激動の昭和史 昭和41年(1966年)そのときあなたは?

2023年05月29日 16時36分19秒 | 社会・文化・政治・経済

昭和41年 ビートルズ

昭和41年(1966年)ってどんな年?

「黒い霧」事件などで国民の政治不信強まる

昭和41年(1966年)の川柳 おごれる翼へ神の怒りの二度三度 田口麦彦

昭和41年(1966年)のプロ野球記録
セントラル・リーグ
優勝チーム 巨人(監督 川上哲治)
最優秀選手 長嶋茂雄(巨人)
首位打者 長嶋茂雄(巨人)
本塁打王 王 貞治(巨人)
打点王 王 貞治(巨人)

パシフィック・リーグ
優勝チーム 南海ホークス(監督 鶴岡一人)
最優秀選手 野村克也(南海ホークス)
首位打者 榎本喜八(東京オリオンズ)
本塁打王 野村克也(南海ホークス)
打点王 野村克也(南海ホークス)

昭和41年(1966年)の高校野球決勝戦
春 中京商(愛知) 1-0 土佐(高知)
夏 中京商(愛知) 3-1 松山商(愛媛)

昭和41年(1966年)の大相撲優勝力士
1月場所 横綱 柏戸
3月場所 横綱 大鵬
5月場所 横綱 大鵬
7月場所 横綱 大鵬
9月場所 横綱 大鵬
11月場所 横綱 大鵬(全勝優勝)

昭和41年(1966年)の内閣
第一次 佐藤栄作(自民党)内閣心

昭和41年(1966年)の政治・経済
1.15 椎名悦三郎,外相として初のソ連訪問。
3.10 佐藤首相,参院予算委で「沖縄防衛に日本も参加」と答弁。 3.11社会党,「沖縄防衛参加は自衛隊の海外派兵につながる」と発言取消し要求,審議中断。 3.16佐藤首相,「法律・条約上沖縄に自衛隊は出動できない」と答弁。
3.25 政府,明治100年記念事業を国家規模で行うと決定。 5.11明治百年記念準備会議発足(議長佐藤栄作),昭43.10.23を式典日に決定。
5.28 椎名外相,インドネシア副首相と3000万ドルの緊急援助供与を共同声明(以降1970年代を通じてインドネシアは日本の殼大被援助国)。
5.30 米原子力潜水艦,横須賀に初入港。
6.25 国民の祝日に関する法律改正公布(9.15を敬老の日,10.10を体育の日とする。建国記念の日は6か月以内に政令で定める)。
7.4 閣議,新東京国際空港建設予定地を成田市三里塚に決定。
7.8 政府,建国記念日審議会設置。
7.24 ソ連外相グロムイコ来日。
8.1 佐藤内閣第2次改造(人気浮揚策として官房長官にニューライトの宮沢喜一を迎えようとしたが失敗,佐藤の腹心の愛知揆一に)。
8.5 東京地検,虎ノ門国有地払下げをめぐって国際興業社主小佐野賢治から1億円を脅し取った容疑で自民党代議士田中彰治を逮捕。
9.7 石川島播磨重工業,タンカー出光丸(20万9000トン)の進水式(巨大タンカー時代)。
9.27 社会党,参院で共和製糖への農林中金などからの不正融資問題を追及。
10.11 運輸相荒船清十郎,国鉄ダイヤ改正の際,選挙区の埼玉県・深谷駅に急行を停車させた問題で辞職(国有農地払下げ事件,バナナ汚職事
件,防衛庁長官上林山栄吉の自衛隊機を使った選挙区入りなど,一連の汚職・腐敗事件が続発汗黒い霧」と呼ばれる)。
11.29 国防会議,第3次防衛力整備計画大綱を決定。
12.1 佐藤栄作,自民党大会で藤山愛一郎を破って3選(批判票3分の1を越える)。
12.3 佐藤内閣第3次改造(佐藤・岸・福田の主流派中心で,「右翼片肺内閣」と呼ばれる)。
12.3 社共両党欠席のまま第53回臨時国会開会。
12.5 野党4党,国会解散に追い込むと共同声明。 12.7衆院解散(黒い霧解散)。
12.8 建国記念日審議会,建国記念の日を旧紀元節の2月11日と答申。 12.9政令公布。国民文化会議・紀元節問題懇談会などが抗議声明。
この年 国債発行による好景気。自動車生産高世界3位になる。

昭和41年(1966年)の世界
1.3 キューバのハバナで,アジア・アフリカ・ラテンアメリカ3大陸人民連帯会議(100か国参加)。
1.4 印・パ両首脳,ソ連の斡旋で和平会議。 1.10タシケント宣言(武力行使放棄・平和的解決取り決め)発表。
1.17 米B52爆撃機,スペイン海岸上空で墜落,水爆1個行方不明。
1.24 インドでインディラ=ガンティー内閣成立。
2.3 ソ連の無人月探査機ルナ9号,月面軟着陸に成功。
2.24 ガーナで軍事クーデター,エンクルマ政権倒れる。
3.11 インドネシアのスカルノ大統領が政治権限をスハルト陸相に移譲。 3.12共産党非合法化。
4.1 南ベトナムで反政府デモ激化。 4.14軍事政府,総選挙による民政移管を約束。
5.16 中国共産党,各機関に文化革命小委設置通達(文化大革命始まる)。 5.29清華大学付属中に初の紅衛兵組織。
6.17 池田満寿夫,ベニスの第33回ビエンナーレ国際美術展版画部門外国人作家最高賞。
6.14 アジア太平洋閣僚会議開催(ソウル)。 ASPAC設立。6.20ド=ゴール仏大統領,ソ連訪問。 6.30仏・ソ共同宣言発表(欧州からの米国の排除・外国軍隊のベトナム撤退などで合意)。
7.1 仏,NATO軍から脱退。
8.18 北京で文化大革命勝利祝賀紅衛兵100万人集会(革命運動中国全土に波及)。 10.22劉少奇・郡小平自己批判。
9.28 インドネシア,国連に復帰。
10月 サンフランシスコで数千人のヒッピー集合,愛と平和を願う「ラブ=イン」開催。
12.1 西独,キージンガー大連立内閣成立。

