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教師の一言が大きな励ましになる・・・保護者ができる教師の活用法

2020年11月01日 | 家庭教育
 ある会社の社長は、社員の子供が入学する際に、ランドセルをプレゼントするそうである。

 そのプレゼントには、社長の次のようなエピソードがあったからである。


 終戦から間もない頃、当時あんパンが10円だった頃に、ランドセルは約2000円。

 社長の長男が入学するときにランドセルが買えず、将校用背嚢(はいのう:行軍の際に背負う方形のかばん)を持たせたそうである。

 駄々をこねる長男の後ろ姿を見送った。

 社長はさぞかしつらかったことだろう。

 ところが、その夜社長が家に帰ってくると、長男は「先生に一番立派だとほめられた。」と大喜びだった。

 先生の優しい気遣いに救われたそうである。

 その出来事から、社員に同じ悲しみを味わう家族を出してはならないとの思いで始めた「ランドセルのプレゼント」である。



 もし、教師の一言がなかったら、長男はずっと恥ずかしい気持ちで学校に通っただろう。

 しかし、一言のおかげで、その瞬間から、誇らしい気持ちで過ごせたことと思う。



 小学生のうち、特に低学年のうちは、教師の言葉は大きく影響する。

 前にもこのブログで書いたと思うが、この影響力を使わない手はない。

 家庭で、良いことがあったらほめる。

 そして、学級通信の返信欄などに、一言書くのである。

 「昨日は、うちの子は何も言わなくても洗濯物たたみの手伝いを始めていました。この調子で続けてもらいたいです。」

 「昨日は、玄関の靴並べを進んでしていました。最近、進んで手伝いをしています。」
 
 これだけ書いていれば、勘のいい教師ならばきっと学校でもほめてくれる。
    
 教師の一言で、良い行動が強化される場合がある。

 ただ、くれぐれも、「叱って下さい。」は、やめた方がよい。教師と子供の人間関係が崩れる場合がある。
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