利根輪太郎は、連戦連敗続きとなる。
原因は出目作戦の不実行や、見落としなどである。
さらに「人気薄の9番か8番を車券の軸にすべきだね」競輪仲間に言っておきなながら、実践していない。
また、「1番人気は3連の軸にしないことだね」と言っておきながら、オッズに左右されて「このレースは固い」と思い込むのだ。
<3連単は総流し>悔いを残さないことだ。
でも11レースには8番を買わなかったのだ。
GⅠ 弥彦競輪 寛仁親王牌・世界選手権記念
初日(10月19日)
11レース 1-9 3-6-8 (5-2と4の競り) 7(単騎)
並び予想
レース評
各地区を代表する自力が揃って激戦必至だが、ビッグ戦線の実績では真杉−平原の関東勢だ。ダッシュ鋭い犬伏の台頭も十分。
1番人気 5-1(8・2倍)
9-1 1,530円(7番人気) 9-1-8 1万4,890円(48番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | 1 | 9 | 平原 康多 | 11.0 | 差 | 真杉に乗り | ||
◎ | 2 | 1 | 眞杉 匠 | 1車身 | 11.2 | 捲 | S | 嵌り強引捲 |
3 | 8 | 成田 和也 | タイヤ差 | 10.9 | 前不発踏上 | |||
△ | 4 | 3 | 中野 慎詞 | 3/4車輪 | 10.9 | 被り内突き | ||
5 | 4 | 南 修二 | 1/8車輪 | 11.1 | 競合い離れ | |||
× | 6 | 5 | 犬伏 湧也 | 3/4車輪 | 11.4 | B | 叩き後ろ敵 | |
7 | 7 | 松井 宏佑 | 1車身 | 10.9 | 終始最後方 | |||
注 | 8 | 6 | 渡邉 一成 | 4車身 | 11.5 | 切替捲不発 | ||
▲ | 失 | 2 | 山田 庸平 | 競合い押圧 |
戦い終わって
前受けの眞杉匠が裸カマシになった犬伏湧也の番手に入り捲る。その後ろの平原康多が直線で鋭く伸びて関東ワンツーを決めた。
平原は「眞杉の判断に任せていました。最後は眞杉にぶち当たるのだけは嫌だったので、そこは気を付けました。しばらく左足が痺れていたけど、ようやく左足で踏めるようになりました。終始余裕はあったと思います。今回から使っているフレームは1ヶ月かけてセッティングを出したものだし、体の面が大事ですね」。
眞杉は「犬伏君が中野君をフタしてくれた分、踏む距離が短くなってくれた。犬伏さんを入れるまでは良かったけど、もうワンテンポ早く出て行けたら良かったですね。前々検日にやってしまったぎっくり首は前検日よりマシだったけど、後ろを見るのも痛くてそれなりの走りしか出来なかった」。
直線で伸びて3着に食い込んだ成田和也は「中野君が内に行ったので、自分は真っ直ぐ踏むだけだった。思いっきり踏んだけど、久しぶりに伸びてくれましたね。このメンバーの中だし、嬉しいですね」。
12レース
並び予想 5-2-9 1(単騎)3(単騎)4(単騎)6-8 7(単騎)
レース評
郡司の状態面が他のSSを凌ぐとみるが、今年2つタイトルを獲っている古性も互角。3車で組む北勢、山口や松浦も展開で。
「今、一番強いのは 古性だ」競輪仲間の一人が言うのだ。
「でも、郡司もいるし、新田と佐藤のラインも有利だな」
このメンバなので、当然、車券を買うのに迷いが出てくる。
「穴をだすなら、拳矢だろう」雑音も多いのだ。
そこで、利根輪太郎は、レースが変幻自在の 古性 優作選手を車券の軸にした。
これが正解だったのだ!
1番人気 7-3(13・0倍) 2番人気 3-7(10・8倍)
結果 7-1 2,300円(7番人気) 7-1-3 6,200円(14番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | 1 | 7 | 古性 優作 | 11.0 | 捲 | 踏合を捲る | ||
▲ | 2 | 1 | 松浦 悠士 | 1/2車輪 | 10.9 | ク | 初手古性続 | |
◎ | 3 | 3 | 郡司 浩平 | 1/4車輪 | 10.7 | 最後方追込 | ||
注 | 4 | 2 | 佐藤 慎太郎 | 3/4車輪 | 11.2 | S | 牽制及ばず | |
5 | 9 | 守澤 太志 | 1/2車輪 | 11.1 | 捲れライン | |||
△ | 6 | 4 | 山口 拳矢 | 1/4車輪 | 10.9 | 浮き立直も | ||
× | 7 | 5 | 新田 祐大 | 1/2車身 | 11.3 | B | 突張捲られ | |
8 | 8 | 雨谷 一樹 | 1/2車身 | 11.0 | 菊池が不発 | |||
9 | 6 | 菊池 岳仁 | 4車身 | 11.6 | 新田を叩ず |
戦い終わって
単騎で中団から二角捲った古性優作が理事長杯を制した。
古性は『作戦はまずスタート出てみて考えようと。レースがあまりに動かな過ぎたので、どうなってるのか全く分からなかった。新田祐大さんが突っ張ったのでレースが動いたのでそこは良かった。今年前半の良かった時にはまだまだですが、向上心を持って走るのは変えずいきたいので。初日は新車を試したけどイマイチ。2日目は以前のを使ってみて、3日目は良い方を使う感じになると思う』。
二着は古性を追う形から単騎の松浦悠士が入った。
『スタートの並び次第で位置は考えたけど真ん中あたりは取れるかなって。自分が先に行こうと思った所で前に居た古性君が仕掛けたので、まずは付いて様子見た。付いて行く分にはいいが、そこから余裕ないし踏み上がる感じがない。修正点は一走し体のポイントだと分かったので修正する』。
三着は最後に外を踏んで伸びた単騎の郡司浩平。
『思ったより後攻めの菊池岳仁君の仕掛けが遅くて。動きを期待した自分のミス。感覚は動けてないから何ともですが、道中軽かったし問題ないと思う』。
四着は佐藤慎太郎『古性のスピードと判断が良かった。気付いたら行かれて自分のコースを作るブロックがやっと。感じは悪くないですよ』。
五着の守澤太志『レースが動かずドキドキした。レースが単調で調子も分からない』。
六着は山口拳矢『内から行ける所までと思ったが、菊池君の所が締まって行けず。原因は分からないが体が重い。急には良くならないが、ケアに努めます』。
七着は突っ張った新田祐大『何ヵ所か菊池君が来そうなポイントで来なくて、最後ココだって所で来ましたね。併せて踏んだが締められスピードが鈍った。待ちすぎて失敗したので修正します』。
八着は雨谷一樹『菊池君がダメでも自分で何か出来たら良かったけど。脚的には問題ないので、どんなレースでもこれからは自分の出来る事をやっていくしか』。
九着の菊池岳仁は『位置は後ろからになったので、タイミング一発に賭けて仕掛けて行こうと思いましたが力不足でした。体と組み立てを修正して2日目以降もしっかりと』。