仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

キャリア教育を壊す人、いかす人

2015年08月04日 | 仕事
 本日、キャリア教育の研修会があった。;

 キャリア教育とは何か?

 説明ではよく分からなかった。

 文部科学省によると、次のような定義がされている。

 「一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育」

 これもよく分からない。

 学校教育の活動は、すべて「一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てる」ことを目指している。

 と言うことは、学校教育のすべての活動は、キャリア教育と言うことなのだろう。

 文部科学省の資料には、次の言葉もある。

 「社会人として自立した人を育てる」

 キャリア教育を簡単に言うと、

 「社会人として自立した人を育てる」ために、「一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てる」と言うことかな?

 簡単すぎ?

 

 研修会で、様々な考え方や取り組みが紹介されるのを聞いていて感じたことがある。

 それは、「学校教育で、キャリア教育を活かすのも壊すのも教師次第だなあ」ということである。

 いくら立派な「キャリア教育」をしていても、指導する教師自身が、次のような態度を取っていたらぶちこわしである。

 ・ ため息をつく。

 ・ 表情が暗い。つらそうに仕事をしている。

 ・ 子供達に愚痴を言う。

 ・ 大変だ。大変だ。という言動を示す。

 つまり、「仕事は楽しくない。やりがいがない。生きるのはつらいことばかりである。」という態度を示していたら、どんなに立派なキャリア教育をしていても、ぶちこわしになる。いや、立派なキャリア教育をしていればなおさらマイナスだろう。

 キャリア教育を受けている子供達は、上のような態度を取る大人を見て、こう思うだろう。

 「頑張って大人になったら、あんなつらそうな仕事や生活が待っているの?大人になりたくないなあ。」

 だから、せめて子供の前では、上のような態度を取るべきではないと思う。



 仕事は大変であるが、やり遂げたときの達成感は、遊びや趣味の中では得られない。

 仕事の大変さを語るのも大切であるが、それを超えたところの達成感を語ることもなお重要であると考えている。



 「仕事は楽しい、やりがいがある。仕事を通して周りの人や社会に貢献できることは素晴らしいことである。」

 と、態度で示せるような教員でありたい。



 このブログのタイトルは、「仕事の道楽化」である。

 自分は年々仕事が楽しくなっている。仕事が道楽化しつつあるのでうれしい。

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