昭和41年(1966年)の社会・文化
1.13 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(古都保存法)公布。
1.18 早大学生,授業料値上げ反対等の要求でスト。 2.10早大全学共闘会議学生400人,大学本部を占拠(私服警官隊護衛下で入試,総長大浜信泉及び全理事辞任)。
1.28 最高裁,山林入会権をめぐる「小繋事件」の上告を棄却,全被告の有罪が確定。
2.4 千歳発の全日空ボーイング727型機,羽田空港着陸直前に墜落。 133人全員死亡。
2.27 第1回物価メーデー(「およめに行けない物価高」のプラカード話題)。
3.4 香港発のカナダ航空DC8型機,濃霧による視界不良のため羽田空港防潮堤に激突し炎上,死者64人。
3.5 羽田経由で香港に向ったBOACボーイング707型機,富士山付近で空中分解し墜落。 124人全員死亡。
3.11 東大寺,奈良県の文化観光税課税を拒絶し,奈良地裁に同条例の無効確認等を申立て。 4.16同地裁,却下。
3.26 富山県,全国初の登山届出条例を制定。
4.7 千葉大付属病院医局員鈴木充,チフス菌や赤痢菌の人体実験をした容疑で逮捕。
4.20 日産とプリンスが合併。 8.1日産自動車として新発足(自動車産業再編成へ)。
6.29 ザ=ビートルズ来日。3日間で5回の公演(演奏時間各35分,ギャラ6000万円)。
7.11広島市議会,原爆ドーム永久保存決議。7.13東京都教委,都立高校入試制度改善の基本方針を決定(学校群新設・内申書尊重・3教科刎)。
8.6 ニチボー貝塚女子バレーボールチーム,ヤシカに敗れ連勝記録258でストップ。
8.16 東京都に日照権専門委員会設置。
8月 桑原武夫・末川博・江口朴郎ら学者・文化人884人,2月11日を「建国記念日」とすることに反対声明。
9.3 10歳の子どもを車にぶつけ慰謝料をせしめていた「当り屋」夫婦大阪で逮捕。
9.5 6:31,宮古島で秒速85.3mの暴風雨,風速計倒壊。
10.29 戦争中の政府接収ダイヤが売出され,買い手殺到。
11.13 全日空YS一11松山空港から離陸後,海上に墜落。 50人全員死亡。
11.16 東京間借人協会発足(会長中村武志)。
12.20 東京地裁,結婚退職制は違憲と判決。住友セメントの女子社員勝訴。

昭和41年(1966年)の世相
1月 福島県いわき市に常磐ハワイアンセンター開業。
3月 東大・京大など各地の大学で学生の落第・留年問題/法務省集計で日本の総人口1億人を突破(1億55万4894人)。
4月 土地建物にもメートル法実施。鯨尺は生産禁止。
5月 資生堂,サマー化粧品「ビューティケイク」発売。前田美波里のポスターが人気/漫画『巨人の星』が『少年マガジン』に登場。
6月 ザ=ビートルズの日本武道館公演で,熱狂したファンが大混乱,多数の若者が補導される。
7月 郵便料金値上げ,はがき7円・封書15円。
11月 国立劇場開場,『菅原伝授手習鑑』上演。
この年 丙午で出産数136万974人,前年比25兇減/交通事故死者数1:万3904人で史上最高(「交通戦争」の語が生れる)/海外旅行者増加(21万人,4年前の3倍)/景気が立直り史上最高のボーナス/デパートの売上げ1日40億円の史上最高を記録/3C(カラーテレビ・カ
ー・クーラー)が新三種の神器となる。

昭和41年(1966年)の流行語
黒い霧/びっくりしたな-もう/ケロヨーン/ダヨーン

昭和41年(1966年)の流行歌
「星影のワルツ」千昌夫/「君といつまでも」加山雄三/「骨まで愛して」城卓矢/「夢は夜ひらく」園まり/「霧氷」橋幸夫/「バラが咲いた」マイク真木(フォークソング流行のきっかけ)/「こまっちやうナ」山本リング

昭和41年(1966年)の話題の書物
遠藤周作『沈黙』/高橋和巳『邪宗門』/阿川弘之『山本五十六』/小泉信三『海軍主計大尉小泉信吉』/毛沢東『毛沢東語録』

昭和41年(1966年)の映画
『人類学入門』今村プロ・日活;今村昌平監督・小沢昭一・坂本スミ子/『他人の顔』勅使河原プロ・東京映画;勅使河原宏監督・仲代達矢・
京マチ子/『白い巨塔』大映;山本薩夫監督・田宮二郎・東野英治郎
[洋画]『市民ケーン』(米)/『戦争と平和』(ソ)/『大地のうた』(インド)/『男と女』(仏)

昭和41年(1966年)のテレビ
『おはなはん』(平均視聴率50%)『サンダーバード』『笑点パウルトラマン』『銭形平次』[CM]「うちのテレビにや色がない」(三洋電機),「わんさか娘」(レナウン)

昭和41年(1966年)の物価
ガソリン(1ℓ50円/映画館入場料500円/大学授業料(年額)早大8万円)

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昭和41年(1966年)の出来事年表
昭和41年(1966年)1月

1月1日 – 日本人の海外観光渡航の回数制限が撤廃され、持ち出す事の出来る外貨も1回500USドルとなる。
1月2日 – TBS系で特撮テレビドラマ『ウルトラQ』放映開始(『ウルトラシリーズ』スタート)。
1月7日 – サンケイのニックネームが「スワローズ」から「アトムズ」となる。
1月9日 – 神奈川県川崎市川崎駅前にて金井ビル火災が発生。
1月10日 – サンヨー食品が「サッポロ一番しょうゆ味」を発売(「サッポロ一番」のブランド展開の始まり)。
1月15日 – 福島県常磐市(現いわき市)に、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾート・ハワイアンズ)が開業。
1月17日 – 水素爆弾を搭載したアメリカのB-52爆撃機がスペインのパロマレス沖でKC-135空中給油機と衝突、水爆を搭載したまま墜落(パロマレス米軍機墜落事故)。
1月20日 – 1964年東京オリンピック選手村跡地に国立オリンピック記念青少年総合センター開設。
1月21日 – 日ソ航空協定締結。
1月24日 – 本田技研工業が「S800」を発売。
昭和41年(1966年)2月

2月 – タイビン村虐殺事件。
2月3日 – ソ連の無人月探査機ルナ9号が初の月面軟着陸に成功。
2月4日 – 全日空機が東京湾に墜落。(全日空羽田沖墜落事故)
2月4日 – なか卯設立。
2月26日 – ゴダイの虐殺。
昭和41年(1966年)3月

