく。

▼正解のないテーマだからこそ、何度も思索を重ねることが大切であり、その中で新たな価値を生み出していく。

▼日本社会における宗教のタブー性や、リテラシー(情報を読みよく力)のい低さ。

▼日本では、特定の信仰を持たない人が多数派を占めている。

その人たちは、現代社会における政治と宗教の関係性を、適切に認識できないでいる。

▼多くの日本人は、政教分離の原則について、「政治と宗教は接点を持つべきではない」と誤った認識をしている。

「政教分離の原則」とは、国家による特定宗教の振興、排除を防ぐものであり、国民の自由な信仰や、宗教団体の政治活動を阻害するものではない。

その理解が日本の国民には乏しいのである。

 


映画 心の指紋

2023年02月03日 07時53分05秒 | 新聞を読もう

2月3日午前1時からCSテレビのざ・シネマで観た。

心の指紋

末期ガンを宣告された、強盗殺人犯の少年ブルー。

彼は診察にあたった医師マイケルを人質に取って脱走し、インディアンに伝わる伝説の聖なる山へ向けて出発した。

最初はいやいや同行していたマイケルも、彼の兄がブルーと同じ歳で、彼が頼まれて生命維持装置を外してやったことを思い出し、いつしかブルーと心を通わせてゆく。

二人はやがて薬を盗んだことから、共犯者として手配されることになり……。

M・チミノが、立場の違う二人が友情を深めながら進めていく旅を描いたロード・ムービー。

殺人を犯した末期ガンのインディアン青年と、彼の逃避行に巻き込まれたエリート医師が、伝説の湖を目指して西部の荒野を旅する姿を、ヒューマンなタッチで描いた一編。

監督は「天国の門」のマイケル・チミノで、「逃亡者」(89)以来6年ぶりに手がけた一作。

製作はチミノと「評決のとき」などのアーノン・ミルチャン、ラリー・スピーゲル、ジュディ・ゴールドステイン、ジョゼフ・S・ヴェッキオ。

脚本は、チミノの原案を基に、本作が本格デビューとなるチャールズ・リーヴィットが執筆。撮影は「ラスト・オブ・モヒカン」のダグ・ミルサム。音楽は「雲の中で散歩」の巨匠モーリス・ジャール。主演は「ラリー・フリント」のウッディ・ハレルソン、「真実の行方」のジョン・セダ。

また、「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」のアン・バンクロフト、「幌馬車」などジョン・フォード映画の常連ハリー・ケーリー・ジュニアなどが特別出演。

ナヴァホ族出身の前科6犯の強盗殺人犯ブルー(ジョン・セダ)は16歳で、末期ガンの患者。

UCLA医療センターの医師マイケル(ウッディ・ハレルソン)は、ガン科部長への昇進も嘱望されるエリート。

運悪く彼は、医療センターに連れて来られたブルーの診療をすることに。

マイケルはブルーを肝臓ガンの末期と診断、院長は国立ガン研究所での実験的な延命治療に回すことに決める。

マイケルは反対できず、研究所まで彼を届ける役目を引き受ける。

ところが護送中ブルーは脱走、マイケルを人質に故郷のアリゾナのナヴァホ族居留地を目指す。その奥地には伝説の山があり、そこの伝説の湖で泳げばあらゆる病が治るという。

マイケルは次第に彼を放っておけない自分に気づいた。彼は少年時代に最愛の兄をガンで失っていたが、実は苦しむ兄に懇願されて生命維持装置の電源を切ったのは彼だった。

それが彼が医師になった動機だったが、いつしか金と出世のためにその初心を彼は忘れていたのだ。アリゾナにたどり着いたとき、乗って来た盗難車のバッテリーがあがり、二人はヒッチハイク。

乗せてくれた中年女性レナータ(アン・バンクロフト)は神秘思想の信奉者で、マイケルを徹底的にばかにし、自分も博士号をもっているという。

逃避行を続けるなか、ブルーの病状は悪化、マイケルは処置をするにも薬もなく、ブルーの拳銃をもって近くの病院の薬局に強盗に入る。その姿が防犯カメラに映り、ブルーとマイケルは警察に追われる身に。

その報道に妻ヴィクトリア(アレクサンドラ・タイディングス)は心を痛める。ナヴァホ居留地の玄関、ユタ州境のモニュメントバレー。

道路は検問で封鎖されているが、二人の乗ったキャデラックは馬の放牧をするナヴァホの青年たちに偽装されて検問を突破する。

だが居留地に住むとブルーの言っていた祈祷師は、不動産詐欺で警察に追われて姿を消している、とその孫娘(タリサ・ソト)に言われる。彼女から聖なる山の場所を聞き、二人は山脈に分けいる。

その二人を警察のヘリコプターが追う。追跡を振り切った二人の前に、祈祷師が現れる。

もはや力尽きようとしているブルーを彼に託し、マイケルは自分が囮になってヘリコプターの尾行を引き寄せる。

聖なる山にたどりついたブルーは、その湖へと走って行く。

湖水に分け入ったとき、彼の姿は静かに、飛び立つように消えて入った。

マイケルは逮捕され、ロサンゼルスに護送される。

手錠姿の彼は晴れやかな顔で、空港に迎えに来たヴィクトリアを抱き締めた。

心の指紋』マイケル・チミノ監督(米1996) | ラッコの映画生活 ...
心の指紋』マイケル・チミノ監督(米1996) | ラッコの映画生活 ...
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第49回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門で上映され、パルム・ドールを争った