利根輪太郎の競輪人間学 ジンクス 初めのレースは観るべき

2023年02月21日 15時21分57秒 | 未来予測研究会の掲示板

FⅠ 玉野競輪  西日本カップ 深山杯争奪戦

4レース 1-7-5 2-4 3-6

並び予想 

レース評

実戦迫力も上々な立部がパワーで他派を粉砕。西田−良永で続き九州本線。村上−芳野のスピードや、泉谷−川木の先制にも注

 

利根輪太郎はジンクスを、いまだに破れずにいる。

競輪場に着いた最初のレースの車券を買って、連戦連敗なのだ。

だが、またも懲りずに車券を買ってしまう。

皮肉なことに、それがツキを失う兆候となる。

1番の番手の7番は2番に競り負ける。

1番人気 1-7(2・9倍)

結果 

5-1 3,430円(10番人気)

5-1-6 8万6,810円(118番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 5 良永 浩一   12.2   急追立部交
2 1 立部 楓真 1車輪 12.5 SB 鐘3半先行
  3 6 川木 敬大 3車身 12.3     切替捲追込
4 4 芳野 匠 2車身 12.4     詰り差返も
× 5 2 村上 竜馬 3/4車輪 12.7     飛付も離れ
6 3 泉谷 元樹 1車身1/2 12.6     叩れ機逸し
7 7 西田 大志 3/4車身 12.9     立部追競負

 

5レース 7-1 4-3 5-2-6

 並び予想 

レース評

勢いとパワーで真鍋が再び圧倒。先輩岩見がマークだが、地元の気迫で橋本−桜井が徹底抗戦。園田任せから伸びる坂本も圏内

 1番人気 5-7(3・1倍)

3連単の 5-1-7 5-7-1で固いだろうと勝負した。

だが、7-5-1となる。

5番の真鍋 顕汰選手(121期)を過信する。

だが、冷静に考えると7番の橋本 凌汰選手(119期)は5番の真鍋 選手と僅差であったのだ。

結果

7-5 1,140円(5番人気)

7-5-1 3,880円(16番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 7 橋本 凌汰   11.8   急追捲追込
2 5 真鍋 顕汰 1/4車輪 12.2 B 鐘前で先制
3 1 櫻井 太士 3車身 12.0   S 橋本離れ乍
4 3 坂本 晃輝 9車身 12.1     追ず篠塚続
  5 6 篠塚 光一 1/4車輪 12.2     前が離急追
6 2 岩見 潤 9車身 13.2     真鍋に離れ
7 4 園田 鉄兵 2車身 13.3     追上げ一杯

 

 
 

 

 

 


陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

2023年02月21日 14時55分15秒 | 社会・文化・政治・経済
 
秦 正樹 (著)
 
ネット上の陰謀論「Qアノン」を妄信する人々によって引き起こされたアメリカ連邦議会襲撃は、世界を震撼させる事件であった。
21世紀の今、荒唐無稽な言説が多くの人に信じられ、政治的影響力すら持つのはなぜか。
本書は、実証研究の成果に基づき、陰謀論受容のメカニズムを解説。日本で蔓延する陰謀論の実態や、個人の政治観やメディア利用との関連、必要なリテラシーなどを交え、「民主主義の病」への対抗法を指南する。
 

著者について

秦正樹
1988年広島県生まれ. 京都府立大学公共政策学部公共政策学科准教授.
2016年, 神戸大学大学院法学研究科(政治学)博士課程後期課程修了. 学位取得論文:「政治関心の形成メカニズム――人は「政治」といかに向きあうか」.
神戸大学学術研究員, 関西大学非常勤研究員, 北九州市立大学講師などを経て, 現職. 共著に『日本は「右傾化」したのか』(小熊英二・樋口直人編、慶應義塾大学出版会), 『共生社会の再構築II デモクラシーと境界線の再定位』(大賀哲・仁平典宏・山本圭編、法律文化社)など.
 