3月4日 – カナダ太平洋航空402便着陸失敗事故。
3月5日 – 英国海外航空機空中分解事故、乗員乗客124名全員が犠牲になる。
3月10日 – シチズン時計が日本初の電子腕時計「X-8」を発売。
3月31日 – 日本の総人口一億人突破。
昭和41年(1966年)4月

4月1日 – 日本でメートル法完全施行。尺貫法、ヤード・ポンド法などの公的な使用が禁止される。
4月1日 – 東急田園都市線溝の口駅 – 長津田駅間が開業。二子玉川駅 – 二子新地駅間専用橋開通(それまでは二子橋上の単線併用軌道)。
4月1日 – 日本テレビをキー局とするニュースネットワーク・NNNが発足。
4月1日 – エスビー食品が「ゴールデンカレー」を発売。
4月7日 – 千葉大学医学部付属病院の医局員の男が同病院の入院患者や同僚にチフス菌を混入させた飲食物を飲食させたとして逮捕(千葉大チフス事件)。
4月7日 – 日産自動車が「サニー」を発売。当初の名称は4代目まで「ダットサン・サニー」。
4月9日 – 京葉道路全線開通。
4月24日 – TBS系で視聴者参加型公開歌謡番組『家族そろって歌合戦』放送開始。
4月26日 – 日本で戦後最大の公共交通機関ストライキ。
4月29日 – 東京都中央区銀座にソニービルがオープン。
4月29日 – 俳優の宝田明と1959年ミス・ユニバースの児島明子が結婚。
昭和41年(1966年)5月

5月 – 東京都北区に日本初のコインランドリーが開店。
5月1日 – 大洋の佐々木吉郎投手が対広島戦で完全試合を達成。
5月4日 – フジテレビ系で大川橋蔵主演の時代劇『銭形平次』が放送開始。1984年4月4日まで全888回放送された。
5月14日 – 富士重工業が日本初のFFセダン「スバル・1000」を発売。
5月15日 – 日本テレビ系の演芸番組『笑点』放送開始。
5月18日 – 文部省、大学への推薦入学制度採用を決定。
5月21日 – 国立京都国際会館開館。
5月30日 – 東洋工業がワゴン&バン&トラックの「ボンゴ」を発売。
昭和41年(1966年)6月

6月22日 – 三里塚闘争が始まる。
6月25日 – 祝日法改正、建国記念の日・敬老の日・体育の日が新たに祝日に制定される。
6月29日 – ビートルズ来日(6月30日から3日間日本武道館で公演)。
6月30日 – 袴田事件が発生。
昭和41年(1966年)7月

7月1日 – 日本航空と全日空、スカイメイト制度導入。
7月1日 – フランス、NATO軍から脱退。
7月1日 – 花王石鹸が「キーピング」を発売。
7月11日 – 第52臨時国会召集(7月30日閉会)。
7月13日 – 東京都教育委員会が次年度の都立高校入試から学校群制度導入を決定。
7月17日 – TBS系でウルトラシリーズ第2弾『ウルトラマン』が放送開始。
7月27日 – 巨人の新人・堀内恒夫投手が開幕から13連勝。
昭和41年(1966年)8月

8月1日 – 日産自動車がプリンス自動車工業を吸収合併。
8月1日 – テキサスタワー乱射事件。
8月5日 – 政界における黒い霧事件。
8月6日 – 横田正俊が第4代最高裁判所長官に就任。
8月6日 – 女子バレーボールのニチボー貝塚の連勝記録が258でストップ。
8月11日 – インドネシアとマレーシアが国交樹立。
8月18日 – 袴田事件で静岡県警は袴田巌を強盗殺人、放火、窃盗容疑で逮捕する。以後2014年3月27日まで47年と半年以上拘束されることになる
8月19日 – 東洋工業が「ルーチェ」を発売。
8月20日 – 上越線の新清水トンネルが貫通。
8月20日 – 日本専売公社が「わかば」を発売。
8月22日 – 伊藤園設立。
8月26日 – 日本航空訓練機墜落事故
昭和41年(1966年)9月

9月7日 – 明星食品が「チャルメラ」を発売。
9月17日 – 平新艇事件。
9月23日 – 巨人が2年連続のセ・リーグ優勝(V2)。
9月24日 – 天草五橋開通。
9月30日 – ボツワナ独立。
昭和41年(1966年)10月

10月 – 豊年リーバがマーガリン「ラーマ」を日本で製造・発売(現在はJ-オイルミルズから発売)。
10月1日 – 江崎グリコが「ポッキー」を発売。「プリッツ」にチョコレートをかけた菓子として人気となる。
10月1日 – ライオン油脂が台所用洗剤「ママレモン」を発売。
10月1日 – NET系、長寿番組『日曜洋画劇場』放送開始。
10月3日 – フジテレビをキー局とするニュースネットワーク・FNNが発足。
10月5日 – 米デトロイト郊外のエンリコ・フェルミ炉で史上初の炉心溶融事故おこる。
10月9日 – 日本テレビ系で海外ドキュメンタリー番組『日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行』放送開始。
10月15日 – トヨタ自動車と日野自動車が業務提携することを発表。
10月19日 – プロ野球日本シリーズは巨人が南海を4勝2敗で破り2年連続日本一。
10月20日 – トヨタ自動車が東京モーターショーでカローラを発表。(11月5日に発売。)
10月28日 – 「週刊プレイボーイ」(集英社)創刊。
昭和41年(1966年)11月

11月1日 – 国立劇場開場。
11月4日 – ヴェネツィアで高潮の被害。
11月9日 – ダイハツ工業が同社初の軽乗用車「フェロー」を発売。
11月13日 – 全日空機が松山沖に墜落。
11月27日 – 福岡で第1回国際マラソン選手権(後の福岡国際マラソン)が開催。
昭和41年(1966年)12月

