今日ご紹介するのは2年ぶりですね、ヤロン・ヘルマンの新作『Songs Of The Degrees』。
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Songs Of The Degrees |
ヤロン・ヘルマン・トリオ | |
Universal Music Division Decca Records France |
1. Our Love
2. Kinship
3. Song of the Degrees
4. Still Awake
5. Upside Down
6. Traveling Light
7. The Hero With a Thousand Faces
8. From the Sun
9. Shadow Walk
10. Crazy Cat
11. Just Being
Yaron Herman(p)
Sam Minaie (b)
Ziv Ravitz(ds)
メンバーは盟友ジヴ・ラヴィッツと、初じゃないかな?ティグアン・ハマシアンと共演でお馴染みのサム・ミナイエ。
チャーリー・ヘイデンに師事していたそう。
早いものでヘルマンがBLUENOTEに移籍して5年目の3作目。
それまでのACT盤ではしっとりとキレイめなメロディーを中心に据えていましたが、BLUENOTEでは新しいヘルマン像を確立。
エレクトロの導入にも積極的で、個人的には好きな展開でした。
で、今回ですが完全に原点回帰でしょうね。
恐らくは前2作で挑戦できたことを踏まえての、自身の成長度合いを探る作品と言えるのではないでしょうか。
ピアノのタッチの流麗さは変わらず。
ミナイエのソロからの作品もあり相性に問題なし。
ラヴィッツについては私は軽やかなタッチが好きなんですが、それだけではなくシッカリと叩く部分も今回は多いと思います。
5曲目あたりが特に良いと感じました。
さてイスラエルジャズも今年も絶好調で、ECMからはアヴィシャイ・コーエン(tp)もリリース予定ですし、オメル・クライン(p)も3月には新作出ます。
オメル・アヴィタルとヨナタン・アヴィシャイのデュオも3月に京都に来日(でも月曜なので行けない・・・)。
楽しみですね。