小幡 尚
大根が発芽した後、「防護柵」の補強に取り組みました。竹の支柱を増やし、市販の防護ネットを買い足し、それまでの1重から3重の網に強化したのです。気休めの域を出ないかもしれませんが、少しは「けもの」が入ってきにくくなったように思いました。
緑色のネットに囲まれた畑で、挑戦2年目の大根は順調に育っていきました。芽がある程度大きくなった段階で、間引きに着手しました。1年目はこれがよく分からず、生やすに任せていたのです。それを反省し、できるだけまめに間引くようにしました。
また、この頃には、谷川徹さんに教わったやり方を実行し、液肥を施すようにしました。バケツに鶏糞と水を入れておき、その液をさらに薄めて撒く、というものです。
大根が育つにつれ、抜き菜を収穫することができるようになりました。正直なところ、畑を始めるまで「抜き菜」という言葉を知りませんでした(この言葉、『広辞苑』には載ってません!)。大根の抜き菜は、たっぷりと食べることができました。じゃこ炒め、ふりかけ、納豆にいれたりと、いろいろ活用することができました。
抜き菜を楽しんでいるうちに、大根だとわかる白い根ができ始めました。間引いた小さい大根でも、雑味がなく、素直な味であることが分かりました。そのうち、小振りながら大根が収穫できるようになりました。市販のものと異なり、葉はかなり虫に食われていましたが、十分に立派な「作物」に見えました。
大根が発芽した後、「防護柵」の補強に取り組みました。竹の支柱を増やし、市販の防護ネットを買い足し、それまでの1重から3重の網に強化したのです。気休めの域を出ないかもしれませんが、少しは「けもの」が入ってきにくくなったように思いました。
緑色のネットに囲まれた畑で、挑戦2年目の大根は順調に育っていきました。芽がある程度大きくなった段階で、間引きに着手しました。1年目はこれがよく分からず、生やすに任せていたのです。それを反省し、できるだけまめに間引くようにしました。
また、この頃には、谷川徹さんに教わったやり方を実行し、液肥を施すようにしました。バケツに鶏糞と水を入れておき、その液をさらに薄めて撒く、というものです。
大根が育つにつれ、抜き菜を収穫することができるようになりました。正直なところ、畑を始めるまで「抜き菜」という言葉を知りませんでした(この言葉、『広辞苑』には載ってません!)。大根の抜き菜は、たっぷりと食べることができました。じゃこ炒め、ふりかけ、納豆にいれたりと、いろいろ活用することができました。
抜き菜を楽しんでいるうちに、大根だとわかる白い根ができ始めました。間引いた小さい大根でも、雑味がなく、素直な味であることが分かりました。そのうち、小振りながら大根が収穫できるようになりました。市販のものと異なり、葉はかなり虫に食われていましたが、十分に立派な「作物」に見えました。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年2月号より転載しました。