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授業改善のための4+4のチェックポイント

2020年11月16日 | 学校経営
 宮崎県では、授業改善のために、4+4のチェックポイントを設定している。

 「個々の教師の授業に対するチェックポイント」の4つと「 学校の組織的対応に対するチェックポイント」の4つで、4+4のチェックポイントになる。

 それぞれ以下の通り。

 個々の教師の授業に対するチェックポイント

1 単元全体を見通した評価計画のもと、一単位時間の中で「めあて」と「まとめ」の整合性のある指導が行われているか?

2 指導内容が精選されており、テンポや間に配慮して授業を進めているか?

3 授業内容は子供の実態にマッチしているか?(平均をやや下回る子供も理解できる内容か?)

4 教師の指示や発問は的確で、子供に伝わっているか?(音量、話し方も)


 学校の組織的対応に対するチェックポイント

1 全国学テ、みやざき学テ、CRT、NRT等の学力テストを「分布」と 「経年変化」の視点から分析しているか?

2 子供の実態に基づき、単元末や学期末の「学びの見届け」や学年末の「学びの確認」により、定着や習熟を図る時間の確保が計画的に行われているか?

3 職員が相互に授業を気軽に参観し、評価し合う取組が行われているか?

4 学習の基盤となる態度や能力(相手の意見を聞く、わかりやすく話す、文章を速く正確に読み取る、ノートのまとめ方等)の育成を意識した取組がなされているか?


 いずれも当たり前の内容ではあり、良い授業をしている教師は心がけているポイントだと思う。

 どの学級、どの学校でも、これが徹底できれば、おのずと学力は上がっていくような気がする。

 ただ、まだまだ宮崎県の学力は、(全国学力テストなどの結果で見れば)上がってきているとは言えない。

 当たり前のポイントだけれども、徹底するのは難しいのだろう。

  

徹底するためには、次のような手立てが考えられる。

「研究授業をみる際の視点として活用する」

「職員研修における実践の柱として活用する」

「ポイントに照らし合わせて、現在の児童の実態を把握する(例えば、音読の速さ)」
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