珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

2017年スタート、GRFさん宅訪問

2017-01-09 14:23:24 | オフ会
2017年がスタートしました。結局、冬休みの8日間、横浜方面は晴天続きとなりました。休み明けは初日は新年挨拶、方針説明が中心、2日目は京都方面への出張でした。その後3連休ですから、仕事の本格的再開は明日から、ということになります。この3連休はGRFさん宅訪問、K&Kさんご夫妻との丹沢縦走を予定していました。残念ながら8日、9日は悪天が見込まれ、登山は延期となりました。予報通りとなったので判断は正しかったと思います。関東にとっては乾燥を和らげる恵みの雨となりました。GRFさん宅は1年ぶりです。ご一緒は先日お越しいただいたpat_mthny7205さんです。

この冬休み、夕空に輝く金星を見る機会が多かったです。1月2日は三日月と金星が接近しました。


6日は京都日帰り出張でした。帰りは京都駅近くの、すき焼で軽く一席持ちました。ずっと若い後輩がリーズナブルなお店を見つけてくれました。先にプライベート旅行で来たばかりですが、冬の京都は、何度訪れてもいいものです。新横浜に着く頃にはすっかり酔いも醒めました。


GRFさん宅への移動は、3年半前と同じく、pat_mthny7205さんの車でした。阿佐ヶ谷のカフェで時間調整したことなど、昨日のように憶えています。当時、その後の私自身の関西行は想像できませんでしたから、光陰矢の如しです。3年半前の記事に、T4をずっと前に置いた平行法の実験の様子がありました。現在のTroubadour 80との組み合わせの原風景でしょうか。途中、pat_mthny7205さんの案内で千歳烏山のラ・ヴィエイユ・フランス本店に寄りました。自宅用に焼き菓子を調達しましたが、GRFさん宅でもこちらの名物のエクレアをいただくことに・・・。千歳烏山はケーキ屋さんの激戦地のようです。


11時前に到着し、車好きのお二人の談義が落ち着いたところで、和室へ移動しました。いつもの光景ですがラックのラインナップには多少変化がありました。最上流はクロック改造の入ったSONYのMS-1で、以降、新顔のMola Molaのプリアンプ→是枝さんパワーアンプ→ユニコーンの流れです。


この日、和室およびGRFのある部屋で活躍したオランダMola MolaのプリアンプMAKUAです。Mola Molaとは魚のマンボウのことだそうです。すっきりしたデザインは音にも通ずるものがありました。このプリアンプにはフォノイコとDACの組み込みが可能です。EMMよりはリーズナブルといっても、値は値です(苦笑)。


クラシック、ジャズ、昭和歌謡の流れでかけていただきました。各種の管楽器の鳴らし分け、第2ヴァイオリンの大切さ、コントラバスの低音と高調波成分の時間ずれなど、オーケストラ再生のポイントを解説いただきました。勿論、モノにできるか否かは我々次第です。


1時間半ほど聴いたところでランチへ。この3月に閉まってしまう洋食屋さんへ向かいました。私が選んだのはガーリックの効いたポークソテーの定食です。付け合わせの人参、ジャガイモ、スパゲッティと共にがっつり、いただきました。こうして一つ一つ、昭和の味が無くなっていきますね。


午後はGRFのある部屋へ移動しました。例によってモノラル音源でTroubadour 80の位置調整を行い、午後の部スタートです。お腹いっぱいの後のクラシックにうつらうつらしつつ・・・失礼しました。Troubadour 80+TW3は完成形と伺っていましたが、床を這う複雑な配線は実験室さながらです。


Mola Mola導入以後、GRFさんがアナログ盤を聴き直されていることは、ブログにある通りです。この日もプレイヤー2種、カートリッジ3種、さらにMAKUAでのイコライザーカーブ設定を組み合わせて、音の違いを実演いただきました。面白いように表情が変わります。昨年コーナー型GRFでアナログを聴かせていただきましたが、音場はそれより後方に展開します。フランク永井は昨年よりすっきりした印象ですが、設定次第で濃く、薄くはできるようです。こちらの部屋ではまず掛からない岩崎宏美は「万華鏡」をリクエストさせていただきました。大空間に個々の音が配置される様子が、新鮮でした。


最後はMAKUAをCDプレイヤー側に移動し、再びデジタル再生です。この音は個人的にはとても気になりました。ジャック・ルーシェのピアノ、カンターテドミノのハーモニー(きよしこの夜)では、空間に満ちては消える美音に浸りました。圧巻だったのは、ピリシュのモーツァルト幻想曲です。一音一音の訴求力に参りました。やっぱり細部に宿るんですね。システムの完成度も勿論あるのでしょうが、同時にMAKUAのポテンシャルを感じました。この日のサウンドの印象は「澄」でしたが、マンボウの貢献は大きかったように思います。狭スペース派としては、プリアンプへのオールイン化にも魅力を感じます。


私が持ち込んだ唯一の音源です。Apple Mmusicで気に入ってⅥを購入したばかりなのですが、シリーズⅠ~ⅥをすべてGRFさんはお持ちとのことでした(笑)。歌よし、サウンド良しで、楽しめます。お願いした「コーヒールンバ」以外にも沢山掛けていただきました。


楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。お約束の夕刻となり散会としました。少しずつ日が伸びていること感じながら杉並のお宅を後にしました。GRFさん、正月明け早々の訪問でお邪魔いたしました。完成形のサウンド共に次への展望もいただけたような・・・。pat_mthny7205さん、行き帰りの運転ありがとうございました。久しぶりのGRFさんのサウンド、楽しまれたご様子でした。上手く表現できませんが、ほっこりと余韻が残る1日となりました。自宅に戻ってから、この日掛かった音源の復習です。音そのものは比較にはなりませんが、2017年のオーディオライフ、好スタートを切れたことは間違いありません。

というわけで、今年もよろしくお願いします。
コメント (2)
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