12月 – 早川電機工業がターンテーブル式の電子レンジを発売。
12月3日 – 第53臨時国会召集(12月20日閉会)。第1次佐藤第3次改造内閣発足。
12月3日 – マカオで一二・三事件がおこる。
12月5日 – マルヨ無線事件
12月9日 – 建国記念の日を2月11日とすることが決定。
12月15日 – ミッキーマウスの生みの親、ウォルト・ディズニーが死去。
12月15日 – 猿投ダンプ事故。
12月21日 – 議長選挙汚職に伴う茨城県議会自主解散(茨城県議会黒い霧解散)。
12月27日 – 第54国会召集、衆議院解散(黒い霧解散)。
12月31日 – この日までに核実験を成功させた国のみ、核拡散防止条約に定める「核兵器国」と認められ核武装の権利を与えられる。
この年は丙午(ひのえうま)にあたり、出生数は約136万人と前年に比べ大きく落ち込んだ。

昭和41年(1966年)が周年にあたるイベント
1月15日 – 中日ドラゴンズ球団創設30周年。
2月23日 – 東京中日スポーツ創刊10周年。
2月26日 – 二・二六事件から30周年。
3月6日 – 日刊スポーツ創刊20周年。
4月1日 – 田端駅開業70周年。
4月22日 – サザエさん生誕20周年。
7月15日 – ボーイング社(米ワシントン州シアトル)創業50周年。
9月1日 – 民間放送ラジオ開始15周年[1]。
11月28日 – 週刊漫画TIMES(芳文社)創刊10周年。
12月25日 – 大正天皇崩御と昭和が始まって40周年。
昭和41年(1966年)のスポーツ
大相撲(幕内最高優勝)
初場所 柏戸剛
春場所 大鵬幸喜
夏場所 大鵬幸喜
名古屋場所 大鵬幸喜
秋場所 大鵬幸喜
九州場所 大鵬幸喜
プロ野球
セ・リーグ優勝 読売ジャイアンツ
パ・リーグ優勝 南海ホークス
日本シリーズ優勝 読売ジャイアンツ(4勝2敗)
昭和41年(1966年)の音楽
ビートルズ、6月29日に来日(-7月3日)。6月30日・7月1日/2日、日本武道館にて公演。
ジョン・コルトレーン、7月8日に来日(-7月24日)。東京都、大阪市、広島市、長崎市、福岡市、京都市、神戸市、静岡市、名古屋市で公演。
昭和41年(1966年)のヒット曲
君といつまでも(加山雄三)、バラが咲いた(マイク真木)、霧氷(橋幸夫)
悲しい酒(美空ひばり)、骨まで愛して(城卓矢)、逢いたくて逢いたくて(園まり)
柳ヶ瀬ブルース(美川憲一)、恍惚のブルース(青江三奈)、夢は夜ひらく(園まり)
星影のワルツ(千昌夫)、唐獅子牡丹(高倉健)、星のフラメンコ(西郷輝彦)
霧の摩周湖(布施明)、こまっちゃうナ(山本リンダ)、いっぽんどっこの唄(水前寺清子)
今日の日はさようなら(森山良子)、いい湯だな(デューク・エイセス)
若いってすばらしい(槇みちる)、信じていたい(西田佐知子)
いつまでもいつまでも(ザ・サベージ)、夕陽が泣いている(ザ・スパイダース)、若者たち(ザ・ブロード・サイド・フォー)、想い出の渚(ザ・ワイルドワンズ)
女のためいき(森進一)
昭和41年(1966年)の映画
サイボーグ009
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
怪竜大決戦
昭和41年(1966年)の文学
芥川賞
第55回(1966年上半期) – 該当作品なし
第56回(1966年下半期) – 丸山健二 『夏の流れ』
直木賞
第55回(1966年上半期) – 立原正秋『白い罌粟』
第56回(1966年下半期) – 五木寛之『蒼ざめた馬を見よ』
ベストセラー
三浦綾子『氷点』
阿川弘之『山本五十六』
野末陳平『ヘンな本』
雑誌 – 週刊プレイボーイ創刊(集英社)
昭和41年(1966年)のマンガ
「巨人の星」、週刊少年マガジンで連載開始
昭和41年(1966年)のテレビ
ドラマ
「ウルトラQ」
大河ドラマ 「源義経」(出演:尾上菊之助 (4代目)、緒形拳)
「銭形平次」
「おはなはん」
「奥さまは魔女」
「ウルトラマン」
「マグマ大使」
「サンダーバード」
「若者たち」
バラエティなど諸分野
5月15日 – 「笑点」(日本テレビ系)放送開始(2014年現在も放送中)
10月 – 「日曜洋画劇場」(NET系)放送開始(当時は『土曜洋画劇場』、1967年より日曜。2014年現在も放送中)
10月9日 – 「日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行」(日本テレビ系)放映開始(1990年9月16日放映終了)
その他
4月17日 – 「どんぐり音楽会」(CBC)放送開始(1983年3月27日放送終了)
昭和41年(1966年)のアニメ
2月5日 – おそ松くん(TBS系)放送開始(1967年3月25日放送終了)
5月5日 – ハリスの旋風(フジテレビ系)放送開始(1967年8月31日放送終了)
10月4日 – ロボタン(フジテレビ系列)放送開始(1968年9月27日放送終了)
12月5日 – 魔法使いサリー(テレビ朝日系列)放送開始(1968年12月30日放送終了)
昭和41年(1966年)のラジオ
この年も、民放ラジオ局の大半が24時間放送開始。
10月10日 – 「朝の歳時記」(中部日本放送)放送開始(2005年3月31日放送終了)
昭和41年(1966年)の芸能
【お笑い】6月1日、漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」結成。


「国家」と「個人」の間にある「中間集団」

2023年05月29日 12時17分38秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼本物の教養とは「自ら学び続ける力」にほかならない。

▼波浪は、障害に遇うごとに、その頑固の度を増す―ビクトル・ユゴー

▼たとえ大学から離れようと、どこにいようと、読むべき本があればそこが大学なんだー地道に働きながら学ぶ道を貫く人もいる。

▼情報の海で溺れないためにも、<生き抜くための教養>を鍛え続けることだ。

▼「国家」と「個人」の間にある「中間集団」に自分の居場所を持つ人は、自分の考えを伝えるとともに、他にもさまざまな意見があることを知り、議論し合うことができる。

一方、そうした場を持たない人は、自分と社会との間に介在する多様な価値観に触れることなく、むき出しの形でメディアの洗礼を受けます―政治学者・姜尚中さん

▼居場所である「中間集団」の中で青年は多彩な人と関わり、社会を見つめる目を磨く。

だからこそ、さまざまなメディアの意図も、世論の動向なども冷静に俯瞰しながら思考を深められる。

そして地域や職場など<今いる場所>で調和をつくる生き方を貫くことができるのだ。


被爆者 丸山 眞男

2023年05月29日 11時55分17秒 | 社会・文化・政治・経済

膨大な言論活動でほとんど被爆体験を語っていない。

「戦争について論じながら、原爆を論じなかった。至近距離の傍観者だった。原爆をもっと考えなかったのはざんげです」

原爆が人に長い沈黙を強いたのだ。

周囲の偏見や生き延びたことへの拘りもあったのだろう。

丸山 眞男(、1914年〈大正3年〉3月22日 - 1996年〈平成8年〉8月15日)は、日本の政治学者、思想史家。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻は日本政治思想史。新字体で、丸山 真男とも表記される。