 
誰が陰謀論を信じてしまうのか?
調査データから明らかにする。
「識者」によるいい加減な印象論がはびこり、かえって正確な理解を妨げてしまうことがよくある。
「どんなメディアを使う人が陰謀論を信じやすいのか」
「政治に詳しい人は陰謀論を信じないのか」といった問いに次々と答えがしめされていく。
分析方法の説明は難しいが、すべてわからなくても内容の理解に支障はない。
 
「私たちは、知識として錯覚したものによってしばしば動かされ、裏切る。私たちは、作為のよってあたえられた知識のうえに生きることがあまりに多く、ゆるぎない事実を通して思索することがあまりにすくない」
 
 
 
 
ネット上の陰謀論を実証研究するという問題意識は分かるが、結論、対抗法がわかりにくいと感じました。
 
 
 
『陰謀論』という題名だが、本書は陰謀論を信じやすい人について研究されている。陰謀論の中身について追求されているわけではなく、陰謀論の全容が網羅的につかめるような分析ではない。
日本では戦前から何かしらの陰謀論は存在し続けているので、信じやすい層というのは一定数いるという事は自明だ。昔からあるので新しいメディアから情報を得る事と、陰謀論を信じやすい事との関係性が薄いことも頷ける。
最近、陰謀論がことさら危険視されるのは、信じる、信用、信頼というレベルを超えて信仰、信念の域にまで達するような、強固に「信じる」人間が出てきて、そういう人が反社会的行動をしたり、徒党を組んで社会を脅かす事があるためだ。筆者は、この問題視される部分に目を瞑っているように見える。筆者の研究は陰謀論を知るために有用ではあると思うが、陰謀論が引き起こすであろう社会問題を解決するために必須の研究かと言われるとそうでもない気がする。
 
 
世界中が不安の中にある。コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、物価高。
日本はそれに加えて低賃金に円安。経済は30年間停滞したままだ。
そんな状況で怪しげな情報や意見を発信する「知人」「知り合い」が増えてきた。
ワクチン接種に反対。疑似科学やスピリチュアルな活動をしている。
(Facebookを見るとスピリチュアルビジネマンの小鼠のパターンが多い)

スピリチュアルに懐疑的な私は、彼らに出会うと思考停止。戸惑い、なぜか憐れみを持って距離を置いてしまう。
おそらく多くの人も同じ状況だと思う。

SNSを見ると保守派、リベラル派が大喜利合戦のように陰謀論を飛ばしている。

そこで、学者さんによる「陰謀論」の本。
陰謀論の定義。陰謀論の分類を行い、陰謀論を考える。
分類をするだけでも、混乱する頭が整理されていく。
読み進めると「普通」からはみ出ることを恐れる日本人が陰謀論と親和性が高いことも理解できる。
一歩引いて陰謀論を考えたい人にはオススメの本。
 
 

10月22日刊行の及川順氏の『非科学主義信仰』(集英社新書)は「「非科学主義信仰」の拡大そのものは、アメリカ特有の現象かもしれないが、社会構造という点では、日本も同種の問題を抱えていることを認識すべきだ。」で終わっていた。
それで、10月25日刊行の本書のテーマは現代日本の陰謀論である。
陰謀論について、本書は、学術的には「政治や社会において重大な事件・出来事が起きた究極的な原因を、強い影響を持つ2人以上のアクターの秘密の企みで説明しようとする試み」とし、もっと砕いて「重要な出来事の裏では、一般人には見えない力がうごめいていると考える思考様式」とする。
これらの定義では、論説の「非科学性」「荒唐無稽性」は条件とされていないようである。となると、「非科学的」でなく、「荒唐無稽」でもない陰謀論もありうることになる。しかし、16頁に載っている「陰謀論的思考」の概念を測定する際に用いられる15の質問の内容はほとんど全部が「荒唐無稽」的である。(例 異星人からの接触の証拠は、一般人には伏せられている)。
この15問を読んでいると、日本では陰謀論を信じる人は少ないように思うが、先行研究によると、日本人の3〜5人に1人は陰謀論的信念を有しているようである。
目次
第1章「陰謀論」の定義ー検証可能性の視点から。第2章陰謀論とソーシャルメディア。第3章「保守」の陰謀論ー「普通の日本人」というレトリック。第4章「リベラル」の陰謀論ー政治的少数派がもたらす誤認識。第5章「政治に詳しい人」と陰謀論ー「政治をよく知ること」は防波堤にならない。終章民主主義は「陰謀論」に耐えられるのか?
私的感想
○日本における陰謀論の実態を、(まさに)実証的に検討した労作と思う。
○第2
章では、「ヤフコメの閲覧頻度が高いことと、陰謀論的信念の高さには関連がある」という分析結論は常識的だが、「ツイッターの利用頻度が高いことと、むしろ陰謀論的信念の低さには関連がある」の分析結論はちょっと意外である。原因推察は、ツイッターの利用者には若い人が多く、若い世代がツイッターで触れる話題は極めて日常的な出来事が中心で、日常的な話題の中に陰謀論が含まれることはあまりないとなっている。面白い。一方、ツイッターをよく利用する人には、自分ではなく、他人が陰謀論の影響を受けていると考える人が多い。なるほど。
○第3章では自分を普通の日本人と考える人(普通自認層)こそ、陰謀論に巻き込まれやすい傾向がある、第4章ではリベラル派は、民主主義を支える選挙や政党など、政治の仕組みそのものに関する陰謀論を受容しやすい、第5章ではプライベートなことに関心の高い人は陰謀論に接する機会も少なく、巻き込まれにくい。政治的関心や時事的関心の高い「政治に詳しい人」ほど陰謀論に引っかかりやすい、と面白い分析結果が並ぶ。詳しく書くとネタバレになるので略。
○終章は題名通り、民主主義は「陰謀論」に耐えられるのか?、である。いろいろ出てくるが、最後に出てくる提唱「マスメディアの情報を、とりあえず、信じよう」は説得力が高い。大手マス・メディアは第三者機関調査、競合他紙による批判、読者による批判等の監視下にあり、情報の正確性という点ではソーシャルメディアよりは高い。ただし、これは原則である。
○本書でやっかいな点は、本書の分析でもちいられているサーベイ実験という手法が私のような素人にはわかりにくいことである。第1章で6頁ほど費やして、総論的な説明があり、その後の各章にも各論的説明があるが、やはりわかりにくい。まあ、専門家の使う手法なので信頼性は高いと思うが、もう少し砕いて説明してほしかった。
 
