利根輪太郎の競輪人間学 競輪の落とし穴

2023年02月17日 21時28分49秒 | 未来予測研究会の掲示板

利根輪太郎はこの日は、落とし穴に落ちた心情に陥ったのだ。

GⅢ  施設整備等協賛競輪in伊東温泉 2日目(2月17日)

7レース

並び予想 5-1 2-9-6 3-7-4 8(単騎)

レース評

自力に勝る阿部に差し脚上位の柳詰が付けて両者の首位争い。河村が得意の捲りで本線撃破を狙う。タテ型で並ぶ中部勢が穴。

1番人気 3-7(4.0倍)

競輪仲間には、3-7か3-9と告げていたのに、最終的に買ったのは3-7-9の3連単。

さらに3-7-2 3-7-1 3-7-5の3連単車券。

3-9を買わなかった―これが、この日のつまづきの始まりであった。

また、7番は5番に絡まれたこともあって、2着を確保できなかったことが、敗因だった。

結果

3-9 2,690円(6番人気)

3-9-7 7,800円(17番人気)

 
8レース

並び予想

レース評

石塚の初日2着は高い評価に値する。勝負圏から一気に捲って首位通過だ。斉木−土屋の地元コンビも気配は良く逆転十分。

 

1番人気2-5(2.6倍)

固いと思い込み、2-5の3連単で勝負したのだが、まさかの結果に・・・

2番は内側に切り込み、4番に絡まれた。

このため2-5ラインの並びが崩れる。

さらに2番は、失格7番の落車のあおりの 影響直線伸びきれなかった。

まら、7番が落車のアクシデントがなければ、9番の1着もなかっただろう。

大反乱となる

結果

9-1 7万3,280円(58番人気)

9-1-2 41万8,670円(339番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
  1 9 佐藤 愼太郎   9.7   切替落避け
× 2 1 齋木 翔多 1/2車身 10.4 B 鐘前先行し
3 2 石塚 輪太郎 微差 10.2     中団取捲上
4 5 山口 泰生 1/2車輪 10.1     石塚マーク
  5 6 伊藤 正樹 2車身 10.2     ライン続き
6 3 齋藤 登志信 8車身 10.7     小原と一緒
7 4 小原 丈一郎 8車身 11.6     中団外後退
  8 武田 憲祐         3番手乗上
7 土屋 裕二         絶好も接触

 9レース

並び予想 3-5-9 8-1-4 6-2-7

レース評

土生を得た稲毛が特選組の意地で勝ち切る。しかし林のブン回しが怖く番手の湊を重くみる手も。援軍得た鈴木も見せ場を作る

1-2の3連単で勝負する。

1番人気1-2(6.7倍)

結果

1-6 5,370円(21番人気)

1-6-4 4万9,330円(133番人気)

10レース 1-9-4 2-5-6 3-7-8

並び予想 

レース評

番手萩原の好援護が見込める青野がペース配分を修正してライン独占に導く。ただ、黒沢や川口も好気配で別線も大差はない。

1番人気 1-9(3.4倍)

1-9の3連単は1-9-5 1-9-2にする。

さらに、1-5 5-1 1-2 2-1の2車単勝負とした。

1-2-5の3点ボックス車券が思いつかなかった。

車券が外れて続けて、完全に頭が熱くなっていた。

冷静さを失しなったことが、落とし穴だった。

結果

5-2 2,430円(7番人気)

5-2-1 1万1,810円(32番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 5 磯田 旭   10.4   黒沢を利し
2 2 黒沢 征治 1車輪 10.6 B 赤板前先行
3 1 青野 将大 1/2車身 10.4     鐘仕掛外回
4 3 川口 聖二 3/4車身 10.3     被り外捌き
  5 4 渡邉 晴智 1/2車輪 10.4     殿尻内追上
  6 6 伊藤 大彦 3/4車輪 10.5     前団掬われ
  7 8 藤田 昌宏 3/4車輪 10.1     失敗ライン
8 7 横関 裕樹 3/4車輪 10.3   S コース無く
9 9 萩原 孝之 4車身 10.8     追走阻まれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 