専門学問は、「丸山政治学」「丸山思想史学」と呼ばれ、経済史学者・大塚久雄の「大塚史学」と並び、称された。

すでに30歳で徴兵年齢を過ぎていたが、陸軍二等兵として教育召集を受けた。

思想犯としての逮捕歴を警戒した一種の懲罰だったとする見方もある。

大卒者は召集後でも幹部候補生に志願すれば将校になる道が開かれていたが、「軍隊に加わったのは自己の意思ではない」と二等兵のまま朝鮮半島の平壌へ送られた。

9月、脚気のため除隊決定。11月、応召より帰還。

1945年(昭和20年)3月、再び召集される。

広島市の船舶通信連隊で暗号教育を受けた後、宇品の陸軍船舶司令部へ二等兵として配属された。4月、参謀部情報班に転属。丸山は連合通信のウィークリーをもとに国際情報を毎週報告。

入手した情報を「備忘録」と題するメモに残す。6月に一等兵に昇進。

8月6日、司令部から5キロメートルの地点に原子爆弾が投下され、被爆。

朝礼、点呼の時間で、丸山は司令部棟の建物の影となるところにいたため、爆風に晒されることは免れた。その日の記憶はショックでなく、8月9日に上官とカメラマンとで被曝地を歩いた。

丸山は、自分が兵隊で市民に対して傍観者のような立場にあったことからくる後ろめたさ、そしてたまたま建物のおかげで死ななかったことから被爆した死者に対する申し訳なさを抱え、戦後24年間、被爆体験を語ることをしなかった。


戦争は弱者を犠牲にする

2023年05月29日 10時50分55秒 | その気になる言葉

 金田茉莉 (著), 前川喜平 (著), 海老名香葉子 (著), 1 more

差別や偏見を恐れて戦争孤児であることを明かせなかった著者は、自らの孤児の体験を明かし調査し、国に救済を訴えた。

政府は元軍人や軍属や遺族には援護や補償をしているが、民間人は切り捨ててきた。

戦争を始める為政者は大抵、戦場の最前線には行かない。「戦争になったら民間人はどうなるのか」かくされた裏の事実を知らなければ、また同じ悲劇が繰り返えれる。

孤児の調査などで吉川英治賞を受賞。

戦前の教育を受けた体験などを元文部科学事務次官前川喜平氏と対談し、現在の教育の在り方や戦争へ歩もうとしていることへ警鐘を鳴らす。

初代林家三平師匠の奥様の海老名香代子さんの空襲被害者への追悼の寄稿も掲載。
戦争体験者の貴重な証言。四六判上製本。

著者について

金田茉莉 1935年東京浅草生まれ。戦争孤児の会元代表。戦争孤児の実態伝承によって「吉川英治文化賞」を受賞。
主な著作に『東京大空襲と戦争孤児―隠蔽された真実を追って』影書房 (2002年10月)『かくされてきた戦争孤児 』講談社(2020年3月)など。

前川喜平 1955年奈良県生まれ。大臣官房審議官、初等中等教育局長を経て2016年6月、文部科学事務次官。2017年退官
主な著作に『面従腹背』毎日新聞社(2018年6月)『権力は腐敗する 』毎日新聞社(2021年9月)など、共著に「右傾化・女性蔑視・差別の日本のおじさん政治』くんぷる(2021年10月)など。

海老名香葉子 1933年東京本所生まれ。絵本作家、作家。林家三平と結婚。三平師匠の死後、一門の30名の弟子を支える。株式会社ねぎし事務所代表
主な著作に『ことしの牡丹はよい牡丹』文芸春秋(1983年)『うしろの正面だあれ』金の星社(1985年7月)『子供の世話になって死んでいきます』海竜社(2011年)など。

主な著作に絵本『アル君の毛皮』文・今村ゆき、絵・東希紀子、くんぷる(2020年)など。

東京大空襲は、第二次世界大戦(太平洋戦争)末期にアメリカにより行われた、東京都区部に対する、M69焼夷弾などの焼夷弾を用いた大規模な戦略爆撃の総称。

日本各地に対する日本本土空襲、アメリカ軍による広島・長崎に対する原爆投下、沖縄戦と並んで、東京の都市部を標的とした無差別爆撃によって、市民に大きな被害を与えた。爆撃被災者は約310万人、死者は11万5千人以上、負傷者は15万人以上、損害家屋は約85万戸以上の件数となった。

東京都は、1944年(昭和19年)11月24日から1945年(昭和20年)8月15日まで[5]、106回の空襲を受けたが、特に1945年(昭和20年)3月10日、4月13日、4月15日、5月24日未明、5月25日-26日の5回は大規模だった。

その中でも「東京大空襲」と言った場合、死者数が10万人以上の1945年(昭和20年)3月10日の夜間空襲(下町空襲。「ミーティングハウス二号」。)を指す

 

戦災孤児

第二次世界大戦では、日本が戦災孤児が発生する国にまわることとなった。

1945年(昭和20年)に入り、日本本土への都市無差別爆撃が行われるようになり、両親・親戚などの保護者を失う子供が急増した。

学童疎開中に、都市に住む家族が空襲で全滅して孤児になった子供も多い。

同年8月15日の戦争終結後は、国外からの引き揚げた孤児らも含み社会問題化した。

厚生省児童局企画課による「全国孤児一斉調査結果(1948年2月1日現在)」によれば、孤児の総数は123,511人、そのうち戦災孤児は28,248人、植民地占領地引揚孤児は11,351人であった。