 
この本では「陰謀論の巣窟」(p.71,74,213,214)として名指しはされていないものの名前ぐらいは登場する「5ちゃんねる」(p.49,53)でこの本に言及がされていたので、陰謀論者というか「悪意」の実在を信じる自分としては定価で買う価値はないだろうとは思いつつも新品を買ってしまいましたが、実際、この本の存在自体(及び好意的な評価)が「陰謀」と思えるような中身がない本なので星2つにします。

因みにレビュータイトルの文字列はこの本の帯のものですが本文中に「闇」の文字はあっても同様の文字列はありません。
 
 

昨今、陰謀論に関する書籍が多く出ています。その大きなトリガーになったのは、前米国大統領のトラ
ンプ氏によるフェイクニュース等の発言の数々と言っても過言ではないでしょう。
本書で触れられているように、陰謀論をよく見ていくと政治に関係するものが多くを占めますし、また
影響力が大きいことに気づかされます。

著者は陰謀論に嵌まっていく原因を、「自分の正しさを支えてくれるから信じる」というのが陰謀論
受容のメカニズムだと説き、特定の集団や特性を持つ人々に限らず、すべての人に当てはまり得ること
だと述べています。
これは認知心理学でいう「確証バイアス」です。

確証バイアス:信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または   
       集めようとしない傾向のこと

まさに誰もが自然に持ち得るバイアスであって、そのバイアスに気づいて、逃れる方策を取らない限り
は解消できないものです。
陰謀論に嵌まっていく要因を、確証バイアスと結びつけたのは著者の慧眼です。

その一方で、陰謀論から逃れるための解決策は、説得力に欠けます。
著者は、”そこそこ” の関心と知識を持ち、その信念に囚われ過ぎないことの重要性を挙げています。
別の表現では、自分の正しさを過剰に求めないことだと言っています。

これは半分はおそらく正しくて、半分は詰めが甘いです。
自分の信念に囚われ過ぎないことの重要性には賛成です。言い換えるなら、他者による異なる意見にも
しっかりと耳を傾けてまずは受け止めることと、自分の考えに対しても常に批判的に内省ことが求めら
れます。

賛同しかねるのは、「そこそこ」「ほどほど」の関心や知識がちょうどバランスが取れて良いという
主張です。この「ほどほど」主義や、文脈を追わずに結論だけ分かればよいという短絡的で、思考停止
を招いている姿勢が、陰謀論の負のエネルギーを増幅させているのではないでしょうか。

確証バイアスから逃れる方法と同様に、まず自分が信じているものを証明する事柄だけを追っていない
かを冷静に見極めて、違う意見にも真摯に耳を傾けることで「バランス感覚」を持つことが、情報過多
の世界に生きる私たちに求められています。

いいところまでは探究されているので、どうやってそれを超克していくのかをよりシャープに提起され
ていたなら、素晴らしい本だったかなと感じました。
 
 
 
 
 
 
 

今、自分にできる最大限の行動を

2023年02月21日 14時30分20秒 | 社会・文化・政治・経済

▼世界中のすべての人々の幸福は、<力>によってではなく、それを超える<理性>によって築かれる。

▼大事なのは足元だ。何がっても浮き足立つのではなく、現実の大地に、しっかり立つことだ。

▼不可能を可能にする逆転劇を創り出すのは、常に、負けじ魂の団結である。

▼負けじ魂とは「能忍」(よく忍ぶ)力ともいえるだろう。

忍ぶ:じっとこらえる

▼今、自分にできる最大限の行動を、時を逃がさず実践する。

 

