8月6日の日曜日は、ご近所のそねさんのお宅でのオフ会でした。オフ会のメインイベントはPCトランスポートの比較です。今回初対面となるMFさんが持ち込むトランスポートと、そねさんのトランスポートとの直接比較、というわけです。philewebの日記を通じて、MFさんのご活躍は存じていました。厚木のHarubaruさん、赤羽のいたちょうさんのPCオーディオ導入には、MFさんの相当な貢献があったようです。そねさん自身も、べルウッドさんのお宅でMFさんのトランスポートの魅力に触れ、今回の自宅試聴に至りました。ご法度である持ち込みも、あくまでもオーナーの了解の下、ということになります。
そねさんのお宅は約1年ぶりになります。昨年の5月、6月とお邪魔させていただきました。6月の段階で2Way SPの完成度が上がったことを、そねさんをはじめ、同席したべルウッドさん、Harubaruさんと確認したことは記憶に新しいです。その後、大きなシステム変更はないようでした。philewebの日記において、そねさんご自身が書かれていますが、昨年7月に耳の調子を悪くされました。まさしく訪問の直後です。音場表現含むクラシック音源の再生が難しくなり、現在はヴォーカルを中心に聴かれているそうです。そのような経緯もあり、この日使用したSPは、後方のピエガではなくイーディオ製の小型2WaySPです。
前回、MSB テクノロジーのDAC-Ⅳ Signatureはアンプ群と共に前方に配置されていましたが、今回はリスポジ横のラックに収まっていました。結局この日はDAC以降は全く共通にして、デジタル入力2系統を入れ替えて比較する、いわゆるガチンコ対決となりました。
横濱音羽製作所のパワーアンプAL3886FMC×2台の前段に、アッテネーターが入っていました。これは昨年からの変化点でしょうか?音量調整はこちらで行います。最初の訪問時に比べると、システム全体の見た感じがすっきりしましたね。
さて、本日の目玉、MFさんのPC群です。全部で3台あります。前線で音楽信号を送るオーディオPC、再生を司るコントロールPC、それに音源を格納するPCです。全てファンレスで同じ筐体、縦置きです。これで3台の必要性を、ようやく実感できました。
各PCへ米国のHDPLEX 200Wリニア電源から、一括してDC電源を供給します。つまりPC本体のACインレットは不使用です。このリニア電源、電圧調整できるのも魅力です。拙宅のようDC電源を個別に用意するよりずっとスマートですね。
オーディオPCからUSB経由で音楽信号を受け取るのが、iFi AudioのUSB-DDCです。JPLAYにおいてDAC Link 700Hz(できるだけ短い時間間隔で刻んで音楽信号を送る)を使う場合には、対応可能なUSB-DDCが必要になります。
最初にそねさんのトランスポート、続いてMFさんのトランスポートで聴きました。途中、そねさん自身が気になる曲については、再度トランスポートを戻して確認です。音は随分変わりましたね。3人とも捉え方は一緒だったように思います。音像のシャープさ、低音の解像度、高音のすっきり感、音の配置のわかりやすさ、においてMFさんのトラポが勝っている印象です。「高音のにごり、付帯音が更に無くなった」とはそねさんの弁です。こういった音の積み重ねが音楽の印象に影響するので、敢えて音に拘った会も楽しい!となります。あらためて最上流の影響の大きさを聴感しました。
MFさんのトランスポートは、MFさんの中でもかなり追い込んだ仕様です。キャッシュメモリを増やし、その分クロックを落とした点が肝だったようです。オフ会中はコア、キャッシュ、クロック、電源、鉛テープ、USBカード、縦置き・・・いろんな用語が飛び交っていました。自作派にとってCDプレイヤーはその対象外でしたが、ファイル再生の波の中で、トランスポートに限っては道が開かれました。MFさんの解説は何より丁寧で、この世界が決してオカルトではないことも実感しました。いかにノイズを発生させないか、伝えないかに集約されるということでしょうか。
そねさんは既にベルウッドさん宅で音の片鱗を聴かれており、JPLAYの個性を再確認したご様子。今後の、そねさんのPC再生の行方は気になるところです。なおJPLAYで音の全て決まるわけでありません。イーオーディオの2Way SPが醸し出す、やや乾いたすっきりサウンドは健在でした。しっかりと「そねさんの音」も楽しみました。昨年の九州遠征ではJPLAYの稠密な音が印象に残りましたが、本日の音とも異なります。ノイズフロア下げ、いわゆるデジタル臭を消したその先に、各人の個性的なサウンドが花咲く・・・そんな状況になっているんだろうと想像しました。
