ベジタリアンというと、肉を食べないひとをさすことばですが、
牛乳や卵は食べるというひとも含まれるようです。
なので、肉も卵も牛乳も(魚も)いっさい食べないひとをさすことばとして、
ヴィーガンということばがあります。
穀物、野菜、豆、果物だけを食べるひとです。
ひとがヴィーガンになる理由をまとめると、
1.からだにいい、
2.動物を殺すのがいやだ、
3.環境をこわさないため、
といったところです。
私(運営委員H)が
ハワード・F・ライマンとグレン・マーザの
『まだ、肉を食べているのですか』(三交社、1600円+税)
を読んで驚いたのが、
食肉の生産のために、どれほど自然がこわされているか、
ということでした。
食肉の生産は自然を酷使します。
たとえば、1エーカー(4000㎡)の農地があれば
ジャガイモだと4万ポンド、
ニンジンならば3万ポンド、
トマトなら5万ポンドが獲れますが、
牛肉だとわずか250ポンドです(52ページ)。
つまり牛はものすごくたくさんのエサを食べるということです。
たとえばその肉牛が草を食べつくして、
アメリカの草原はほとんど砂漠化しています。
それでも牛のエサの3パーセントしかまかなえません。
あとはエサ用に育てた作物があてがわれます。
そしてアメリカの農地の85パーセントは、
そのエサ用作物の栽培にあてられています
(そのうちの3分の2は輸出用ですが)。
著者のライマンは、
4代続いた酪農家でしたが、
化学農法による酪農のゆきづまりと、大病をきっかけに、
酪農をやめて有機農家になり、
ヴィーガンになり、
アメリカにおける有機農業拡大の運動の先頭にたつようになります。
そうした一代記としてもおもしろく読めた本でした。
牛乳や卵は食べるというひとも含まれるようです。
なので、肉も卵も牛乳も(魚も)いっさい食べないひとをさすことばとして、
ヴィーガンということばがあります。
穀物、野菜、豆、果物だけを食べるひとです。
ひとがヴィーガンになる理由をまとめると、
1.からだにいい、
2.動物を殺すのがいやだ、
3.環境をこわさないため、
といったところです。
私(運営委員H)が
ハワード・F・ライマンとグレン・マーザの
『まだ、肉を食べているのですか』(三交社、1600円+税)
を読んで驚いたのが、
食肉の生産のために、どれほど自然がこわされているか、
ということでした。
食肉の生産は自然を酷使します。
たとえば、1エーカー(4000㎡)の農地があれば
ジャガイモだと4万ポンド、
ニンジンならば3万ポンド、
トマトなら5万ポンドが獲れますが、
牛肉だとわずか250ポンドです(52ページ)。
つまり牛はものすごくたくさんのエサを食べるということです。
たとえばその肉牛が草を食べつくして、
アメリカの草原はほとんど砂漠化しています。
それでも牛のエサの3パーセントしかまかなえません。
あとはエサ用に育てた作物があてがわれます。
そしてアメリカの農地の85パーセントは、
そのエサ用作物の栽培にあてられています
(そのうちの3分の2は輸出用ですが)。
著者のライマンは、
4代続いた酪農家でしたが、
化学農法による酪農のゆきづまりと、大病をきっかけに、
酪農をやめて有機農家になり、
ヴィーガンになり、
アメリカにおける有機農業拡大の運動の先頭にたつようになります。
そうした一代記としてもおもしろく読めた本でした。