 

 


AIと人類

2023年02月21日 14時09分25秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
 

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 

 


瞬間が運命の全体を決定する

2023年02月21日 13時38分30秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼多様性・包摂のある共生社会を実現すべきだ。

▼耳を傾けている人もいれば、心を閉ざす人もいる。

だが、ともかく話してみることだ。

結果を想像してためらうのでなく、力を尽くす、つまり当たってみることだ。

▼やろうと思った時が、行動の時だ。

▼詩心の復権こそ、人間の復権の鍵である。

▼詩とは本来、人間と自然、人間と人間、人間と社会を結ぶ共生の心の結晶にほかならない。

詩心は人間を結ぶ。

詩心は精神を豊にする。

▼<今しかできない大切なことは何か>―後悔を残さず挑戦し、勝利していく。

この一歩一歩が、意義ある人生を築いたいく。

▼目的が明瞭であってこそ実践の勇気が湧く。

▼瞬間が運命の全体を決定する―ゲーテ

▼ただ孜々として天性好きな植物の研究をするのが、唯一の楽しみであり、またそれが生涯の目的であるー

植物学者・牧野富太郎

孜々」しし:熱心に努め励むさまのこと。

 


中国名言集 一日一言

2023年02月21日 13時24分14秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力
井波 律子  (著)
 
井波 律子(いなみ りつこ、1944年2月11日 - 2020年5月13日)は、日本中国文学者。『三国志』の研究や『三国志演義』の翻訳などで知られる。国際日本文化研究センター名誉教授
 
悠久たる中国史に煌めく数多の名言は,今なお人の世の真実を照らし続けている.
博学能文の中国文学者が,史書,詩文,随筆,小説,俗諺等々より366の名言を精選し,1年各日に配して明晰な解説を付した.
孔子から毛沢東まで,発言者の生きた時代は約2500年にわたる.
日々の暮らしを彩る,教養と実用を兼ねた1冊.
 
「収獲を問題にするな。耕し、雑草をとることだけが肝要だ」
成果にこだわらず、力を尽くすプロセスこそ大切だ。
 
 

中国の古今の名言を、一日一言とりあげ
短い解説を加えています。
名言は、有名なものから俗諺まで
幅広く取り上げられています。

2007年に「京都新聞」に毎日掲載されたものに
加筆・修正したものなので
暦や季節に沿った名言も多く収録されています。
文字も大きめで、余白も多めの
見やすいスタイル。
少し値段が高めですが、手元に置いて
たびたび開きたくなるような本でした。


 
名言を一日に一つ取り上げて、解説をしてあるのですが、残念ながら、解説に必ずつけてある最後の一言が私の感性に合いませんでした。
人物評価などに、少し筆が走りすぎというか、予断が入り込みすぎているというか・・・
ハナにつくという入った感じではないのですが、今ひとつ違和感が拭えない感じがあり、通読を断念しました。

こういった本の書き方は、どこまで踏み込んで書くか、難しいのかもしれないですね。

なお、感性が合う方には、さらっと読めるカジュアルな本です。
字も大きく、余白も大きくとってあるので、気づいたことや気になることを書き留めたりと、いろいろ活用できそうな感じです。
 

中国の古今の名言を、一日一言とりあげ
短い解説を加えています。
名言は、有名なものから俗諺まで
幅広く取り上げられています。

2007年に「京都新聞」に毎日掲載されたものに
加筆・修正したものなので
暦や季節に沿った名言も多く収録されています。
文字も大きめで、余白も多めの
見やすいスタイル。
少し値段が高めですが、手元に置いて
たびたび開きたくなるような本でした。

名言を一日に一つ取り上げて、解説をしてあるのですが、残念ながら、解説に必ずつけてある最後の一言が私の感性に合いませんでした。
人物評価などに、少し筆が走りすぎというか、予断が入り込みすぎているというか・・・
ハナにつくという入った感じではないのですが、今ひとつ違和感が拭えない感じがあり、通読を断念しました。

こういった本の書き方は、どこまで踏み込んで書くか、難しいのかもしれないですね。

なお、感性が合う方には、さらっと読めるカジュアルな本です。
字も大きく、余白も大きくとってあるので、気づいたことや気になることを書き留めたりと、いろいろ活用できそうな感じです。