利根輪太郎は、改めて「方程式を持ちたい」と痛感したのだ。
「12357」がその方程式である。
これまで何度か、記したが今は亡き競輪仲間の<荻さん>が競輪の結果を綿密に検討してから、
「123は車券に絡む頻度が高い、次は5番と7番だね」と言うのだ。
競輪のフアンたちは、競輪の専門紙やスポーツ新聞を読むと、少なからず影響を受けてしまうものだ。
さらに、オッズを見るうちに「このレースは、固い」と思い込む。
オッズイコール競輪ファンたちの期待値である。
FⅠ 伊東競輪 ジャパンカップ×HPCJC
初日(10月30日)
12レース
並び予想 7-2-5 1-4 3-6
レース評
直前の寛仁親王牌を盛り上げた深谷と和田がF1戦でタッグを組むなら大本線だ。3番手は大森。河端や松本がどこまで迫るか
1番人気 7-2(3・0倍) 1番人気 2-7(3・1倍)
利根輪太郎が買った車券は以下
3連単
2-7-5(4倍 1000円) 2-7-1(20倍 500円) 2-7-4 (23・2倍 500円)
2-7-3(78・7倍 300円)2-7-6(95・6倍 200円)
2車単
2-1(32・7倍 500円) 2-4(36・2倍 500円) 2-5(10・8倍 1000円)
だが、7番の番手を1番に奪われる誤算が起こる。2番の油断であろう。
結果は、波乱になる。
これが競輪である。
そこで方程式である。
12357の中の3番(競争得点106.46)をあえて外すのだ。
1番(競争得点112.83) 2番(競争得点112.74) 5番(競争得点111.80) 7番(競争得点114.93)
つまり、12レースは方程式により、1-2-5-7の4点ボックス車券で勝負すべきであった。
オッズなど、観ていたら<とても買えない車券>であるのだ!
結果 5-1 1万6,620円(28番人気) 5-1-2 7万5,830円(100番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
注 | 1 | 5 | 大森 慶一 | 9.5 | 差 | 巧追外一気 | ||
△ | 2 | 1 | 松本 貴治 | 1/2車輪 | 9.8 | 差 | S | 踏合い嵌る |
○ | 3 | 2 | 和田 健太郎 | 1/2車身 | 9.7 | 番手を失い | ||
◎ | 4 | 7 | 深谷 知広 | 1車身 | 10.1 | B | 後ろ敵粘ず | |
5 | 6 | 松村 友和 | 微差 | 9.6 | 殿尻捲上げ | |||
▲ | 6 | 3 | 岡本 総 | 1車身1/2 | 9.7 | 後方外併走 | ||
× | 7 | 4 | 河端 朋之 | 4車身 | 10.1 | 被り動けず |