ただしこの調査は沖縄県の統計が含まれておらず、幸地努によれば沖縄県の戦争孤児のピークは1,000人だった。

当時の責任省庁だった厚生省は1945年(昭和20年)9月20日に戦災孤児等保護対策要綱を発表する[6]。この要綱は日本の敗戦直前の1945年6月28日に提出された「戦災遺児保護対策要綱案」を引き継いだものである。

後者の要綱案の制定に際して、戦災孤児を「国児」と呼ぶこと、遺児保護機関の確立、国児訓の制定、国児登録の実施などが議論された。戦災孤児らの保護の方法として、

個人家庭への保護委託
養子縁組の斡旋
集団保護の対策
をとることとしたが[6]、終戦直後の混乱期のため、実効性に乏しく、戦災孤児らは未成年の兄弟だけで、あるいは同じ境遇の者と徒党を組んで生活せざるを得なかった。

一般に、戦災孤児は靴磨きで働いていたというイメージが残っているが実態は異なる。

これは、道具一式の準備に多額の費用がかかる他、靴墨代が高価だったためで、敗戦後から数年の間に靴磨きで生計を立てる戦災孤児は姿を消した。

多くの戦災孤児は、「貰い」(切符売り場などに立って釣銭をもらったり、待合室で弁当を食べている人から食べ物を貰う)で生きており、 その他、露店の手伝い、モク拾い(捨てられた煙草を集めて売る)、人夫仕事の手伝い、新聞売り、煙草巻き、焚火(暖をとるための焚火を起こして金をとってあたらせる)、外食券の転売、物あさり、紙屑拾い、切符売り、田舎廻り(都市周辺の農村を回って芋や米を貰い、それを都市部で転売する)、所場とりなどで生活した者もいる。

置き引き、万引き、かっぱらい、すりなどの軽犯罪に手を染めたものも多かったと言われている。

戦災孤児に手を差し伸べるものはほとんどなく、世間は戦災孤児を窃盗や恐喝をはたらく犯罪者だと見なした。

戦災孤児の餓死者は多く、中には自殺の道を選んだものもいる。

世間から冷たくあしらわれたことは、戦災孤児の間での強い結束感を生んだ。

このような集団では自然に「仁義」を貫くことが常識になり、やがて窃盗団を結成したり暴力団の下働きをする場合も少なくなかった。

このことが後の戦災孤児の保護について治安対策の要素を帯びる要因となっている。

浮浪児の数についてはいくつかの調査があるが、正確な数は把握できていない。

厚生省児童局養護課調「各種保護児童数調(1947年6月15日現在)」によれば、浮浪児は未収容者1,545人(男1,240人、女305人)、収容者4,080人(男3,135人、女945人)とされている。

一方、『日本社会事業年鑑 昭和22年版』によると、浮浪児は1946年7月末現在3,080人で、このうち施設に収容されていたのは1,514人だった。

また、1946年8月末現在「親類縁故収容施設等に収容保護されて」いる戦争孤児は2,837人(乳幼児433人、学童2,404人)とされている。

「全国所在地別引揚戦災孤児収容施設数及収容中引揚戦災孤児数」によれば、1946年12月10日現在、268カ所の施設に7,615人 (男子3,127人、女子1,787人、男女不詳2,701人)の植民地占領地引揚孤児が収容されていたとの記録もある。


インビジブル (2000年の映画)

2023年05月29日 10時33分28秒 | 社会・文化・政治・経済

5月29日午前1時35分からCSテレビのムービープラスで観た。

Hollow Man監督ポール・バーホーベン

脚本アンドリュー・W・マーロウ

原案ゲイリー・スコット・トンプソン
アンドリュー・W・マーロウ

製作アラン・マーシャル
ダグラス・ウィック

製作総指揮マリオン・ローゼンバーグ

音楽ジェリー・ゴールドスミス

撮影ヨスト・ヴァカーノ編集マーク・ゴールドブラッ

透明人間になり次々に犯行を重ねる男と、彼が起こす事件に立ち向かう人々を描く。

キャッチコピーは「姿は見えないが、殺意は見える」。

本作においては、「生物の透明化には既に成功しているが、元に戻すことが困難」と設定されている。CGによる透明人間の表現は以前の映像作品にも存在するが、本作では人体が「皮膚筋肉骨格→透明人間」と次第に透き通っていく過程を生々しく描いている。

可視化復元する血清も登場するが、それ以外で可視化する伏線として電気ショックの連続で一瞬、可視化する透明ゴリラのイザベルの蘇生シーンが序盤で描かれており、終盤ではスプリンクラーの水で全身が濡れた透明人間が登場人物を鉄パイプで殴ろうとして失敗、配電盤の電気に感電して人体模型のごとき半透明人間も登場する。

後年にクリスチャン・スレーター主演で続編『インビジブル2』が製作された。

原題は当初『インビジブル・マン』となる予定だったが、使用権の問題で変更された

ポール・バーホーベン監督『インビジブル』ネタバレ映画感想 ...

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インビジブル ケイン透明化 - YouTube
インビジブル ケイン透明化 - YouTube

日本では「ホロウマン」では日本の観客にわかりづらく、「透明人間」では今の時代に合わないとの判断から邦題を「インビジブル」とした

ストーリー

 
ケヴィン・ベーコン(2005年撮影)

天才科学者であるセバスチャンは、国家の極秘プロジェクトとして「生物の透明化とそこからの復元」を研究している。

彼と研究チームは、動物実験において既に透明化を成功させていた。

しかし、透明化した動物はその状態が長時間続くと精神に悪影響を及ぼし凶暴性が増大するうえ、復元の成功にも至っていなかった。

ある日、セバスチャンは透明化した動物の復元薬の開発に成功するが、更なる名声を求めてこの事を国家には報告せず、メンバーの反対を押し切り、自らの体で初となる人体実験を行う。

透明化は問題無く成功し、セバスチャンは透明人間の状態を楽しむ。

しかし、いざ復元となった段階で実験は失敗、メンバーが必死に研究に取り組む中、彼は透明のままに置かれる。

やがてその状態に苛立ちを募らせたセバスチャンは、自身が透明人間であることを悪用し、不法侵入レイプなどの犯罪行為に走る。

その際、彼は研究所内の自室に置かれたカメラに細工をするが、後に彼の無断外出がチームの知るところとなる。

チームは研究成果を国家に報告しようとするが、セバスチャンはこれに反対。更に研究チームの同僚で元恋人でもあるリンダが、同僚のマットと密かに交際していたことを知った怒りも加わり、ひいてはメンバーの殺害を企てる。

