長女が子供をつれてやってきた。車で15分だから一緒に住んでいるようなものだが妻にとっては疲れはするが楽しいひと時。長女は4歳、春から幼稚園、去年生まれた長男は4カ月、ともに健やかに育っている。今日は桃の節句とてみんなでやってきた。先日苦労してつくった雛飾りが本番を迎えた。
節句というのは季節の節目に身体の穢れをお祓いするために平安時代からあったらしい。人日(1月7日、七草がゆ)、上己(3月3日、桃の節句)、端午(5月5日、端午の節句)七夕(7月7日、七夕祭り)、重陽(9月9日、菊の節句)の5つ。桃の節句は女の子に災難がふりかからないようお雛様が身代わりになってくれる、厄除けの守り神としての意味から流し雛の儀式が行われたのが起源とのこと。それが時代の変遷とともに雛飾りをして、女の子の健やかな成長を願う行事として現在にひきつがれているのだが住宅事情や時代の喧騒感の中で、その良さが見失われがち。
チラシ寿司やハマグリの吸い物、デザートにいちごなどが雛祭りの定番料理。昔からのしきたり、行事を家族でおこない、子供の成長を確認できる幸せ感というものを、もっと見直すべきであると最近とくに思うことしきりである。