5月19日午後9時からCSテレビのザ・シネで観た。
これで3度目であるが、何度観ても迫真性があるドラマ展開である。
『ザ・シークレット・サービス』(原題: In the Line of Fire)は、1993年製作のアメリカ映画。かつてアメリカ合衆国大統領を守ることができなかった老練なシークレットサービス・エージェントと、大統領暗殺を目論む殺し屋との対決を描くサスペンス・アクション・スリラー。
主演はクリント・イーストウッド、ジョン・マルコヴィッチ、レネ・ルッソ。
あらすじ
長年シークレットサービスを務めるベテラン警護官のフランク・ホリガンは、既に老境に差し掛かり、警護職からは離れているものの、今も新人警護官のアル・ダンドゥレアを相棒に現場で捜査官として活躍している。
実はフランクは、かつてダラスでのケネディ大統領暗殺事件の際にも現場に配属されていたが1発目の後にとっさに大統領の盾になることができず、メディアのバッシングを受けた過去を持ち、後悔に苛まれて酒に溺れるようになり、妻子も彼の元を去ったという来歴があった。
大統領の再選キャンペーンの最中、大統領暗殺を計画していると思わしき男がいるというアパートの大家からの通報を受けたフランクは、その男が不在の間にその部屋を捜査する。
現場には模型雑誌の他に現職大統領の顔写真に印を付けた雑誌やスクラップなどがあり、確かに暗殺を計画していると確信したフランクは2日後に今度は捜査令状を持って部屋に踏み込むが既にもぬけの殻であった。
そしてケネディ暗殺現場の写真のスクラップと、そこに写っていたフランクにマーキングしたものだけが残されていた。フランクが帰宅すると、あの部屋の住人だという「ブース」と名乗る男から電話があり、フランクの来歴を調べたことや、自分は確かに大統領暗殺を計画していると予告する。
フランクは大統領警護職への復帰を頼み、警護チームの責任者ビル・ワッツは、その年齢を心配するものの、しぶしぶ編入を認める。また、この時、フランクは、若き美人警護官のリリー・レインズと知り合う。
フランクが高齢ながら精力的に警護に努める一方、ブースは逆探知されていることを知りながらも何度もフランクに電話を掛け、ケネディの過去のことなどで挑発しつつ、フランクを「友人」と呼ぶ。
やがてブースは油断のあまり、シークレットサービスのオフィスの向かいにあるラファイエット・パークの公衆電話からいつものように挑発を行うも、フランクに見つかってしまう。逃亡には成功するが現場に指紋を残してしまう。
フランクはこの指紋をFBIのデータベースに照会依頼するが、ヒットした情報はCIAの機密情報であり、FBIは該当者はいなかったとフランクに嘘の報告を行う。
風邪による体調不良にもかかわらずフランクはシカゴでの選挙イベントの任務に着くが、ブースが割った風船の音を銃撃と勘違いして緊急事態を指示してしまい、これによって「暗殺に怯える大統領」の姿がテレビ中継されたことで、ワッツと大統領首席補佐官ハリー・サージェントは激怒し、フランクは警護チームから外されてしまう。
悲嘆に暮れるフランクであったが、アルの調査によって模型雑誌の手掛かりからブースと思わしき人物を見つけ出す。
やがてフランクは割り出した彼の自宅に突入するが、そこにいたのはCIAのエージェントであった。彼らよりブースの正体は元CIAの特殊暗殺工作員ミッチ・リアリーであると教えられる。
特殊訓練によって暗殺者に鍛えられたミッチは、予算削減の一環として解雇されたことを恨み、大統領暗殺を計画したのだった。
後日、いつものようにミッチが挑発の電話を掛けてくるが、今度は逆に知り得た情報からフランクが挑発を行い、ミッチを激怒させる。
この隙を突いて、彼がいると思わしきホテルへと急行する。
現場から逃げようとしているミッチを発見し、フランクはアルと彼を追うが、途中で建物の屋上から転落しそうになる。ミッチは「ゲーム」を続けるためにフランクを助け出すが、自分を逮捕しようとしたアルを射殺する。
フランクは恋仲になったリリーの口添えで再び大統領の警護チームに復帰し、大統領到着の前日に、ロサンゼルスでのパーティ会場であるホテルの警備を担う。