セバスチャンは、研究チーム外のプロジェクト関係者を殺害した後、研究所のセキュリティシステムから他のメンバーのIDを消去する。

閉じ込められたことに気づいたチームはサーモカメラでセバスチャンを追うが、リンダとマット以外のメンバーがセバスチャンによって殺される。

セバスチャンはマットに重傷を負わせ、リンダを冷凍室に閉じ込めた後、研究室を爆発させるように仕向ける。冷凍室から脱出したリンダはマットを救出し、脱走の手はずを整えたセバスチャンと対峙。

科学知識と機転を活かして彼に深手を負わせ、マットと共にエレベーターシャフトからの脱出を試みる。

仕掛けが作動しタイムリミットが迫る中、復活したセバスチャンが追い縋るが、リンダは彼を炎の中へと突き放し、マットとともに研究室から脱出する。

キャスト

役名 俳優  
   
セバスチャン・ケイン ケヴィン・ベーコン    
リンダ・マッケイ エリザベス・シュー    
マシュー “マット”・ケンジントン ジョシュ・ブローリン    
サラ・ケネディ キム・ディケンズ    
フランク・チェイス ジョーイ・スロトニック    
ジャニス・ウォルトン メアリー・ランドル    
カーター・アビー グレッグ・グランバーグ    
セバスチャンの隣人女性 ローナ・ミトラ    
ハワード・クレイマー博士 ウィリアム・ディヴェイン    

H.G.ウェルズ原作の「透明人間」を映像化したSFホラーである「インビジブル」シリーズ。

本作は『ロボコップ』や『トータル・リコール』で知られるポール・ヴァーホーヴェンによって新感覚のスリラー作品として描かれていて、“エログロ”の要素も伴って評価されています。

本記事では、そんな「インビジブル」シリーズ全2作のあらすじやキャストをまとめてご紹介します。

国家最高機密に属する研究プロジェクトを率いる天才科学者のセバスチャン・ケイン。

人間を透明にするというプロジェクトを進めていた彼は、ついに自らが実験台となる。

”透明の力”の虜になり、次第に行動がエスカレートしていくケインは、狂気へと暴走していくのだった……。

「インビジブル」シリーズ第1作目。

メガホンをとったのは『ロボコップ』や『トータル・リコール』で知られる、ポール・ヴァーホーヴェン。

主演はホラー作品として有名な『13日の金曜日』にも出演を果たしているケヴィン・ベーコンが務める。彼の怪演っぷりには目を見張るばかり。

ホラー作品ではあるものの“透明になる”お決まりの女性への悪戯など、遊び心のある演出にも注目したい。

 


 映画『ホイットニー・ヒューストン/スパークル』

2023年05月29日 10時12分49秒 | 社会・文化・政治・経済

5月28午後11時30分からCSテレビのムービープラスで観た。

解説

1976年のアイリーン・キャラ主演による同名作品のリメイクで、2012年2月に急死した人気歌手ホイットニー・ヒューストンの遺作となった音楽ドラマ。

モータウン全盛期の1960年代。シングルマザーのエマに育てられたシスター、ドロレス、スパークルの3姉妹は、ボーカルグループとしてスターの座を掴みつつあったが、ある事件によって解散へと追い込まれてしまう。

母の後押しを支えに、1人の歌手として舞台に立つことを決意するスパークルだったが……。

2012年製作/116分/アメリカ
原題:Sparkle

ホイットニー・ヒューストン/スパークル

 『ホイットニー・ヒューストン/スパークル』(Sparkle)は2012年のアメリカ合衆国の音楽映画。
監督はサリム・アキル、出演はジョーダン・スパークスとホイットニー・ヒューストンなど。
1976年の映画『スパークル(英語版)』のリメイクであり、1960年代に人気を博した黒人女性ボーカル・グループ「スプリームス」から着想を得たフィクションである。
で女優のホイットニー・ヒューストンの最後の映画出演作品であり、彼女の死後に公開された。

当初は女性歌手アリーヤ主演で準備が進んでいたが、彼女が2001年のセスナ機事故で急死したことで企画は頓挫、その後ジョーダン・スパークス主演で製作が再開された。

日本では劇場公開されず、2013年にDVDスルーとなった。

ストーリー
1960年代末のデトロイト。シスター、ドロレス、スパークルのアンダーソン3姉妹は、シングルマザーで厳格な母エマの目を盗んで歌手活動をしていた。

  • マネージャとなったスティックスの尽力もあり、やがて3人は実力が認められ、大手レコード会社との契約も目前となるが、長姉でリードヴォーカルのシスターが、恋人リーヴァイを捨て、人気コメディアンのサテンと婚約したことで事態は暗転する。

  • シスターはサテンからのDVと薬物依存で自滅、レコード会社との契約は立ち消えになる。

  • シンガーソングライターとして秀でた才能を持つ三女スパークルの才能を高く評価し、彼女を愛するスティックスはスパークルと結婚して、再起をはかろうと提案するが、スパークルはシスターの面倒を見るためにスティックスと別れる。

  • ところが、サテンはシスターの治療を許そうとせず、スパークルやドロレスにまで暴力を振るう。

  • そして激しいもみ合いの中、ドロレスはとっさにサテンを殴り殺してしまう。

  • シスターはドロレスの身代わりとなって逮捕される。

    ドロレスは医大に合格し、かねてからの希望通りに医師を目指す。

  • 一方、スパークルはソロ歌手として活動することを決意し、かつて契約しかけた大手レコード会社に積極的に売り込み、スティックスをマネージャとして呼び戻す。

  • はレコード会社との契約を賭けたショーに母エマを招待する。

  • 収監されているシスターに面会したエマはようやくスパークルの夢を認めて応援する。

  • スパークルは愛するスティックスと母が見守る中、ショーを成功させ、レコード会社との契約を勝ち取る。

    キャスト
    ※括弧内は日本語吹替

    スパークル: ジョーダン・スパークス - 音楽の才能に恵まれた女性。地味で真面目。
    エマ: ホイットニー・ヒューストン - スパークルの母。元プロ歌手。洋服店を経営。
    スティックス: デレク・ルーク - スパークルたちのマネージャ。
    サテン: マイク・エップス - 人気コメディアン。遊び人。
    タミー(シスター): カルメン・イジョゴ - スパークルの長姉。セクシー美女。
    ドロレス(ディー): ティカ・サンプター - スパークルの次姉。医師を目指す。
    リーヴァイ: オマリ・ハードウィック(英語版) - タミーの恋人。スティックスの従兄弟。
    ブラック: シーロー・グリーン - 人気歌手。
    音楽
    サウンドトラック(en:Sparkle: Original Motion Picture Soundtrack)