「一緒に暮らそう―」その3か月後に届いた悲報

2023年02月17日 21時14分58秒 | 事件・事故

 “収容施設から出さねば” 奔走する女性の願い

配信

メ~テレ(名古屋テレビ)

出会いは面会…「一緒に暮らそう」

 

 

 

 


人間の境涯

2023年02月17日 10時46分18秒 | 社会・文化・政治・経済
 
芳村 思風  (著)
 
人間の進化の実現を目的に、理性を中心とした近代の人間観を批判し、感性を人間の本質とする考え方を提唱するのが、著者が確立した感性論哲学である。
今回、出版された『人間の格』と『人間の境涯』は、旧題『人間の格』という一冊に収められていた講演録である。
また、『人間観の覚醒』は、旧題『人間観の革正』の新装改訂版である。
『人間の境涯』の境涯とは、その人の人格がどの程度まで成長しているかを表すものであり、本の中ではその成長が段階的に示される。
また、その境涯を極めるためには人格を磨く努力を行う必要があるが、その実践論が『人間の格』である。
さらに『人間観の覚醒』では「何のために生きるのか」という根源的な問いが発せられ、まったく新しい感性的な生き方が展開される。
経営者を中心に全国から引きも切らず講演が依頼される著者の思想のエッセンスが詰まったシリーズである。
 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

芳村/思風
昭和17年奈良県生まれ。学習院大学大学院哲学博士課程中退。思風庵哲学研究所を設立。
感性論哲学の創始者。名城大学講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
自己啓発に役立ちました。
 
 
 

人文學隨想集 人間の境涯について

 
 
 
古今東西の言語・造形藝術・音楽に表現された人間の窮極の姿
『イソポ物語』『今昔物語』からデューラー『メランコリア』、ホーフマンスタール『イェーダーマン』…。
古今東西の説話・絵画・音楽に造詣のふかい碩学小堀桂一郎、珠玉の随想集。


【著者のことば】
『人文學隨想集 人間の境涯について』

「人間の境涯」とは、人間の社會的職業的羈絆や虛飾を一切洗ひ流し、その現存在を窮極の無一物にまで詮じ詰めた時に現れる姿である。
どんな人にもその樣な極限の實存の姿がふと浮び上る時間的・空間的位相があるものだ。
さうした人間の限界的位相を訪ね求める旅の方便として、著者は古今東西の文學作品及び言語不通の柵に遮られぬ造形美術、時には音樂作品をも材料として、人々の表象する世界像を檢索する作業に携はつて來た。
 
漫然たる道樂仕事ではあつたが、然し倦く事なく、樂しみながら孜孜として續けてゐた。
さうしてゐるうちに、本來の目標に達するための手段のつもりで集めてゐた材料自體が、何分優れた藝術作品といふ基準には叶ふものだから、如何にも面白い、魅力に富んだ寶藏の如き觀を呈することに氣がついた。
結果として、求めてゐた答よりも、答を導き出すために蒐集した材料を、先づひろげて人に見せたいとの欲求が表に出て來た。そこで御披露に及ぶことにしたのが本書を構成する諸章である。
研究といふ樣な殊勝な志に出たものではないので題も隨想集とした。
 

著者について

小堀桂一郎(こぼり・けいいちろう)
1933年9月生まれ。東京大学・明星大学名誉教授。
専攻はドイツ文学、比較文学、比較文化、日本思想史。
著書に『鈴木貫太郎―用うるに玄黙より大なるはなし』(ミネルヴァ書房〈日本評伝選〉、2016年)、『和辻哲郎と昭和の悲劇―伝統精神の破壊に立ちはだかった知の巨人』(PHP新書、2017年)、『靖國の精神史―日本人の国家意識』(PHP新書、2018年)、『象徴天皇考』(明成社、2019年)などがある。
 
 
 
 

 

 
 
 

 

 
 
 
 

 
 
 
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自分こそが人生の「主役」

2023年02月17日 10時01分55秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼理にかなっている

