5月29日午前1時35分からCSテレビのムービープラスで観た。
Hollow Man監督ポール・バーホーベン
原案ゲイリー・スコット・トンプソン
アンドリュー・W・マーロウ
製作総指揮マリオン・ローゼンバーグ
透明人間になり次々に犯行を重ねる男と、彼が起こす事件に立ち向かう人々を描く。
キャッチコピーは「姿は見えないが、殺意は見える」。
本作においては、「生物の透明化には既に成功しているが、元に戻すことが困難」と設定されている。CGによる透明人間の表現は以前の映像作品にも存在するが、本作では人体が「皮膚→筋肉→骨格→透明人間」と次第に透き通っていく過程を生々しく描いている。
可視化復元する血清も登場するが、それ以外で可視化する伏線として電気ショックの連続で一瞬、可視化する透明ゴリラのイザベルの蘇生シーンが序盤で描かれており、終盤ではスプリンクラーの水で全身が濡れた透明人間が登場人物を鉄パイプで殴ろうとして失敗、配電盤の電気に感電して人体模型のごとき半透明人間も登場する。
後年にクリスチャン・スレーター主演で続編『インビジブル2』が製作された。
原題は当初『インビジブル・マン』となる予定だったが、使用権の問題で変更された。
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日本では「ホロウマン」では日本の観客にわかりづらく、「透明人間」では今の時代に合わないとの判断から邦題を「インビジブル」とした。
ストーリー
天才科学者であるセバスチャンは、国家の極秘プロジェクトとして「生物の透明化とそこからの復元」を研究している。
彼と研究チームは、動物実験において既に透明化を成功させていた。
しかし、透明化した動物はその状態が長時間続くと精神に悪影響を及ぼし凶暴性が増大するうえ、復元の成功にも至っていなかった。
ある日、セバスチャンは透明化した動物の復元薬の開発に成功するが、更なる名声を求めてこの事を国家には報告せず、メンバーの反対を押し切り、自らの体で初となる人体実験を行う。
透明化は問題無く成功し、セバスチャンは透明人間の状態を楽しむ。
しかし、いざ復元となった段階で実験は失敗、メンバーが必死に研究に取り組む中、彼は透明のままに置かれる。
やがてその状態に苛立ちを募らせたセバスチャンは、自身が透明人間であることを悪用し、不法侵入やレイプなどの犯罪行為に走る。
その際、彼は研究所内の自室に置かれたカメラに細工をするが、後に彼の無断外出がチームの知るところとなる。
チームは研究成果を国家に報告しようとするが、セバスチャンはこれに反対。更に研究チームの同僚で元恋人でもあるリンダが、同僚のマットと密かに交際していたことを知った怒りも加わり、ひいてはメンバーの殺害を企てる。
セバスチャンは、研究チーム外のプロジェクト関係者を殺害した後、研究所のセキュリティシステムから他のメンバーのIDを消去する。
閉じ込められたことに気づいたチームはサーモカメラでセバスチャンを追うが、リンダとマット以外のメンバーがセバスチャンによって殺される。
セバスチャンはマットに重傷を負わせ、リンダを冷凍室に閉じ込めた後、研究室を爆発させるように仕向ける。冷凍室から脱出したリンダはマットを救出し、脱走の手はずを整えたセバスチャンと対峙。
科学知識と機転を活かして彼に深手を負わせ、マットと共にエレベーターシャフトからの脱出を試みる。
仕掛けが作動しタイムリミットが迫る中、復活したセバスチャンが追い縋るが、リンダは彼を炎の中へと突き放し、マットとともに研究室から脱出する。
キャスト
役名 | 俳優 | |||
---|---|---|---|---|
セバスチャン・ケイン | ケヴィン・ベーコン | |||
リンダ・マッケイ | エリザベス・シュー | |||
マシュー “マット”・ケンジントン | ジョシュ・ブローリン | |||
サラ・ケネディ | キム・ディケンズ | |||
フランク・チェイス | ジョーイ・スロトニック | |||
ジャニス・ウォルトン | メアリー・ランドル | |||
カーター・アビー | グレッグ・グランバーグ | |||
セバスチャンの隣人女性 | ローナ・ミトラ | |||
ハワード・クレイマー博士 | ウィリアム・ディヴェイン |
H.G.ウェルズ原作の「透明人間」を映像化したSFホラーである「インビジブル」シリーズ。
本作は『ロボコップ』や『トータル・リコール』で知られるポール・ヴァーホーヴェンによって新感覚のスリラー作品として描かれていて、“エログロ”の要素も伴って評価されています。
本記事では、そんな「インビジブル」シリーズ全2作のあらすじやキャストをまとめてご紹介します。
国家最高機密に属する研究プロジェクトを率いる天才科学者のセバスチャン・ケイン。
人間を透明にするというプロジェクトを進めていた彼は、ついに自らが実験台となる。
”透明の力”の虜になり、次第に行動がエスカレートしていくケインは、狂気へと暴走していくのだった……。
「インビジブル」シリーズ第1作目。
メガホンをとったのは『ロボコップ』や『トータル・リコール』で知られる、ポール・ヴァーホーヴェン。
主演はホラー作品として有名な『13日の金曜日』にも出演を果たしているケヴィン・ベーコンが務める。彼の怪演っぷりには目を見張るばかり。
ホラー作品ではあるものの“透明になる”お決まりの女性への悪戯など、遊び心のある演出にも注目したい。