一方、ミッチもまた大統領への高額献金者のビジネスマンに化けてホテルに潜入しており、2人はニアミスする。
フランクはここでミッチが計画を実行に移すと確信するあまり、従業員を彼だと疑い拘束した姿がテレビ中継されてしまう。この一件で大統領の指示で再び警護チームを外されたフランクはホテルを後にし、次の任務地に向かうが、その途中でミッチが現場に残した意味不明であったメモの意味に気がつく。
そこからフランクはミッチが電話で不用意に漏らした言葉の意味などを結びつけ、既にミッチがパーティの客として紛れ込んでいることに気づき、急いでホテルへと急行する。
大統領が会場に着き、招待客たちに挨拶しようとしている最中、ミッチは客である自分に近づいてくる大統領をジップ・ガンで暗殺しようとしている。
到着したフランクは会場に飛び込み、ミッチに気がつく。まさに目の前の大統領をミッチが撃った瞬間、フランクが2人の間に飛び込んで大統領の盾となり、暗殺は失敗する。
フランクは防弾チョッキを着ており、致命傷は負わなかったものの、そのままミッチは彼を人質にして展望エレベーターへと乗り込む。
ミッチは負けを認めつつ、フランクを殺して自分も死ぬと言う。
フランクはミッチと会話をしている振りをしながら、極秘通信機を利用してリリーや狙撃チームに撃つよう指示を出す。狙撃チームの斉射は外れてしまうものの、ミッチが怯んだ隙を突いて2人はもみ合いとなり、そのままミッチはエレベーターから転落しそうになる。
フランクは彼を助けようとするが、ミッチはこれを拒否し、そのまま転落死する。
フランクは大統領を救ったことで一躍英雄になるが、「有名になったために警護も潜入捜査も出来なくなった」という理由で警護官を引退する。
フランクはリリーを連れて自宅に戻るが、留守電にはミッチからのメッセージが記録されていた。ミッチは死ぬことを覚悟してフランクに別れのメッセージを残していたが、フランクは最後まで聞かずに自宅を出る。
フランクはリリーと共にリンカーン記念堂を訪れ、彼女に想いを告げる。
キャスト
役名 | 俳優 | ||
---|---|---|---|
フランク・ホリガン | クリント・イーストウッド | ||
ミッチ・リアリー | ジョン・マルコヴィッチ | ||
リリー・レインズ | レネ・ルッソ | ||
アル・ダンドゥレア | ディラン・マクダーモット | ||
ビル・ワッツ | ゲイリー・コール | ||
ハリー・サージェント | フレット・ダルトン・トンプソン | ||
サム・キャンパーナ | ジョン・マホーニー | ||
マット・ワイルダー | グレッグ・アラン=ウィリアムス | ||
大統領 | ジム・カーリー | ||
ジャック・オオクラ | クライド・クサツ | ||
メンドーサ | トビン・ベル | ||
パム・マグナス | パトリカ・ダーボ | ||
リガー教授 | ジョン・ハード | ||
デヴィッド・コッピンガー | スティーヴ・レイルズバック (クレジットなし) |
▼日々、「感激」をもって生きている人は幸せである。
感激を生み出す根本は久遠の生命に立ち返ることだ。
それは、「祈り」から始まる。
久遠の生命とは、ある特定の遠い過去ではなく、宇宙と生命の永遠の根源の次元
▼SNSの普及などで「社会の個人化」が進み、人間関係が「選択的関係」になった。
▼「選択的」な人間関係が主流化することで、人々は<自分を承認してくれる関係性をいかに作るか>という課題を抱えることになる。
裏を返せば、<周りは自分のことを認めてくれない>という不安が、常につきまとう状況となる。
▼今の若者は、本音を言える場がないため、どこか生きづらそうだという印象がある。
▼人間の魂から迸(ほとばし)り出る言葉には、偉大な力がある。
我々の生命を鼓舞する勇気があり、希望がある。
▼人間は言葉なしに生きられない。
▼「言葉の力」を信じることは「人間性の力」を信じることである。
▼たった一つの言葉にも、人生を変える力がある。