理(道理、法則、原理など)に一致していると言うことです。 

①自然界の法則を、人間が上手に利用(=知恵)できている状態。

▼だれでもいい、そばにいてあげることだ。

一緒にいて、話を聞いてあげる。

一言でも励ましてあげる。

それによって、苦しんでいる心に、パッと<生>の火がともる。

「自分のことを思ってくれる人がいる」―その手応えが、苦悩の人の生命空間を広げてくれるのだ。

▼自分一人ではない。

他人や世界・社会と<共にある>という実感があれば、必ず立ち上がることができる。

それが生命のもっていている力だ。

だから、「善き縁」が大事なのだ。

▼病で心のありように気付くものだ。

一度も病床に臥(ふ)したことがない人は、どうしても病んだ人への思いやりが欠けがちだ。

しかし「病苦」はそうした人間にも、人生で最も大切なものはなにか、という点に目を向けさせていく、有無をいわせぬ力をもっている。

▼生命哲学の次元での楽観主義は「なんとかなるだろう」という<現実逃避の楽観主義>ではない。

むしろ悪は悪として、苦しみは苦しみとして直視する。

そして、それと断固、戦う。

どんな悪や苦難とも「戦える自分自身」を信ずるのだ。

生命哲学の原理とは<戦う楽観主義>なのだ。

▼人生の苦労もなく、すべて思いどおりに順調にいった人には、多くの人々は救えない。

苦悩しなければ、人の心もわからないし、本当の力わからない。

▼困難があっても、自分こそが人生の「主役」である。

「勇者」であると決めて、前へ前へと進むことである。

自分を卑下したり、心が引いてしまったら、負けである。

▼誹謗中傷されようと、何が起ころうと、自分自身が「勇者」の立場で強くなるしかない。

自分自身が人間としての境涯(人間の力量=幅・奥行)を広げるしかない。

そうすれば、必ず道は開ける。

 


友人のホームページ「晴耕雨読土日競馬」を思い出したが・・・

2023年02月17日 09時48分53秒 | 沼田利根の言いたい放題

友人のホームページを思い出した。

だが、5年間も更新されていなかった。

もう少し早く気付いたら・・・と悔やまれた。

友人のホームページ

晴耕雨読土日競馬

競馬歴48年で、競馬をこよなく愛する者です。
長年培った分析力とともに、競馬評論家として唯一認めていた故・大川慶次郎氏の相馬眼(大川流)をもってして、GⅠ、GⅡのレースを中心に予想します。参考になれば幸いです。

2017年11月26日(日)東京11Rジャパンカップ(GI)3歳以上オープン芝2400m

これが、最後の更新であろうか?

 


映画 長江哀歌

2023年02月17日 08時18分45秒 | その気になる言葉

長江哀歌の画像

2月17日午前6時からCSテレビのザ・シネマで観た。

オーストラリアで成長した息子と親子ほど年齢差がある女性の先生との関係が微妙となる後半が、むしろ印象に残る映画であった。

最後のシーンで、母親が雪が舞う中で踊るエンディングが良かった。

劇場公開日:2007年8月18日

長江哀歌(エレジー)

長江哀歌』(ちょうこうエレジー、原題: 三峡好人)は、ジャ・ジャンクー監督による2006年の中国映画である。

三峡ダム建設により水没する古都に住む人々が描かれる。製作は上海フィルム・スタジオ英語版エクストリーム・ピクチャーズ英語版が共同で行った。

2006年9月5日に第63回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映され、同映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞した

解説

06年のベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた、中国の若き名匠ジャ・ジャンクー監督による人間ドラマ。

ダム建設によって水没することが決まっている三峡の街。

16年前に別れた妻子を探しにこの街を訪れた炭鉱夫サンミンは、かつて妻が住んでいた場所がすでに水没してしまったことを知る。一方、音信不通の夫を探しにやって来たシェン・ホンは、夫が働いていた工場を訪れるが、そこに彼の姿はなく……。

