昨日、在来蕎麦たがたで
「オクシズの夕べ 第5回 梅ヶ島の山の恵を楽しむ会」が開かれました。
わさびと蕎麦をテーマに、梅ヶ島の在来作物について学びました。
梅ヶ島は、静岡市の水源地。
水がきれいなので、わさび農家が7~8軒あります。
杉山農園さんは、2軒だけある専業わさび農家のお一人です。
わさびのお話を伺ったあと、杉山さんのわさびをいただくところから
お料理がスタートします。
●杉山農園さんのわさび(葉、茎、根)
葉っぱを生で食べたのは初めて。
青臭い香りがして、辛みはほとんど感じません。
茎は、噛むほどに辛みがじわ~。
根っこは、奥歯で噛みしめます。
辛みと土臭さが一緒になって、野趣あふれる味です。
●やつがしらのわさび漬けのせ
わさび漬けも、杉山農園さんのもの。
藤枝の銘酒 喜久酔の酒粕を使っています。
余分な味付けがされていないので、
わさびの辛みとやつがしらのほっこりした甘みを感じることができます。
●杉山農園さんのこんにゃくと原木しいたけ
木灰づくりのこんにゃくは、オリーブオイルと塩でいただきます。
さっと焼いた原木しいたけは、黄身ソースで。
シンプルな食べ方ですが、食材そのものに手間がかかっているので、
感動の味です!!
ここからは、いよいよお蕎麦の登場です。
新田稲荷神社の初午祭では、蕎麦の入ったお吸い物がお供えされるほど、
蕎麦は梅ヶ島の人々の暮らしと密接なつながりを持っています。
右の方は、梅ヶ島在来蕎麦を発見した市川さん。
そして、初公開!!
●梅ヶ島在来蕎麦(十割蕎麦)
噛むほどに、滋味深さ、甘み、うまみを感じます。
塩をつけなくても、おいしいです。
そして、このお蕎麦を打ってくださったたがたさんも、
今回、初めていただくそうです。
おいしさを噛みしめるたがたさん。
●5%だけ小麦粉を混ぜた梅ヶ島在来蕎麦を温かいお汁で
おだしは、かつお、宗田かつおのだしに焼き干しアマゴを入れて、
20分煮出したもの。
●ちゅるりん麺(足久保の在来茶を混ぜた麺)、大山鶏、杉山農園のわさび
梅ヶ島の恵を存分に堪能できた1時間30分でした。
東京からも日帰りで楽しめるところにあります。
新幹線+レンタカーでぜひ、お出かけください。
ありがとうございました。
残りの葉っぱや茎を軽く塩もみして、浅漬け状態にして食べてました
酒粕で和えることも・・・
ツーンと鼻に抜ける優しい辛さが、クセになる味でした
野良わさびは、山わさびのことですね。
茎や葉っぱは、塩もみをすると辛みが出てきて、
鮮烈なおいしさですよね。
わさびの葉や茎の浅漬けや三杯酢和えを食べると、
春が近いなぁとうれしくなります。(*^^*)