もうすぐ建国記念の日である。
実は、今の子供達は、建国について学ぶ機会がない。
社会科の教科書にも建国は載っていない。
誰がいつ建国したのかを学ばないまま卒業することになる。
自分の国の建国くらいは知っておいて欲しい。
ということで、2月の全校朝会では、建国について話すことにした。
プレゼンテーションソフトで、文字やイラストを見せながら話す。
2月11日は何の日か知っていますか?
そうですね。建国記念の日です。
日本という国ができた日です。
1番初めの天皇が、国を作った日とされています。
ところで、世界には、200近い国があります。
1番古くからある国は、どこでしょうか?
「日本」「アメリカ」「中国」「イギリス」「アメリカ」などの声があがる。
国の長さを比べると、次のようになります。
(「日本」「デンマーク」「イギリス」「アメリカ」「中国」の文字を見せる。)
まずは、中国からです。
「中国4千年の歴史」という言葉もありますが、実は、建国してから74年です。(2023年の時点)
アメリカは、247年です。
イギリスは、少し長くて、957年です。
デンマークという国は、1123年です。
さて、日本は、何年でしょうか?
実は、
・・・2683年です。
この、プレゼンの画面からはみ出すくらいの長さです。
次のスライドは細かくて、少し分かりにくいかもしれないけれども、日本に注目してください。
他の国は、国の名前や仕組みが変わっています。
住む人たちがガラッと変わることもあります。
(「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」竹田恒泰(PHP新書)より)
日本は、ずっと日本なのです。
初めに天皇が国を作ってから、ずっと続いています。
ところで、「天皇」と「王」の違いを知っていますか?
「王」は、国や地方をまとめる人です。
それに対して、「天皇」は、その「王」をまとめる人です。
立場が違うんですね。
また、天皇のお仕事を知っていますか?
たくさんのお仕事をされていますが、とても大事な仕事の1つは、
「祈り」です。
国民の幸せを祈るのが、大事な仕事の1つになっています。
天皇は、国民のことを「大御宝(おおみたから)」と呼ばれるそうですよ。
国民は「宝」だと考えているのです。
さて、令和天皇は、126代目になるそうです。
平成天皇は、125代
昭和天皇は、124代です。
では、初代天皇、つまり、一番初めの天皇の名前を知っていますか?
宮崎市では、毎年秋には、お祭りをしていますよ。
初代天皇は、神武天皇です。
宮崎市では、「神武さま」のお祭りをしていますよね。
では、この神武天皇が生まれ育った場所はどこでしょうか?
そうです。ここ宮崎なんですよ。
天照大神(あまてらすおおみかみ)という神様の孫の孫なんだそうです。
だから、宮崎には、神様のお話がいっぱいありますよ。
宮崎は、「神話のふるさと」とも言われます。
「すずめの戸締り」という映画がありましたよね。
この映画の初めのシーンが、「宮崎のどこかではないか?」と、話題になっています。
新聞社の人が、映画を作った新海誠監督に聞いたそうです。
「初めのシーンは、宮崎ですか?」と。
そうすると、監督は、次のように答えました。
「はい、初めのシーンは宮崎です。」
「作品は、日本神話からインスピレーションを得ていて、宮崎は神話の始まりの場所だからです。」
このように答えたそうです。
主人公の名前は、「岩戸すずめ」ですよね。
この名前も、神話からつけれらたそうですよ。
興味がある人は、どんな意味かを調べてみてください。
もう一度言います。
2月11日は、「建国記念の日」です。
世界で一番歴史のある日本という国ができた日です。
神武天皇が国を作った日です。
その神武天皇の故郷は、ここ宮崎です。
図書館には、神話の本がこんなにあります。(と言って見せながら話す)
面白いお話がたくさんありますよ。
以上で、話を終わります。
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