2006年製作/113分/中国

長江哀歌(エレジー)のネタバレあらすじ:起

中国のみならずアジア最長の大河、長江。

三つの峡谷に囲まれた三峡付近では、国家の威信をかけた壮大なプロジェクトとして巨大な「三峡ダム」の建設が進められていました。しかし、ダム建設により将来ダム湖の底に沈みゆく運命にある町や村などが幾つも存在していました。
山西省で炭鉱夫として働いている男、サンミン(ハン・サンミン)は、16年前に別れた妻ヤオメイ(マー・リーチェン)と娘を探すために船に乗って三峡の街・奉節にやってきました。

サンミンは地元の人に頼んで、かつてヤオメイが暮らしていた場所に連れていってもらいましたが、そこは既にダム建設により水の底に沈んだ後でした。

サンミンは地元の住民の勧めで役所に出向いて調べてもらいましたが、それでもヤオメイの消息は分からずじまいでした。仕方なくサンミンは奉節の安い宿を借り、しばらくの間この街に腰を据えて妻子を探すことにしました。

サンミンは宿の主人から義兄(ヤオメイの兄)の居場所を教えてもらい、早速義兄のもとを訪ねてみました。義兄いわく、ヤオメイはここからずっと南の地で船に乗って働きに出ているというのです。

サンミンはこの街に留まっていればいずれヤオメイと娘に会えるだろうとの義兄の言葉を信じて、引き続き奉節に留まって地元の住民が捨て去った建物の解体作業の職に就くことにしました。サンミンはこの作業場で気のいいチンピラのマーク(チョウ・リン)と意気投合、共に作業で汗を流しました。
時を同じくして、奉節の港にシェン・ホン(チャオ・タオ)という看護師の女性が降り立ちました。山西省からやってきた彼女は、三峡の工場に働きに出たまま2年間も音信不通となっている夫グォ・ビン(リー・チュウビン)を探しに来たのです。

長江哀歌(エレジー)のネタバレあらすじ:転

どうやらグォ・ビンは、この地で違法と知りながら住民の立ち退きを強制する仕事をしているらしいということでした。シェン・ホンはグォ・ビンの友人トンミン(ワン・ホンウェイ)に会い、グォ・ビンの今の職場である住民撤去管理部に案内されましたが、その時はグォ・ビンの姿はありませんでした。

しかし、シェン・ホンは管理部で働く若者から、グォ・ビンはどうやら経営者のディン女史と怪しい関係に陥っているらしいとの情報を得ました。

その後、シェン・ホンはトンミンに案内され、グォ・ビンが経営しているという屋外の社交ダンス場に出向きました。

シェン・ホンは昔、夫はダンスなんかしなかったのにと呟きました。そこではダム建設で大金を手にした男がおり、その男が合図をすると、男が架けたという橋に明かりが灯りました。
シェン・ホンはようやくグォ・ビンと再会を果たしました。しかし、夫の不倫に怒り心頭のシェン・ホンはグォ・ビンに「好きな人がいる。明日、その人と上海に行くから」と嘘をつきました。

翌日、グォ・ビンとの離婚を決断したシェン・ホンは、一人船に乗って三峡を離れていきました。

一方その頃、奉節で建物解体の仕事を続けていたサンミンはマークと一緒に食事に行く約束をしていましたが、いつまで経ってもマークは待ち合わせの場に現れませんでした。

マークは解体現場で事故死していたのです。
その直後、サンミンは義兄からようやくヤオメイの居場所が見つかったとの連絡を受けました。

しかし、ヤオメイは義兄が作った莫大な借金のカタとして、義兄に金を貸した船主の元で働かされているというのです。ヤオメイを連れて帰りたいサンミンでしたが、船主は彼女を連れて帰りたいなら義兄が借りた3万元もの大金を返せと要求してきました。

サンミンは金を作るために山西省へ戻って再び炭鉱で働くことを決意、奉節でできた新しい友人や同僚たちに別れを告げて旅立っていきました。

キャスト

受賞とノミネート

映画祭・賞 部門 候補 結果
ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞 ジャ・ジャンクー 受賞
アジア・フィルム・アワード 作品賞 『長江哀歌』 ノミネート
監督賞 ジャ・ジャンクー 受賞
作曲賞 リン・チャン ノミネート
ロサンゼルス映画批評家協会賞 外国語映画賞 『長江哀歌』 受賞
撮影賞 ユー・リクウァイ 受賞
 