MFさんからは拙宅への持ち込みの提案がありました。この夏休みはLinuxのlight MPD2台使いにトライする予定であり、保留にさせていただきました。NASをPCと考えれば、Linux2台使い+複数NASも、志向は同じ?ともあれ、PC再生派の仲間として引き続き情報交換させていただければ嬉しいです。そねさん、MFさん、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
そねさんのお宅は約1年ぶりになります。昨年の5月、6月とお邪魔させていただきました。6月の段階で2Way SPの完成度が上がったことを、そねさんをはじめ、同席したべルウッドさん、Harubaruさんと確認したことは記憶に新しいです。その後、大きなシステム変更はないようでした。philewebの日記において、そねさんご自身が書かれていますが、昨年7月に耳の調子を悪くされました。まさしく訪問の直後です。音場表現含むクラシック音源の再生が難しくなり、現在はヴォーカルを中心に聴かれているそうです。そのような経緯もあり、この日使用したSPは、後方のピエガではなくイーディオ製の小型2WaySPです。
前回、MSB テクノロジーのDAC-Ⅳ Signatureはアンプ群と共に前方に配置されていましたが、今回はリスポジ横のラックに収まっていました。結局この日はDAC以降は全く共通にして、デジタル入力2系統を入れ替えて比較する、いわゆるガチンコ対決となりました。
横濱音羽製作所のパワーアンプAL3886FMC×2台の前段に、アッテネーターが入っていました。これは昨年からの変化点でしょうか?音量調整はこちらで行います。最初の訪問時に比べると、システム全体の見た感じがすっきりしましたね。
さて、本日の目玉、MFさんのPC群です。全部で3台あります。前線で音楽信号を送るオーディオPC、再生を司るコントロールPC、それに音源を格納するPCです。全てファンレスで同じ筐体、縦置きです。これで3台の必要性を、ようやく実感できました。
各PCへ米国のHDPLEX 200Wリニア電源から、一括してDC電源を供給します。つまりPC本体のACインレットは不使用です。このリニア電源、電圧調整できるのも魅力です。拙宅のようDC電源を個別に用意するよりずっとスマートですね。
オーディオPCからUSB経由で音楽信号を受け取るのが、iFi AudioのUSB-DDCです。JPLAYにおいてDAC Link 700Hz(できるだけ短い時間間隔で刻んで音楽信号を送る)を使う場合には、対応可能なUSB-DDCが必要になります。
最初にそねさんのトランスポート、続いてMFさんのトランスポートで聴きました。途中、そねさん自身が気になる曲については、再度トランスポートを戻して確認です。音は随分変わりましたね。3人とも捉え方は一緒だったように思います。音像のシャープさ、低音の解像度、高音のすっきり感、音の配置のわかりやすさ、においてMFさんのトラポが勝っている印象です。「高音のにごり、付帯音が更に無くなった」とはそねさんの弁です。こういった音の積み重ねが音楽の印象に影響するので、敢えて音に拘った会も楽しい!となります。あらためて最上流の影響の大きさを聴感しました。
MFさんのトランスポートは、MFさんの中でもかなり追い込んだ仕様です。キャッシュメモリを増やし、その分クロックを落とした点が肝だったようです。オフ会中はコア、キャッシュ、クロック、電源、鉛テープ、USBカード、縦置き・・・いろんな用語が飛び交っていました。自作派にとってCDプレイヤーはその対象外でしたが、ファイル再生の波の中で、トランスポートに限っては道が開かれました。MFさんの解説は何より丁寧で、この世界が決してオカルトではないことも実感しました。いかにノイズを発生させないか、伝えないかに集約されるということでしょうか。
そねさんは既にベルウッドさん宅で音の片鱗を聴かれており、JPLAYの個性を再確認したご様子。今後の、そねさんのPC再生の行方は気になるところです。なおJPLAYで音の全て決まるわけでありません。イーオーディオの2Way SPが醸し出す、やや乾いたすっきりサウンドは健在でした。しっかりと「そねさんの音」も楽しみました。昨年の九州遠征ではJPLAYの稠密な音が印象に残りましたが、本日の音とも異なります。ノイズフロア下げ、いわゆるデジタル臭を消したその先に、各人の個性的なサウンドが花咲く・・・そんな状況になっているんだろうと想像しました。
MFさんからは拙宅への持ち込みの提案がありました。この夏休みはLinuxのlight MPD2台使いにトライする予定であり、保留にさせていただきました。NASをPCと考えれば、Linux2台使い+複数NASも、志向は同じ?ともあれ、PC再生派の仲間として引き続き情報交換させていただければ嬉しいです。そねさん、MFさん、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。