仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

「地方活性化」と「若手落語家育成」の両方ができる手立て

2022年01月12日 | 修養

 落語会に行ってきた。

 小林市文化会館で行われた「三遊亭好楽・王楽 親子落語競演会」である。

 まず、このご時世に、地方で落語会を企画してくれる小林文化会館に感謝である。

 企画しても、どれくらいお客さんが入ってくれるかは分からない。

 それでも地域を元気づけようとしてくれる企画に感謝である。

 

 王楽さんが「時そば」をやった。

 初めは静かな笑いだったが、蕎麦を食べるシーンでは会場から笑いが起きた。

 さすがプロだと思ったのは、その観客の反応を見て、蕎麦の食べ方の繰り返しで笑いをとったところである。

 

 好楽さんは「風呂敷」をやった。

 面白かったが、爆笑とまではいかなかった。

 

 地方で落語会をするならば、提案がある。

 それは、「二つ目」の若手で面白い人を呼ぶ企画である。

 ご承知の通り、落語家には、3つの段階がある。

 「前座」「二つ目」「真打」である。

 この「二つ目」の中には、伸び盛りの若手がいる。面白い話をする若手がいる。

 しかし、なかなか仕事がない。

 自分達で「落語会」を企画する人もいる。

 

 そういう有望な若手を読んで落語会をすれば、地方の落語会はもっと盛り上がるのではないだろうか。

 しかも、若手の方々の収入源にもなる。

 

 有名な真打はお金がかかるが、二つ目の若手はそれほどかからないはずである。

 

 自分が地方の文化会館に勤務しているならば、寄席に行き、面白い「二つ目」の若手を探し、交渉をして、地方に来てもらうようにしたい。

 

 面白い落語を聞くことができるので、観客は喜ぶ。

 「二つ目」の若手は、収入アップになるし噺の修行にもなる。

 そこそこの「真打」を呼ぶよりも、あまり修行をしていないであろう「真打」を呼ぶよりも、伸び盛りの「二つ目」を呼ぶ方が面白いのではないかなあ。

コメント
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