FⅠ 玉野競輪 西日本カップ 深山杯争奪戦
4レース 1-7-5 2-4 3-6
並び予想
レース評
実戦迫力も上々な立部がパワーで他派を粉砕。西田−良永で続き九州本線。村上−芳野のスピードや、泉谷−川木の先制にも注
利根輪太郎はジンクスを、いまだに破れずにいる。
競輪場に着いた最初のレースの車券を買って、連戦連敗なのだ。
だが、またも懲りずに車券を買ってしまう。
皮肉なことに、それがツキを失う兆候となる。
1番の番手の7番は2番に競り負ける。
1番人気 1-7(2・9倍)
結果
5-1 3,430円(10番人気)
5-1-6 8万6,810円(118番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | 1 | 5 | 良永 浩一 | 12.2 | 差 | 急追立部交 | ||
◎ | 2 | 1 | 立部 楓真 | 1車輪 | 12.5 | 逃 | SB | 鐘3半先行 |
3 | 6 | 川木 敬大 | 3車身 | 12.3 | 切替捲追込 | |||
注 | 4 | 4 | 芳野 匠 | 2車身 | 12.4 | 詰り差返も | ||
× | 5 | 2 | 村上 竜馬 | 3/4車輪 | 12.7 | 飛付も離れ | ||
▲ | 6 | 3 | 泉谷 元樹 | 1車身1/2 | 12.6 | 叩れ機逸し | ||
○ | 7 | 7 | 西田 大志 | 3/4車身 | 12.9 | 立部追競負 |
5レース 7-1 4-3 5-2-6
並び予想
勢いとパワーで真鍋が再び圧倒。先輩岩見がマークだが、地元の気迫で橋本−桜井が徹底抗戦。園田任せから伸びる坂本も圏内
1番人気 5-7(3・1倍)
3連単の 5-1-7 5-7-1で固いだろうと勝負した。
だが、7-5-1となる。
5番の真鍋 顕汰選手(121期)を過信する。
だが、冷静に考えると7番の橋本 凌汰選手(119期)は5番の真鍋 選手と僅差であったのだ。
結果
7-5 1,140円(5番人気)
7-5-1 3,880円(16番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
× | 1 | 7 | 橋本 凌汰 | 11.8 | 捲 | 急追捲追込 | ||
◎ | 2 | 5 | 真鍋 顕汰 | 1/4車輪 | 12.2 | 逃 | B | 鐘前で先制 |
○ | 3 | 1 | 櫻井 太士 | 3車身 | 12.0 | S | 橋本離れ乍 | |
注 | 4 | 3 | 坂本 晃輝 | 9車身 | 12.1 | 追ず篠塚続 | ||
5 | 6 | 篠塚 光一 | 1/4車輪 | 12.2 | 前が離急追 | |||
△ | 6 | 2 | 岩見 潤 | 9車身 | 13.2 | 真鍋に離れ | ||
▲ | 7 | 4 | 園田 鉄兵 | 2車身 | 13.3 | 追上げ一杯 |
因みにレビュータイトルの文字列はこの本の帯のものですが本文中に「闇」の文字はあっても同様の文字列はありません。
本書で触れられているように、陰謀論をよく見ていくと政治に関係するものが多くを占めますし、また
影響力が大きいことに気づかされます。
著者は陰謀論に嵌まっていく原因を、「自分の正しさを支えてくれるから信じる」というのが陰謀論
受容のメカニズムだと説き、特定の集団や特性を持つ人々に限らず、すべての人に当てはまり得ること
だと述べています。
これは認知心理学でいう「確証バイアス」です。
確証バイアス:信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または
集めようとしない傾向のこと
まさに誰もが自然に持ち得るバイアスであって、そのバイアスに気づいて、逃れる方策を取らない限り
は解消できないものです。
陰謀論に嵌まっていく要因を、確証バイアスと結びつけたのは著者の慧眼です。
その一方で、陰謀論から逃れるための解決策は、説得力に欠けます。
著者は、”そこそこ” の関心と知識を持ち、その信念に囚われ過ぎないことの重要性を挙げています。
別の表現では、自分の正しさを過剰に求めないことだと言っています。
これは半分はおそらく正しくて、半分は詰めが甘いです。
自分の信念に囚われ過ぎないことの重要性には賛成です。言い換えるなら、他者による異なる意見にも
しっかりと耳を傾けてまずは受け止めることと、自分の考えに対しても常に批判的に内省ことが求めら
れます。
賛同しかねるのは、「そこそこ」「ほどほど」の関心や知識がちょうどバランスが取れて良いという
主張です。この「ほどほど」主義や、文脈を追わずに結論だけ分かればよいという短絡的で、思考停止
を招いている姿勢が、陰謀論の負のエネルギーを増幅させているのではないでしょうか。
確証バイアスから逃れる方法と同様に、まず自分が信じているものを証明する事柄だけを追っていない
かを冷静に見極めて、違う意見にも真摯に耳を傾けることで「バランス感覚」を持つことが、情報過多
の世界に生きる私たちに求められています。
いいところまでは探究されているので、どうやってそれを超克していくのかをよりシャープに提起され
ていたなら、素晴らしい本だったかなと感じました。