 

どこからか歌が聞こえる。どうやら船の上らしい。花札をする人、タバコを吸う人、携帯電話をかける人、手相を見る人。中国の今を生きる人々。一人の男が暑さのために上着を脱ぐ。その後ろに長江・三峡の絶景が見える。

船を下りた男は、近くのマジックショーに連れ込まれ、金を巻き上げられそうになるが、したたかな度胸をみせて切り抜ける。今度はバイクの連中が、5元で行きたい場所へ乗せていくとつきまとう。男は、16年前に別れた妻子を探しに、山西省からやってきた炭鉱夫ハン・サンミン。昔、妻が住んでいた場所にバイクで連れてきてもらうが、すでにそこは三峡ダム建設で水の底に沈んでいた。どこか人なつこいバイクのチンピラにすすめられ、役所を訪れるが、妻子の行方はわからない。サンミンは、しばらく三峡の街、奉節(フォンジェ)に腰を落ち着け、妻子を探すことにきめる。

チンピラが面倒見てくれた宿には、マジックショーの呼び込みをしていた若い男がいた。名前はマーク。大好きな人気俳優チョウ・ユンファの『男たちの挽歌』からいただいた呼び名だ。

サンミンが煙草をすすめると、チョウ・ユンファを真似して火をつける。なぜかサンミンとウマが合うようだ。

方言しか話さない宿の主人はサンミンの言葉がうまく聞き取れないが、妻の兄の居場所を教えてくれた。サンミンは船で暮らす義兄を訪ねる。

義兄は、サンミンの妻ヤオメイはもっと南の街で船に乗って仕事をしているという。

娘の居所はわからない。サンミンは義兄に山西省の酒をさしだすが、義兄は受け取らない。

労働者が泊る宿・唐人閣に職の相談に行くサンミン。翌日から、住民移住で必要なくなった建物の解体作業に精を出す。唐人閣の女主人はサンミンに女の世話をしようという。女主人はヤオメイを知っていたが、消息は知らなかった。ある日、サンミンはマークと酒を酌み交わす。マークは、サンミンとヤオメイが売買結婚だったことを見破る。2人は携帯番号を交換する。サンミンの着メロは「好人一生平安」。マークの携帯着メロ「上海灘」にテレビの山峡ダムの映像が重なる。「絶え間なき水流よ、世間のすべてを淘汰し、滔々と河は流れる」。


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サンミンが眺める峡谷を、同じく眺めている女がいる。彼女の名はシェン・ホン。三峡の工場に働きに出て2年間音信不通の夫を探しに山西省からやってきた。工場責任者の妻は、夫グォ・ビンを知っていたが、もう夫はここを離れ、荷物だけが残っていると言う。

夫の荷物の中にあったお茶を、シェン・ホンは飲んでみた。
シェン・ホンは、夫の友人ワン・トンミンを訪ねる。優しいトンミンは、夫の今の職場である住民撤去管理部に案内してくれた。しかし夫は留守だった。住民立ち退きを違法にやっているらしい若い衆が、住民といざこざを起こし頭を殴られて戻ってくる。

看護婦だったシェン・ホンは包帯を巻いてやる。青年は、グォさんは独身だが経営者のディン女史と怪しい仲だと言う。
ひとまずトンミンの家に身を寄せるシェン・ホン。トンミンは本場の四川料理をふるまってくれる。あきらめて明日の8時には小三峡へ旅立つと言いながら、あきらめきれぬ夫への思いをトンミンに吐露するシェン・ホン。その夜。2人は、グォ・ビンが経営する社交ダンス場へ出かける。昔、夫はダンスなんかしなかったのに。シェン・ホンが、そう呟く。
ダム建設で金持ちになった成金風な男がお客を連れ、自分がつくったと自慢げに大橋に明かりを点灯させる。

翌日。シェン・ホンはようやく奉節に戻って来た夫に会うが・・・。
一方、サンミンも義兄からヤオメイが戻ったとの連絡を受け、船へと急ぐ・・・。