「うれしいの一言」勝負のイン突き 12/28(土)
12月28日 11レース
五輪両者 ヤンググランプリ
レース評
太田が連覇へ。更なる成長した姿を披露。昨年の雪辱に燃えるのは中野。力は互角。4角番手なら東矢にもチャンス
これが、競輪である。
展開次第で誰にもチャンスはあるのだ。
改めて、競輪は番手選手有利であった。9番と7番が番手だった。
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | 纐纈 洸翔 | 11.8 | 差 | 4角内鋭く | |||
○ | 2 | 1 | 中野 慎詞 | 1/2車身 | 12.0 | 捲 | SB | 番手捲雁行 |
× | 3 | 7 | 東矢 圭吾 | 1/2車身 | 11.8 | 切替掬い続 | ||
◎ | 4 | 2 | 太田 海也 | 1/2車輪 | 12.0 | 鐘4逃も裸 | ||
5 | 8 | 山口 多聞 | 1/2車身 | 11.8 | 外浮阻まれ | |||
▲ | 6 | 6 | 大川 剛 | 3/4車身 | 12.1 | 中野追掬れ | ||
△ | 7 | 4 | 真鍋 智寛 | 1車身1/2 | 12.0 | 太田追えず | ||
注 | 8 | 3 | 村田 祐樹 | 1/2車身 | 12.3 | 1半捲れず | ||
9 | 5 | 後藤 大輝 | 4車身 | 12.5 | 叩き叩かれ |
2 枠 連 |
複 |
|
2 車 連 |
複 |
|
3 連 勝 |
複 |
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ワ イ ド |
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単 |
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単 |
|
単 |
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戦い終わって
赤板過ぎ上昇の村田祐樹を打鐘過ぎに後藤大輝が叩くも、すかさず太田海也が叩きに行く。
マークの真鍋智寛は離れ、番手に追い上げた中野慎詞がバックで番手捲りに行き太田も応戦して混戦。
最後の直線で太田が中野を持って行く時に内が空く。
そこを纐纈洸翔が突いて優勝の結果となった。
優勝の纐纈は「嬉しいのひと言。ジャン前でハイピッチになり真鍋さんをドカせたらなというタイミングがあったけど、ドカせなくて。その後は1センターで村田さんがいいスピードで行ってくれたけど、バックでアオリをもらって。外は間に合わないと思ってイチかバチかで内へ。入る前は空いてなかったけど、空いてくれたので。最後は(中野)慎詞さんより前に出てるのがわかって優勝を確信。ここに来る前に兄弟子の近藤龍徳さんから(気持ちだけは負けるな!自信をもっていけ!)言われてました。龍徳さんも獲ったヤンググランプリ(2014年)を獲れて良かったです。これからの目標は、愛知の自力型では藤井侑吾さんが一番強いので、愛知は藤井、纐纈と言われるような選手になりたいです。来年は地元で記念、ダービー(日本選手権)もあるので、そこを目標に頑張りたい」。
2着の中野は「作戦は前か前中団。海也がとればその後ろからと考えていましたが、僕の後ろが海也となって、1番やりにくい形に。それでも冷静にレースは出来た。僕の方が持久力あるので併走の所は自信あったけど、海也も負けじとブロックして来て、結果内が開いてしまった。悔しい気持ちで一杯です」。
3着の東矢圭吾は「前で二人(太田と中野)がやり合って内が空けばいいなと思ったけど。内が空かないと思ってたのと、脚にも余裕があったので外へ回したんですが、纐纈のコースが正解でしたね」。
ヤンググランプリを優勝した纐纈が客席にヘルメットを投げ込む(撮影・篠原岳夫)
「ヤンググランプリ2024」が静岡競輪場で行われ、纐纈洸翔(こうけつ・ひろと、22=愛知)が優勝、賞金680万円を獲得した。 俺が121期チャンプだ!同期9人の快速バトル。
勝負どころの最終4コーナーで纐纈が選んだコースは最内だった。
「空いてくれと思ってイチかバチかで行った」。パリ五輪にも出場した早期卒業の2人、太田と中野がバチバチに体をぶつけ合うと、ビクトリーロードが開いて突き抜けた。「みんなから“おめでとう”と言ってもらえて優勝したんだなと。うれしいの一言です」。顔をくしゃっとさせて喜んだ。 今回は村田の番手から最内を突いてのV。器用な立ち回りもできるが、期待されるのは長らく低迷が続く中部地区を先頭で引っ張ること。
「今は愛知といったら藤井(侑吾)さんだと思う。愛知といったら“藤井と纐纈”と言ってもらえる自力選手になりたい」と決意の表情。ビッグレースで機動力全開の走りで名前をさらに売る。
早期卒業の2人がいない中で勝った卒業記念。今後は“真の121期王者”として飛躍する。来年はホームバンクの名古屋で3月に記念、5月にG1日本選手権と大一番が続く。
「ダービーもそうだが、3月に地元記念がある。そこでまずは決勝に乗りたい」と25年のさらなる活躍を誓った。
◇纐纈 洸翔(こうけつ・ひろと)2002年(平14)7月8日生まれ、岐阜県羽島市出身の22歳。愛知産業大学工業高卒。121期生として22年5月、四日市でデビュー。通算227戦116勝。通算取得賞金は5922万円。師匠は鰐渕正利(65期)。1メートル72、78キロ。血液型B。
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