暴対課によると、ナチュラルは約1500人が所属。新宿・歌舞伎町を中心に全国の繁華街で女性を風俗店に紹介し、年間収入は50億円ほどに上るとみられる。一部が暴力団などに流れているとみて調べている。暴対課は認否を明らかにしていない。

捜査関係者によると、グループはナンパを装って女性を勧誘。紹介先の店から女性の売り上げに応じた報酬を受け取り、グループ内で分配していたとみられる。メンバーは成績に応じて「ダイヤモンド」や「研修生」などの階級に分けられていた。

警察を「ウイルス」と呼んで警戒し、独自に開発した連絡用アプリで捜査員の写真を共有。取り調べを想定した研修も行い、摘発時には「フリーのスカウト」を名乗るよう指示していたという。