    「Celebrate」 - ホイットニー・ヒューストンが2012年2月11日に亡くなる前に録音した最後の曲。
    「His Eye Is on the Sparrow」 - ホイットニー・ヒューストンのゴスペル、映画予告編の教会シーンの曲。
    作品の評価
    Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「メロドラマ的で古めかしいことは否めないが、サリム・アキル監督の共感を呼ぶ演出と熱心なキャストの力強い演技のおかげで、『スパークル』は型通りの作品を超越したものに仕上がっている。」であり、93件の評論のうち高評価は57%にあたる53件で、平均して10点満点中5.73点を得ている[4]。 Metacriticによれば、28件の評論のうち、高評価は13件、賛否混在は13件、低評価は2件で、平均して100点満点中54点を得ている。

     


「まだ完璧とは言えない状態」と脇本雄太

2023年05月29日 09時54分59秒 | その気になる言葉
最終更新:netkeirin
 
「自転車との一体感をもう少し出したい」と話した古性優作

冷静な立ち回りで優勝した古性優作

敢闘門から表彰式に向かうパフォーマンスは自転車の逆乗り。

まるで、シルク・ドゥ・ソレイユか上海雑技団の曲芸のようだった。

これを見ていた松浦悠士も「あれは、すげぇ〜」と感嘆の声を上げていた。

 古性優作は「和歌山の全プロで勝った時も、これをやっている(笑)。来年、優勝した選手も、恒例のパフォーマンスにしてほしいね」。

 脇本雄太との別線での力勝負に関しては「走る前から楽しみしかなかった(笑顔)。

いつもと違う緊張感になったけど、松浦君の仕掛けを目掛けて踏み込んだ感じ。

普段は車間を空けて助走をつけてから仕掛けるけど、立ち遅れたのでラッキーだった。

どっちの3番手か苦しい選択を東口さんにはさせてしまったし、自分のラインを選んでもらい喜んでもらえれば。今回はイレギュラーなレースだし、また脇本さんの番手でしっかり仕事をしたい」。

 2週間後には、地元の岸和田高松宮記念杯が行われる。
「筋肉を高めると共に、自転車との一体感をもう少しだしたい。常に地元でGIがあるのは当たり前だとは思っていないし、今年も獲れるように仕上げたい」。(町田洋一)

8着に終わった脇本雄太「突っ張っても良かったけど

全プロ記念競輪・SPR賞レース後コメント "富山競輪">富山競輪「全プロ記念競輪in富山(F2)」は29日、最終日が終了した。

12レースのスーパープロピストレーサー(SPR)賞2~9着の選手に話を聞いた。(町田洋一)

■2着 稲川翔  古性君が強かったね。

初日は離れているので、抜くことより離れないことに専念していた。

追走に頭がいっぱいで、抜くことまで考えていなかった。ちょっと、もったいないね。

■3着 東口善朋  どっちの3番手を回るか賛否両論あったと思う。そこは深く考えて、間違えのない選択をしたつもり。

今の自分の脚力だと、ワッキーの3番手では千切れるので。それで古性君の3番手を選択した。

3角の山はきつかったし、新田君との併走もあったので、あれが精一杯でした。

■4着 松浦悠士  新田さんが車間を切ったので、そのタイミングで仕掛けた。

昨日、古性君をアテにする走りで情けなかったので、その反省の意味もあった。

どうあれ、今日も古性君の上手さと脚のあるレースになってしまい、超悔しい(苦笑)。

■5着 新田祐大  2車で新山君を援護しなくてはいけないから、難しい走りになると思っていた。

外に張れば内を掬われるし、それで車間を切った。

そのタイミングで松浦君に来られて対処出来なかったし決められたのも痛かった。

■6着 浅井康太  まずは脇本君を後方に置かないと勝負にならない。

新田君、松浦君の後ろにいて構えられたら、脚を余してしまう。

古性君が早めに仕掛けるイメージもあったので、あの位置で様子を見る感じになってしまった。

■7着 山田久徳  う~ん、緊張感はなかったですよ。

責任感のある位置だし脇本君任せ。また、これが良い経験になれば。

■8着 脇本雄太  突っ張っても良かったけど、このレースではないと思った。

G1なら違う選択があったかも…。

まだプラン通りにトレーニングは出来ていないし、完璧とは言えない状態。

高松宮記念杯まで2週間。

どれぐらい仕上げられるかは、まだ何とも。自分も若くはないし、34歳の自力選手なので(苦笑)。

■9着 新山響平  力を出し切れず終わってしまった感じ。

VTRで松浦さんの動きは確認してきましたが、途中までは想定通りの展開。

脇本さんは、スピードに乗ったところで仕掛けてくるのが一番の得意パターン。そうさせない組み立てを考えたけど、再考の余地がありますね。


今後の対中関係は、互恵主義へ

2023年05月29日 09時12分42秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼ロシアで独裁者を批判することは、自分だけなく、家族の命も危険にさらすこよとになる。

プーチン政権を批判しない音楽家を排除する欧米の風潮について「短絡的」と批判する。

「生まれた時から独裁社会に生きてきた人たちは、そのなかで適応する力を身につけています。身を守るために、無難な生き方をしているわけで、必死に生きて人たちを批判する権利は、西洋の人たちにはないと思います」NHK交響楽団の首席指揮者を務めたパーヴォ・やつヴィさん

▼「壁」が大きな意味をもつ

左と右に先鋭化する人たち。

昔は両方とももっと寛容があった気がするんだけど、お互いに受け入れない。日本もかなり右傾化しているというか、特にSNS(ネット交流サービス)ができてからそういう傾向が強いし―作家・村上春樹さん

▼グローバル化した経済的、文化的な依存関係が強まった世界で「大きな戦争は起きない」と思われたていたが、ウクライナへのロシアの侵攻で「この考えは崩れ落ちた」同

▼今後の対中関係は、互恵主義になっていくかもしれない―中林美恵子早稲田大学教授